9月6日朝3時を過ぎた頃、いきなりぐらぐらと揺れ始めました。
地震だ。
結構大きいな。
と思いながらも、そろそろ収まるか、と思った頃さらに強くガタガタッと激しい振動が来ました。
それからしばらくゆらゆらとした揺れが続き・・・
ずいぶん長かったような気がします。
今まで体験したことが無かったくらい大きな地震のような気がしました。
そして停電。
まだ日の出でまではしばらく時間があります。
真っ暗。
つけっぱなしだったパソコンもダウンしていました。(大丈夫か?)
家族はみな無事でしたし、家も特別な被害はありませんでした。
(私の部屋のスピーカーが斜めになっていたくらい。)
しかし家の中が真っ暗というのはなかなかスリリングな感じですね。
数分で回復するだろう、と思っていた停電が、なかなか復旧しません。
元北電社員の父が、これだけ停電が長引くのはおかしいな、と首をひねります。
「震源地は何処なんだ?」
「千歳空港が大きな被害だったらしいし、どうやらその少し南あたり、千歳と苫小牧の間くらいが震源地なんじゃ無いかな。」
「と言うことは、苫小牧の火力発電所で問題が起きているのか。」
停電は続き、電磁調理、電気温水器とみな電気器具に頼っている我が家は、電気が無いと何もできない状態です。
そう言えば非常用のカセット式ガスコンロがどこかにあったはず、と物置の片隅から引っ張り出して来てようやく朝食にありつけた次第。
朝からJRもバスもみな運休。息子が出社しなければいけない、と言う事で車で送っていくことにしました。
市内はどこも信号がつかない状態です。
交差点は左右を見ながら恐る恐る・・・。
家の近辺はまだそれでも交通量が少なかったのでどうにかスムーズに走れましたが、
市内中心部に近づくにつれ、冷や汗のかき通し、って感じになります。
ところどころ(本当にところどころ)ついている信号もありましたし、大きな交差点は警察官が交通整理に出ていましたが、ほとんどは、左右を見ながら恐る恐る・・・、です。最高にしびれるようなドライブでした(笑)
さて、何時頃に電気が復旧するかな?
父の話では、火力発電所が止まると何も問題が無くても運転再開するまで最低8時間はかかるとのこと。しかも火力発電所の運転再開にはそのための電力が必要。つまり水力発電所を手動で再稼働させなければいけない。それにどれだけの時間がかかるか。
暗くなる前に再開して欲しいな、とは思いつつ難しいかもしれないという感じでした。
午後、4時半過ぎくらい、我が家の電気は復旧しました。
良かった。
しかし、この時私は札幌市内のほとんどが復旧したと思っていたのですが、どうやらこの時点では札幌と旭川の一部だけだったようです。
インターネットの記事で札幌と旭川の中心部は復旧、と言う記事を読み、
ここって、札幌の中心部?
なんて首をひねりましたが(笑)
(ここ(手稲区)は札幌の西のはずれ、だとばかり思ってました。)
今日は朝9時過ぎに車のガソリンを入れておこう、といつも行っているスタンドに向かいました。
近くにある数軒のガソリンスタンドは何処も凄まじい行列です。
目的のスタンドも車がずらっ。1Km以上は繋がっているだろう大行列。仕方が無いので一番後ろにつけます。
給油までは約1時間半くらいかかりました。
クレジットカードは使えません。給油は20リッターに制限させていただいています。とのこと。
午後からはスーパーに買い物に出かけましたが、生鮮食品は無い物ばかり。納豆なんかも品切れ。
レジには長い行列。精算を済ませるまで約50分くらい。
コンビニも覗いて見ましたが、約半数は閉めていましたし、開けているところも商品ほとんど無し。
こんな光景見るのも初めで、という感じです。
ここは被災地なんだな、などと再確認しました。