レオナルド・ダ・ヴィンチ ミラノ宮廷のエンターテイナー レオナルドとジョスカン・デ・プレのミラノ | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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レオナルド・ダ・ヴィンチ ミラノ宮廷のエンターテイナー (集英社新書) 斎藤 泰弘 (著)

書店をブラブラとしているうちに、書棚にこの本を見つけ手に取りました。これは読まなければ。

もとからレオナルド・ダ・ビンチのことは好きですし生涯についても関心があるのですが、それにしてもこの本が私の興味を強く惹きつけたのは「ミラノ宮廷のエンターテイナー」というところです。

多くの作品の依頼を受けながらそのほとんどを完成できずフィレンツェを逃げるように去ったレオナルドが向かった地がミラノ。
彼はこの地で20年近くを過ごし大作「最後の晩餐」もここで製作しています。

しかしこのミラノ宮廷に自分を売り込んだのは画家としてではありませんでした。なんと「軍事技術者」。そして実際に活躍したのはイベントのプロデューサー、エンターティナー、そして歌手、楽器演奏者なのです。

この時代のレオナルド・ダ・ビンチのことはとても興味深くもっと知りたいと思っていました。そこで見たのがこの本でした。

まだ読み始めたばかり。感想は書きようがありませんが、ちょっとわくわくしながら読んでいます。

上の動画で濱田さんがお話ししているように、レオナルドとルネサンス最高の音楽家ジョスカン・デ・プレはほぼ同じ歳で、またともにミラノに強い関わりを持った人たちです。会ったことはあったのだろうか、とか何か関わりは無かったのかと想像するのも楽しいことです。ジョスカンかレオナルドの演奏に手をたたいている、なんて場面を想像してわくわくしてしまうのは私だけでしょうか?(笑)




「ルネサンス期の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ。芸術家、科学者として有名な彼だが、その素顔は人嫌いで、生涯、鏡文字を使い、若いころは未完作品ばかり、実力はあるけれども「画家失格」の烙印を押されるほどであった。そのレオナルドが、軍事技術者として自らを売り込み、君主の権謀術数の手先として壮大な宮廷イベントの総合演出を取り仕切り、さらに『白貂を抱く貴婦人』『美しき姫君』『最後の晩餐』などの名画を作った約二〇年間のミラノ時代の活躍を検証する。同時に彼の残した手稿から、天才の秘めた闇の部分も描き出そうという試みの書。」(Amazon 商品の説明より)

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