「アヴェ・マリア」が聴きたくなりました 今日の気分はシューベルト | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります



なんだか「アヴェ・マリア」なんて歌が聴きたくなりました。

昔合唱をやっていた頃はアルカデルトの「アヴェ・マリア」等はよく歌いました。(アルカデルトのアヴェ・マリア

他にも、パレストリーナやビクトリアの歌も有名ですしルネサンスだとジョスカン・デ・プレの作品もあります。
もう少し後の時代だと、バッハも有名ですね。

モーツァルトにもあったかな?

あっ、それからやはりシューベルト。

今日はシューベルトを聴こう。



美しい響き。歌が心にしみこみゆったりとした安らぎを与えてくれるようです。


「アヴェ・マリア」はヨーロッパではグレゴリオ聖歌の時代からずっと歌い継がれてきています。数多くある祈祷文や聖歌のテーマの中でも最も愛された物らしく近代に至るまで多くの曲が作られました。

「アヴェ・マリア(ラテン語: Ave Maria)は、ラテン語で直訳すると「こんにちは、マリア」または「おめでとう、マリア」を意味する言葉。転じて、この一文にはじまるキリスト教(特にカトリック教会)の聖母マリアへの祈祷を指す。この祈りは教会によって伝えられるが、典礼行為ではなく、私的な信心業として伝わるものである。この祈祷のための教会音楽や、祈祷文を歌詞にした音楽作品なども意味し、グレゴリオ聖歌はもとよりさまざまな楽曲が存在する。」(Wikipedia 「アヴェ・マリア」より)

歌詞は次のようになります。

Ave Maria, gratia plena,
Dominus tecum,
benedicta tu in mulieribus,
et benedictus fructus ventris tui Jesus.
Sancta Maria mater Dei,
ora pro nobis peccatoribus,
nunc, et in hora mortis nostrae.
Amen.

アヴェ、マリア、恵みに満ちた方、
主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、
ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、
わたしたち罪びとのために、
今も、死を迎える時も、お祈りください。
アーメン。



あまり聴く機会は多くはありませんが、ブルックナーやブラームスも「アヴェ・マリア」に曲をつけています。
(ブルックナーは3曲作っているようです。)

ブルックナーの中世的響きとブラームスのロマン派的音楽。対照的な音楽に見えますがどちらも19世紀のウィーンの音楽なんですね。そして、どちらも美しい。こうやって聴き比べてみると、とても興味深い物があります。