コリン・ディヴイス指揮 モーツァルト「戴冠ミサ曲」瑞々しく艶やかなジョン・オールデイズ合唱団の声 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

Amazon Music Unlimitedで、コリン・ディヴイス指揮のモーツァルトの「ハ短調ミサ曲」「戴冠ミサ曲」「レクイエム」がカップリングされたアルバムの音源を見つけ、まずは「戴冠ミサ曲」から聴き始めました。

 

昨日投稿した記事の終わりに書きましたブーレーズの「運命」の後ろに収録されていたカンタータ「海の静けさと幸ある航海」の演奏がとても印象に残り、特にジョン・オールデイズ合唱団(以前にフォーレの合唱曲集で取り上げたことがある合唱指揮者ジョン・オールディスが創設した合唱団、だと思います。)の声がもの凄く気に入ってしまったものですからジョン・オールデイズ合唱団で検索して調べてみるともの凄く多くの録音があることが分かりました。数多くのオペラがありますし宗教曲の大作も多く、1970年代から80年代にかけてロンドン交響楽団、ロンドン・フィル、フィルハーモニア管弦楽団、BBC交響楽団などと数え切れないほど共演を重ねている合唱団だったようです。(1990年に活動停止、とのこと。)

 

多くのディスコグラフィーの中からまず聴きたいと思ったのがコリン・ディヴィス指揮による「戴冠ミサ曲」と「レクイエム」でした。

 

アルバムは「ハ短調ミサ曲」を含む3曲、でしたが「ハ短調ミサ曲」は別の合唱団(ロンドン交響合唱団と記載されています。)でしたので、今日は「戴冠ミサ曲」から。

 

これが音楽のはじめから素晴らしい演奏でした。コリン・ディヴィスは少し速めかなというテンポ設定でしかし生き生きと音楽を紡いでいきます。少しも重苦しくなるところは無く、しかし決して軽薄なところなどみじんも無く、そこに再現されているのは青年モーツァルトの心からの歌であり、モーツァルトの本当の素顔なのでは無いか。そんな気がするほど自然に、活力に満ちた音楽。

そして、独唱者の歌も魅力的でしたがやはり期待を裏切らなかったのはジョン・オールデイズ合唱団、でした。精密なアンサンブル。そして伸びやかで魅力的な声。とくに女声パートの瑞々しく艶やかな声にはほとんど一瞬に魅了されてしまったほどでした。

 

ライヴラリーの中に私のとても好きな曲のひとつである「戴冠ミサ曲」の極上の演奏を加えることができた、今日はそれだけでとても満足な一日になりました。

 

 

Great Choral Works

 

 

 

 

 

そえだ信「臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい」

「掃除機探偵の推理と冒険」に続きこちらもよろしくお願いします。

4編の倒叙ミステリーからなる連作中短編集。ユニークなキャラクターが魅力的です!

 

ツイッターに感想がよせられています!

 

「昨日の予告通り、そえだ信 さんの『臼月トウコは援護りたい』の感想を、ブログにアップしました。 もうちょっと素直に読んでも良かったかも、という気もしないでも無いですが、私のようなヒネクレ者にも楽しめる、良い作品です。」

 

 

「そえだ信「臼月トウコは援護りたい」面白かった。 被疑者の無実を証明しようと証言を剃ればするほど、被疑者のアリバイを崩していくキャラクターにまつわる、すっきりするミステリ短編集!」

 

「掃除機探偵面白かったので購入。 完璧なアリバイを用意して犯行に及んだ犯人たち。雇ったばかりの臼月トウコの援護によって追い込まれていく連作倒叙ミステリ。 風変わりのキャラと独創的なトリックの面白さが際立っていて、楽しめました。」

 

「「臼月トウコは擁護りたい」、読了!倒叙モノの醍醐味の一つに犯人の焦燥感があると思うのですが、本作はこれが思う存分に楽しめて良いですね。使えないバイトとして犯人の目の前に出現する上に、自分の犯罪の弱点はきっちり刺してきて、クビだ!!!にいたる様式美が好き。ドラマにも向くのでは?」

 

「『臼月トウコは擁護りたい』読んだぜ。 北海道(主に札幌)を舞台にした連作倒叙。犯人が上手く警察の追及を避けられたかな、ってところにふらりと「そうですよーこの人が犯人なワケないじゃないですかー」と加勢しに来たかと思ったらスーパー余計なことを言って急転直下事件を解決しちゃう臼月さんは」

 

 

こちらで第一話全文無料で読めます。

 

 

 

 

 

 

臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい

二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ

 

 

 

文庫版「掃除機探偵の推理と冒険」発売中

 

 

 

 

 

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA)

刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先

 

 

解説者は、辻真先さん。とても素敵な解説でした。ぜひご一読下さい。

 

 

 

 

 

そえだ信、いよいよ国際的作家に?(笑)

 

タイの次は、台湾、でした。