Musica Ficta ビクトリア『 聖週間の聖務日課集』 伸びやかさと声の美しさが魅力 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

ビクトリアの『聖週間のレスポンソリウム集』のことを以前投稿しましたが、

トマス・ルイス・デ・ビクトリア 神秘的な烈しさと情感

その時の音源はザ・シックスティーンによる演奏でした。

ザ・シックスティーンとタリス・スコラーズの演奏のCDは持っていて、どちらも素晴らしい演奏なのですが、

違うグループの演奏も聴いてみたいと思い探しているうちに見つけたのが、Musica Fictaによるこの演奏でした。

 

ザ・シックスティーンとタリス・スコラーズの演奏はどちらも緻密で透明感が高く聴く度にアンサンブルの素晴らしさに感嘆します。それと比べるとこのMusica Fictaの演奏は、まず聴いた瞬間に声の艶に惹かれました。詳しくは分からないのですがどうやらイタリアのグループのようです。演奏の完成度はもちろんなのですがアンサンブルや歌い方に自然な伸びやかさがあり何より声の美しさがとても魅力的。

 

ビクトリアの神秘的な色彩感が目の前に拡がってくるようです。

 

 

トマス・ルイス・デ・ビクトリア:18のテネブレ・レスポンソリウム 聖週間の聖務日課集(1585)から

[聖木曜日]1.私の友は/2.商人ユダは/3.弟子の一人が/4.私は子羊のように/5.ひとときも/6.民の長老たちは/[聖金曜日]7.まるで強盗に立ち向かうように/8.暗くなり/9.私の魂を/10.彼らは私を引き渡した/11.不敬な者はイエスを引き渡した/12.私の眼はかすんだ/[聖土曜日]13.羊飼いたちは去り/14.おお、あなたがた/15.すべての者よ,見よ、その最期を/16.王たちは立ちあがった/17.私は見なされた/18.主が葬られた後
録音:2009年3月、マラガ県ロンダ(スペイン)、デスカルソス・ビエホス修道院

2011年のビクトリア没後400年を記念してのリリース。ビクトリア(1548-1611)の最高傑作とされるこの作品は、彼が書いた全37曲の中から18曲のレスポンソリウムを美しく歌い上げています。キリストの受難上、もっとも悲惨な出来事をムジカ・フィクタはこの世のものとも思えぬ清冽さで歌い上げます。

 

 

 

Tomas Luis De Victoria: Officium Defuntorum - Musica Ficta - Raul Mallavibarrena

Tomas Luis De Victoria: Officium Defuntorum - Musica Ficta - Raul Mallavibarrena by Musica Ficta

 

 

 

 

地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険

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