東京オリンピック開幕 1972年札幌冬季オリンピック開会式の想い出 虹と雪のバラード | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

嫌になるほど色々なことがありましたが(と過去形で言っていいのかも分からないくらい、ですね(笑))、東京オリンピックも開会を迎えました。

 

実は私は東京オリンピックの招致が決まってテレビなどで大騒ぎをしている頃は、オリンピックなど今更する必要はあるのか、などと思っていましたし、マラソンを札幌でやることに決まった時などは、まったく迷惑な話だ、と思っていました。

しかし、今年の春から最近に至るまでの、何が何でもオリンピックは中止すべき、と言うようなマスコミやネットでの声を聴く度に、それこそコロナでは「さざ波」程度の感染状況の日本でなぜこんな馬鹿げた大騒ぎをしなければならないのか疑問が募るばかり。プロ野球は普通に開催しオリンピックは無観客? 訳が分からない状況だと思ったりするのです。

 

と言うわけで、へそ曲がりな私としては(笑)このオリンピックは何が何でも成功させるべきと思ってしまいます。何が何でも成功させて、批判し続けていたテレビの出演者たちがどんな反応を示すのか、じっくり見物したい物です。

 

なんてことはどうでも良いのですが・・・。

 

オリンピックの開会式というと私にとって大きな想い出になっているのは1972年の札幌冬季オリンピックの開会式です。

 

 

さすがに映像は時代を感じさせますが(笑)

 

この時私はこの会場にいました。ブランデージ会長の挨拶や天皇陛下の開会宣言を直接聞いていたのです。そして、聖火ランナーが聖火台に向かって階段を駆け上がるのをすぐ真横で見ていました。

 

とてもぼんやりした写真(上記動画のスクリーンショット)ですが、聖火の最終走者が駆け上がる赤い階段の両脇に拡がる水色の集団は合唱団です。(札幌市内の高校の合唱部と一般の合唱団の合同合唱でした。) 私はそのメンバーのひとりで聖火の煙がたなびいている下あたりに立っていたはずです(笑) 合唱団の下には自衛隊の吹奏楽団が並んでいます。

 

オリンピック賛歌以外何を歌ったのかも忘れてしまっていますし練習の時めちゃくちゃ寒かったことだけが強く記憶に残っているのですが、やはりこの開会式の時はかなりわくわくしていたと思います。

 

さて、今回の開会式はどんな感じになるのでしょうね。

 

しかし、いつの頃からかオリンピックの開会式や閉会式はずいぶん凝った演出がされるようになっています。昔の東京オリンピックや札幌オリンピックでは選手入場と挨拶、開会宣言、聖火の点火、と言った流れでシンプルな物だったと思いますが、それでも札幌オリンピックの前には何回も真駒内の会場に集まり寒さに震えながら練習しました。

今回のオリンピックは開会の数日前になって作曲家が辞退(と言う事は楽曲の変更)、プロデューサーの解任。いったいどうなるのかものすごく心配になってしまいます。作曲家やプロデューサーの不始末は本人たちや任命した人たちを含め後日じっくり検証すべきだと思いますが、このために準備してきた出演者たちや関係者の努力が無駄にならないことを強く願いたいと思います。ともかく成功させて欲しい。それ以外のことは後からじっくり考えれば良いことです。

 

さて、どんなオリンピックになるのか。もう政治的なことは抜きにして虚心に楽しめたら良いなと思います。

 

 

(札幌オリンピックのことなど考えたら少しは涼しくなるかと思いましたが、・・・無駄でした(笑))