リヒテル シューベルト ピアノ五重奏曲『ます』 強靱で透明感の高いピアノ、自在に歌う弦楽器 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

昨日の諏訪内晶子さんのチャイコフスキーと一緒に買ってきたのがこのCDでした。

 

シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667『ます』 リヒテル ボロディン四重奏団員

こちらもライヴ録音で、1980年6月18日にオーストリア、ホーエネムス城で収録された音源、だそうです。

 

このCDもリヒテル、シューベルトという文字だけで中身も確認せずに手に取った物でした。

 

聴き始めてまず印象に残るのがリヒテルのピアノの音です。

強靱でそのくせ透明感が高くがっちりと音楽をリードしていきます。

 

そのピアノに時には戯れるように、時には会話をまじわすように、時には絡みつきまとわりつくような感じさえするほどにやわらかく自在に歌うボロディン四重奏団。

 

速い楽章でのリヒテルの見事なテクニック。そのくせ第2楽章などではアンサンブルとともに深い抒情を聴かせてくれます。

 

なんだか、これも聴くことができてとても得した気分になれた演奏でした。

 

そう言えば・・・、第4楽章を聴いていたら、これも聴きたくなってしまいました(笑)

 

 

 

シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D667「鱒」(UHQCD)

ピアニスト:スヴャトスラフ・リヒテルによる、シューベルト:『ピアノ五重奏曲 「ます」』を収録したCD。

シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667『ます』
スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ボロディン四重奏団員
 ミハイル・コペルマン(ヴァイオリン)
 ドミトリー・シェバーリン(ヴィオラ)
 ヴァレンチン・ベルリンスキー(チェロ)
ゲオルク・ヘルトナーゲル(コントラバス)
録音時期:1980年6月18日
録音場所:オーストリア、シュロス・ホーエネムス
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

 

 

シューベルト:水車小屋の娘

テノール歌手、フリッツ・ヴンダーリヒの歌唱とピアニスト、フーベルト・ギーゼンの演奏による1965年、1966年録音盤。

 

 

 

 

 

そえだ信「臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい」

「掃除機探偵の推理と冒険」に続きこちらもよろしくお願いします。

4編の倒叙ミステリーからなる連作中短編集。ユニークなキャラクターが魅力的です!

 

ツイッターに感想がよせられています!

 

「昨日の予告通り、そえだ信 さんの『臼月トウコは援護りたい』の感想を、ブログにアップしました。 もうちょっと素直に読んでも良かったかも、という気もしないでも無いですが、私のようなヒネクレ者にも楽しめる、良い作品です。」

 

 

「そえだ信「臼月トウコは援護りたい」面白かった。 被疑者の無実を証明しようと証言を剃ればするほど、被疑者のアリバイを崩していくキャラクターにまつわる、すっきりするミステリ短編集!」

 

「掃除機探偵面白かったので購入。 完璧なアリバイを用意して犯行に及んだ犯人たち。雇ったばかりの臼月トウコの援護によって追い込まれていく連作倒叙ミステリ。 風変わりのキャラと独創的なトリックの面白さが際立っていて、楽しめました。」

 

「「臼月トウコは擁護りたい」、読了!倒叙モノの醍醐味の一つに犯人の焦燥感があると思うのですが、本作はこれが思う存分に楽しめて良いですね。使えないバイトとして犯人の目の前に出現する上に、自分の犯罪の弱点はきっちり刺してきて、クビだ!!!にいたる様式美が好き。ドラマにも向くのでは?」

 

「『臼月トウコは擁護りたい』読んだぜ。 北海道(主に札幌)を舞台にした連作倒叙。犯人が上手く警察の追及を避けられたかな、ってところにふらりと「そうですよーこの人が犯人なワケないじゃないですかー」と加勢しに来たかと思ったらスーパー余計なことを言って急転直下事件を解決しちゃう臼月さんは」

 

 

こちらで第一話全文無料で読めます。

 

 

 

 

 

 

臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい

二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ

 

 

 

文庫版「掃除機探偵の推理と冒険」発売中

 

 

 

 

 

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA)

刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先

 

 

解説者は、辻真先さん。とても素敵な解説でした。ぜひご一読下さい。

 

 

 

 

 

そえだ信、いよいよ国際的作家に?(笑)

 

タイの次は、台湾、でした。