カンテッリ/NBC交響楽団 チャイコフスキー交響曲第4番~第6番 飛行機事故に散った天才指揮者 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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カンテッリと言う指揮者のことはもちろん知っていました。トスカニーニがとても高く評価し自分の後継者と考えていたらしいと言うだけで興味深い物がありますが、そのトスカニーニよりも先に36歳の若さで亡くなってしまったというのもかなり衝撃的です。

 

そんな興味でいくつかの音源を聴いたこともあったのですが、遺された録音はもちろんすぐれた才能を感じさせるものではあったのですが、音源もあまり多くは無く、また古い録音が多いわけでここしばらくはほとんど忘れかけていました。

 

先日、メンゲルベルクのチャイコフスキーの交響曲第5番を聴き、それについての記事を投稿した後、普段あまり聴いていない同じ曲の演奏を聴いてみようかなと思いYoutubeなとでいくつかの演奏を続けて聴きました。
 

メンゲルベルク/コンセルトヘボウ チャイコフスキー交響曲第5番 聴きたかったな、生で。

 

その中にカンテッリ指揮NBC交響楽団の演奏もありました。(以前イタリアのオーケストラを指揮した第5番は聴いたことがあったような気がしますがNBC交響楽団の演奏は初めて聴きました。)

 

これが素晴らしい演奏でした。

 

引き締まり厳しいリズム。しかしメロディアスな部分がなんと瑞々しいことか。その対照が見事にチャイコフスキーの魅力を浮かび上がらせている気がします。そして最後の情熱的なフィナーレ。私はすっかり惹き込まれてしまっていました。

 

結局、カンテッリ&NBC交響楽団の演奏するチャイコフスキーの交響曲を続けて聴いてしまいました。

4番も6番も素晴らしい演奏です。音質も時代を考えればかなり良好だと思いますし、何よりこの指揮者のリズムとカンタービレは見事としか言いようがありません。

 

 


「グィード・カンテッリ(Guido Cantelli, 1920年4月27日 - 1956年11月24日)はイタリアの指揮者。36歳でフランスで飛行機事故により不慮の死を遂げた。短い一生の間に、ヨーロッパの多くの有名な歌劇場ばかりでなく、アメリカ合衆国や南アフリカ共和国でも活動した。

(中略)アルトゥーロ・トスカニーニの後継者と目されており、トスカニーニ自身も(中略)、大きな期待を寄せていた。

1956年11月16日、病気療養で実質引退していたヴィクトル・デ・サバタの後任としてスカラ座の音楽監督に指名された。翌11月17日にスカラ座でブラームスの交響曲第1番などを指揮したコンサートが生涯最後のコンサートとなった。1週間後の11月24日、パリのオルリー空港からニューヨーク・フィルに客演するカンテッリも乗ったニューヨーク行きの航空機(アリタリア航空のDC-6、機体記号I-LEAD)が離陸に失敗、空港外れの畑に墜落してしまう。この墜落事故での生存者は2人であったが、(中略)この時のカンテッリは「奇跡の2人」の中に入ることはできなかった。

カンテッリが悲劇的な事故死を遂げた時、死の床にあったトスカニーニにはカンテッリの訃報が知らされなかった。トスカニーニは1957年1月16日、カンテッリの後を追うようにして亡くなった。1950年代前半のある時期、カンテッリと同世代の指揮者として目覚ましい躍進を遂げていたのが、2歳年上にあたるアメリカのレナード・バーンスタインだった。バーンスタインは、カンテッリが指揮するはずだったコンサートで代役を務めている。」(Wikipedia グィード・カンテッリ より)

 

 

Tchaikovsky: Symphonies Nos. 4-6

TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphonies Nos. 4-6 (NBC Symphony, Cantelli) (1952-1954)

 

 

 

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