モーツァルト 交響曲第40番、第41番 クーベリック/バイエルン放送交響楽団 細やかで上品で | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

まずは連日ご紹介している「小説家になろう」に連載中のライトノベルのことから。

「赤ん坊の起死回生」というタイトルからは内容はほとんど想像できませんが、この小説読み始めるととたんに中世かもうちょっと後くらいのヨーロッパの田舎の領主さまの館にすうっとタイムスリップできます。自然に主人公の気持ちになりきってどうしたらもっと・・・、なんて考えている自分に気付いたりします。作者の状況設定や描写、語り口が絶妙、と言う事なのでしょう。それに、まあ余計なことを言わなくてもとにかくストーリー自体が面白い。これから何が起きるか思わずわくわくしてしまいます。昨夜は第60話が投稿されていました。さて、ここからどう展開するのでしょう?
赤ん坊の起死回生

 

 

 

 

 

 

今日は、ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団の「モーツァルト 交響曲第40番、第41番"ジュピター"」を聴いています。

以前記事で書きましたようにモーツァルトの交響曲、特に第38番「プラーハ」では、クーベリック/バイエルン放送交響楽団の演奏がとても好きです。ワルターとシューリヒトのディスクと並んで私にとってのトップ3の一角を占めています。

私の一番好きな曲は・・・、たぶんモーツァルトの交響曲第38番「プラハ」

 

 

クーベリックのモーツァルトが素晴らしいのは「プラーハ」だけではありません。特にバイエルン放送交響楽団と録音した後期交響曲集はどれも素晴らしい演奏です。

 

しばらくクーベリックの演奏も聴いていなかったので、今日は第40番、第41番を聴いてみようかなと思いました。

 

どちらの曲も決して個性の強い演奏ではありません。

 

さりげなく、それでいて人なつっこく。

 

細やかに気を配った演奏で、しかも押しつけがましさは全く感じない演奏です。

 

上品さって、つまりこう言うことを指す言葉なんじゃ無いか?

思わずそんなことを呟いてみました。

 

 

クーベリックは1960年頃にウイーンフィルとモーツァルトの交響曲を録音しています。

その演奏と比べてもこのバイエルン放送交響楽団との演奏の方がすうっと耳に入ってくる感じです。

軽やかで優しい演奏。

ウイーンフィルとの録音も基本的な解釈は変わっていないと思うのですが音や表現が少し重いところがあります。

 

このバイエルン放送交響楽団との演奏の軽さ、優しさがクーベリックの本領なのでは無いかと思うのです。

 

聴き終わって、なんとも言えない良い気分。

 

やっぱりモーツァルトは良いですね(笑)