『銀河英雄伝説』未来を舞台にした壮大な歴史劇 ファンタジー叙事詩 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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4月からアニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』がEテレで放映開始したこともあるのでしょうか、最近銀河英雄伝説の話題やYoutubeの動画などに触れる機会が多くなったような気がします。(気のせい、と言うか願望もあるかも知れませんが(笑))

それでなんとなく昔読んだ原作を取り出して読み始めると、はまってしまいまた夢中になって読み進めています。

『銀河英雄伝説』は田中芳樹によるSF小説で本編が全10巻、外伝5巻からなる大河小説とも呼べるような作品です。人類が地球を捨て銀河系宇宙に新しい土地を求め国作りをする未来を舞台とした壮大な歴史の中の時代、英雄ラインハルト・フォン・ローエングラムの一代記でありその好敵手ヤン・ウェンリー提督との闘いの物語、と言う形になっていますがほとんど現実の歴史書を読むような感じで、精密な設定が積み重ねられリアルな手応えのある作品になっています。ともかく何度読んでも面白い小説です。

 

 

 

『銀河英雄伝説』はコミックかもされていますし、アニメ化もされています。(アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』は2度目のアニメ化になります。)

コミック版は私はほとんど読んでいないのでよく分かりませんが、最初のアニメシリーズは忘れることは出来ません。
1988年にOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)としてスタートしたアニメ版『銀河英雄伝説』は長大な原作をほとんど忠実にアニメ化した作品でした。それは最終的に本編110話、外伝52話にも及ぶ作品となりました。(このOVAシリーズは登録した顧客へ1話分収録されたVHSビデオカセットが週1回配達されるという手法で販売され、当時は「ウィークリー・アニメビデオ」と呼ばれました。)

『銀河英雄伝説』は長大な作品だけに登場人物もまた膨大な数に及びます。特に戦争の場面が多く軍人が多いため男性の数が多数を占めます。このアニメ版『銀河英雄伝説』ではその膨大な登場人物に多くの有名声優が起用されています。銀河「声優」伝説と呼ばれるほどです。ですから、あっ、この人がこんな所に、と声を聞いているだけで楽しめたりする作品でもありました。

あの頃は、本当によく見たな。ビデオがすり切れてしまいそうなくらい。


もう一つ、この旧アニメシリーズで特筆すべきは、BGMにもの凄い数のクラシック音楽を使っているところです。ベートーヴェン、モーツァルト、マーラー、ブルックナー、ドヴォルザーク・・・etc。切りが無いくらいの数のクラシック名曲が使われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


たぶん、これらの動画で紹介されている物もその一部にすぎないはずです。


この旧アニメシリーズは声優とクラシック音楽のショールームとでも言うべき作品でもあったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、新しいアニメシリーズ。『銀河英雄伝説 Die Neue These』