マスコミ偽善者列伝 建て前を言いつのる人々 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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Kindleで『マスコミ偽善者列伝 建て前を言いつのる人々』と言う本を読みました。

著者はかなり保守系の人らしく、朝日、毎日を始めとしたマスコミやテレビで発言している評論家やコメンテーターなどを痛烈に、かつ痛快になで切りしています。

例えば元文科事務次官の前川喜平氏の「座右の銘は、面従腹背である」と言う発言に、

著者は、『なんと奇怪な古語が飛びこんできた。』と言います。

『座右(座左)の銘」とは、「常に近くにあり、深く心に刻みつけて己れの修養の本とすることば」のこと。』

そして、「面従腹背」は中国の中国由来の語では無く、中国では同じ意味で「面従後言」と言うとのこと。本来の使い方ではこの語の前には「無」の文字がつく。つまり、そうしてはいけないこと、つまり「悪行」なのだと。

文科事務次官まで勤めた前川喜平氏の「座右の銘」が「面従腹背」。つまり悪行を人生の指針にしてきた人が日本の教育行政のトップだったと言うことか。


『こんな輩が文教(道徳教育を含む)行政の長であったとは、信じがたい。人間として悪業をすることがモットーとは。そうか、その理屈からすれば、この男が出会い系バーに出没するのも当然か。』


豊富で確かな中国古典の知識を元に現代の世相をえぐり出した、なかなか読み応えのある本でした。



私としてはもう少し強烈に深く踏み込んで欲しい感じもありましたが。それは望みすぎなのか。

 


 

マスコミ偽善者列伝 建て前を言いつのる人々
加地伸行
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それから、最近新しいブログを作りました。まだあまり記事はありませんが・・・

 

郵便の風景印というのが結構面白くて、集めてみようか、なんて思っています。

 

風景印集めに郵便局巡り

 

 

よろしければ、覗いてみて下さい。