２月も半ばになりました。
２月４日の立春も過ぎて日一日と陽が長くなり
一瞬一瞬春に向かっている♪と思うと
雪降る空を見る感覚も変わるように感じられる今日この頃です。
先日の、２月の般若心経オンライン講座を振り返ります。
（⋆心経のお話をする真紀さんとともに（私は書担当）
毎月1回・１年かけて般若心経全文を書き上げます）
今月の範囲はこちら。(写真は楷書なぞり書き 先月からのつづきです)
『色即是空 空即是色
(しきそくぜくう くうそくぜしき)
受想行識 亦復如是
(じゅそうぎょうしき やくぶにょぜ)
舎利子 是諸法空相
（しゃりし ぜしょほうくうそう）』
＊
”色即是空空即是色” は
般若心経のなかで、きっと一番有名な部分ですね。
とくに色即是空は、色紙や掛け軸に書かれていたり、歌詞に使われていたり。
それほど、人の心をとらえ、心経の神髄が書かれているといわれるこの一節
まず、言葉のとおり、訳を試みます
色・・目に見えるもの、形あるもの、存在するものは すなわち
空・・目に見えないもの、形ないもの、存在がないものであり
空・・目に見えないもの、形ないもの、存在がないものは （じつは）
色・・存在するもの なのです。
＊
色 とか 空 ということについて
それぞれをどうとらえるか、その関係をどうとらえるか
どう考えるか、どう感じるか、などなど・・・・
とても奥深い 部分だと思います。
難しくも感じられたり、哲学的にも感じられたり
でも、日常のなかで人生のなかで、丁寧に見ていけば
そうだよなぁ・・・
色即是空空即是色 って、きっとこういうことを表した言葉なのかなぁ
と思う瞬間があります。
たとえば、水の旅。
雨になったり、氷になったり、水蒸気になったり、また雨や雪になったり
23.2.9 tamushiba
たとえば、庭の植物たちの四季の形の移り変わり。
花が散って、枯れたようでも、春になると芽生えてきたり
たとえば、私たちヒトも。
21.11.15 inabayama
元気に生きてる時に心って何だよ、魂ってどこにあるのよ、と思うけれど
肉体というかたちが無くなってなお、存在を濃く感じたりする
相変わらず、魂は見えはしないけれども。。
この色即是空 と、空即是色がセットになっているところがミソなんじゃないかと
いま、私は思っています。
色即是空 空即是色
受想行識 亦復如是
舎利子 是諸法空相
今月もご一緒してくださった皆様、真紀さん
どうもありがとうございました。
(8) 第三期「心静まるなぞり書き般若心経」 | Facebook
講座は、3部構成で進めています。
・写経体の書き方の話
・般若心経の話
・筆ペンで書く(なぞり書き、または見ながら)
また、予復習に使えるなぞり書き動画を受講生限定で公開しています。
お手本、テキストなどお送りします♪
23.2.9 Fumiko's gardenより 夕暮