ブラームス 「運命の女神の歌 Op. 89」 「Brahms: Choral Music」より | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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昨日ブルックナーを聴いたので今日は、と言うような意味では全くなかったのですが(笑)、今日は「Brahms: Choral Music」と言うアルバムを聴きました。しばらく前にiTunesで見つけダウンロードしていたのですが聞き忘れたままになっていたようでした。

 

演奏はアントニー・ヴィット指揮ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 & 合唱団。アルバムに収録されている曲はアヴェ・マリア Op. 12、埋葬の歌 Op. 13、アルト・ラプソディー Op. 53、運命の歌 Op. 54、哀悼の歌 Op. 82、運命の女神の歌 Op. 89 の6曲てす。ブラームスは数多くの合唱曲を作曲していますがその代表的な作品が網羅されているといった感じです。

 

私にとっては「哀悼の歌(Nanie) Op. 82」が一番懐かしい曲でもあり気になる曲でもあるのですが、ここに収められた6曲はどれも聴き応えのある名曲で大作「ドイツ・レクイエム」を加えたこれらの合唱曲を聴くと交響曲や室内楽などの名曲ともまたひと味違ったブラームスという作曲家の本質が見えてくるような気がします。

 

アルバムの最後の曲「運命の女神の歌 Op. 89」を冒頭に掲載しました。オーケストラの迫力。合唱の感情のこもった歌いぶり

。聴き応えのある演奏でした。

 

「『運命の女神の歌』(うんめいのめがみのうた、独: Gesang der Parzen)作品89は、ドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスによって作曲された混声合唱とオーケストラのための楽曲。
ゲーテによる戯曲『タウリス島のイフィゲーニエ』の詩を使用した[1]単一楽章の楽曲。1882年に作曲され、同年12月10日にスイスのバーゼルにおいて初演された後、1883年に出版された。
混声六部合唱(アルトとバスがそれぞれ2つに分かれる)とオーケストラのための楽曲。オーケストラの編成は、フルート2(持ち替えでピッコロ1)、オーボエ2、B管クラリネット2、ファゴット2、コントラファゴット、D管ホルン2、F管ホルン2、トランペット2、アルトトロンボーン、テナートロンボーン、バストロンボーン、チューバ、ティンパニと弦楽合奏である。」(Wikipedia 運命の女神の歌 より)

 

こちらからアルバム「Brahms: Choral Music」全曲聴くことができます。

 

 

 

Brahms: Chroal Music

ブラームスの合唱作品と言えば、まず最初に頭に浮かぶのが「ドイツ・レクイエム」ですが、彼は他にも素晴らしい合唱曲をいくつも書いています。彼が最初に合唱曲を書いたのは1957年の時。ここに収録されたアヴェ・マリアになります。その後、1863年にウィーンのジンクアカデミーから指揮者としての招聘を受け、聴衆受けのするバッハのカンタータや自らの「ドイツ・レクイエム」を初演しつつ、合唱の素材をものにし、素晴らしい作品を創り上げていくことになります。その後に書かれた「アルト・ラプソディ」(ゲーテの『冬のハルツ紀行』の断章)や、「運命の歌」での荘厳さはブラームスでなければ書けない深い世界が広がります。また画家フォイエルバハの追悼のために書かれた「悲歌」は悲しみに満ちた内容でありながらも、優しさと希望の光にも満ちた美しい音楽です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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