刑事収容施設にいる障害者
刑務所に入ったことありますか?
突然の質問でごめんなさい。
実は留置所、拘置所、刑務所って誰でも収監されてしまう可能性があるんです。その辺で立ちション。場合によっては一発で留置所送りってのもあるんですよ。
さて、今回は意外と多い刑事収容施設にいる障害者について語ろうと思う。結論、たくさんいます。
あたしの思っていた事なのだが、障害者ってすごく真面目で誠実なイメージがあるんですよね、収監されてまずわかったのがかなりの割合で手帳保持者がいるということ。んで、犯罪のレベルが健常者同等なレベルということ。
窃盗、強盗、変態、これは鉄板。そしてまたこれをゲームのように楽しんでいるという事、障害者の話いわく、障害年金貰いながら悪いことする。障害者は有利だぞ!と嬉しそうに語る人達。
公判期日にギャラリーを集めるべくメディアに手紙をたくさん送ったり、風俗嬢に手紙を送ったり、検察庁、警察署、県警本部などに手紙を何度も送るなど。開廷の際は両手をあげて入場。色々話聞いてるとまるでマンガのようなストーリーなのだが、ホントにやっているらしい。
裁判官に何度も注意受けたり、退廷させられたり。
んで刑務所に入ってくる。障害者と言っても身体的や重度でなければ健常者も行く刑務所に移送されるんだが、動作はめちゃくちゃ。周りの受刑者は笑いをこらえるのに必死。しまいには刑務官までも笑ってしまう始末。
右向け右で歩き始める。刑務官が「お前どこ行くねん!」これがまた笑える事実。
最初の訓練で本当にダメならそういう人たちが行く工場に配役される。1度その工場の前を通ったことがあるのだが、色々ヤバい。作業中にうめき声や叫び声、排泄の臭いなどプンプンする。懲罰上がりの元炊場の人に聞くと、マジヤベーらしい。親父は怒鳴りまくりでしまいにはツッコミ役になってるとの事。失禁や失便はもちろん突然刑務官の真似をする者まで現れる。
あたしの工場にブラックよりのグレーな障害者の人が配役されてきたのだが、この人のおかげでみんなの時間が潰れるなんてことがよくある。免業日にはその人の部屋によく刑務官が溜まってその人をボロカス言っている。3時間も手を石鹸で洗っている。畳は水でびしょ濡れ、突然報知器押して面会したいですと刑務官に駄々こねる。などなどあり、とても楽しませてもらった。出役の運動時間はその人の話でもちきりなんてことがざらにある。ただ、絶対にその人とは関わらない。なので見ていると全員から避けられていたし、ひとりぼっちになっていた。その人は処遇に別室に連れていかれ、暴れ数十人の刑務官によりコンクリートとトイレの穴しかないカメラ付きの部屋へ連れていかれたのだが…
ある時あたしが医務診察の時待機場所として懲罰房に入ったのだが、聞き覚えのある声がしたのでよく聞いてみると、連れていかれた障害者の方だった。相変わらずのラリりっぷりだった。
これはごく一部の話なのだが、実際はもっとたくさんいた。目が合っただけでじっと見てくる謎の障害者もいたし、工場でセロハンテープでボールを作る人もいる。色々だ。こうしてみると実はあちこちに障害者の方は存在している。そして、何より見た目では分からないのが現実です。パートナーとお付き合いして後から障害者って知ることも多々ある。特にパートナーとなると自身が障害者であることを隠す傾向にあるからまた難しいところ。
話は逸れたが、刑務所では障害者を相手しない方がいい。みんなにバカにされるし、相手した方もそういう目で見られる始末。刑務所はホントの弱肉強食の世界なのですよ。