先日の「新世界より」に続き「名曲中の名曲をもう一度聴き直してみよう」シリーズです。(何時からそんなモノできたんだっけ?(笑))
ケルテス/ウイーン・フィル 「新世界より」 ウィーンフィルの音と若い指揮者の幸福な出会い
今日は「未完成」
ケルテス/ウイーン・フィル 「新世界より」は評価も高い名盤中の名盤でしたが、今日はそれほど聴かれている演奏では無くても聴いて面白そうな物は無いかな、とYoutubeを見て回っているうちに見つけたメンゲルベルク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の1942年の録音にしてみました。
メンゲルベルクのロマンティックな歌わせ方とコンセルトヘボウの名人技、シューベルトと相性が悪いわけは無いでしょう、と思いつつ聴き始めました。
この動画のページにこの録音をUPされた方の解説があります。そこにまず、「音質はあまりよろしくないです。強奏部分ではっきりと音が割れていますから、その部分では実に残念です。」とありますように1942年あたりでしたらもっと良い音の録音もあるかも知れません。
しかし、メンゲルベルクと言う名前でイメージするよりははるかにキリッとした演奏です。そしてその中で時折見せる揺らめき、ポルタメント。
なんでも昔は良かったなどと言う気はありませんが、もう今では決して聴けない音楽ですよね。これは。
多少のノイズや音の歪みは聴いているうちに気にならなくなります。
ただいつまでも浸っていたいな。
「この音質では歴史的名盤と言い張るつもりは全くないのですが、それでも聞いて面白いと言うことでは「保障」付きです。」
解説の最後はそう結ばれていました。
私も全く同感。とても面白い演奏でした。
聴き終わって、何かもっと聴きたくなってしまいました。
もう少し他の指揮者の演奏も聴いてみようか。
トスカニーニが良いかな。トスカニーニのシューベルトは好きなんです。
Schubert: Symphony No. 7(8) `Unfinished`, Toscanini & NBCso (1950) シューベルト「未完成」トスカニーニ - YouTube
それともワルター/ウイーンフィル? これも悪くなさそうですね。
シューベルト:交響曲第7(8)番 「未完成」 - YouTube
めんどくさい、両方とも聴いてしまえ。
今日は古い演奏の特集でした(笑)