ヒラリー・ハーン モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第5番&ヴュータン ヴァイオリン協奏曲第4番 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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今日聴いたのは、ヒラリー・ハーンのヴァイオリン、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンによるモーツァルト ヴァイオリン協奏曲第5番とヴュータン ヴァイオリン協奏曲第4番でした。

 

これは昨日初めて聴いた、ヴュータンのヴァイオリン協奏曲第5番がとても気に入ってしまい・・・、

 

ヴュータンの作品の中では同じくよく演奏されるという第4番も聴きたいと、アマゾンで見つけ音源をダウンロードしたものです。

 

まずはモーツァルトから聴き始めたのですが、出始めの印象はちょっと違和感がある感じでした。パーヴォ・ヤルヴィの指揮するドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンの音は今時の室内オーケストラによるモーツァルト演奏らしく無駄なものがそぎ落とされたシンプルなものだったのですが、それにしても堅すぎゃしないか? というような感じがして首をひねりかけた頃、ヒラリー・ハーンのヴァイオリンソロ。これが何とも艶やかで瑞々しい音。そして、このソロとオーケストラの音がとても相性が良いのです。堅すぎる、厳しすぎると思ったオーケストラの音がヒラリー・ハーンのヴァイオリンを引き立てるようにサポートに回った時、そこにまちがいなくモーツァルトの笑顔が見えるような気がしたのでした。艶やかで瑞々しくチャーミングなモーツァルト。


つづくヴュータンのヴァイオリン協奏曲第4番も好演。この曲も昨日の第5番に続き初めて聴く曲でしたがとても気に入りました。私には第5番よりむしろこちらの方が合っているかも知れません。そして、パーヴォ・ヤルヴィ指揮のドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンもモーツァルトよりむしろこちらの方が生き生きとしているようなのです。ヒラリー・ハーンのヴァイオリンの音色も言葉を失いそうになるくらい美しく・・・

 

これからヒラリー・ハーンのCDもまた色々買ってしまいそうです(笑)

 

それにヴュータンの作品も。HMVのサイトなどを見ているとヴァイオリン協奏曲や小品などけっこうたくさん出ているようです。・・・しかしこんな感じで色々なものに興味を持ちまくっているときりがありませんね。さてさて(笑)

 

 

 

 

モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第5番/ヴュータン: ヴァイオリン協奏曲第4番(限定盤)(UHQ-CD/MQA)

ヒラリー・ハーンが自身の演奏活動におけるレパートリーの柱であり、「私の一部です」とまで言うこれら2曲の協奏曲。パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルという最高の共演者とともに生き生きとした輝かしい演奏を展開しています。

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219 《トルコ風》
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ短調 作品31
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
録音:2012年12月 ブレーメン(モーツァルト)、2013年8月 シュトゥーア(ヴュータン)