Free Fall | 今夜はきまぐれ~Mustangのひとりごと~

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~WHO'LL BE THE FOOL TONIGHT~ Music Monologue by Mustang
ホントにきまぐれな更新でございます…(^^ゞ

「空から落ちてくるもの」…

 

 

 

 

…「雪なら掃えば済むが、事前警報も何もなく落ちてくるものが灰と噴石では… 」と僕が書いたのは、1月23日付記事 "The Sky Is Falling" でのこと。

もちろん、草津白根山の噴火について書いたものだ。

 

「大雪」も「灰と噴石」も自然現象…天災だからやむを得ないと思うこともできる…かも知れない。

 

しかし、落ちてくるのがヘリコプターでは…

 

昨日、佐賀で起きた自衛隊ヘリ墜落事故…その発生が各局とも夕方の生放送情報番組の時間帯だったこともあるが、「新しい情報」と称して不確実な内容をタレ流すTV報道の体質は…毎度のことだけど、僕は見るに堪えなかった。

 

そんな報道は、情報の信頼性が自由落下するようなものだと。

 

 

♪…

 

 

墜落したのは対戦車ヘリ…つまり「空飛ぶ武器」だ。

AH64D…愛称「アパッチ」というらしいが…それをタイトルにした映画があったことを思い出し、「検索」してみた。

 

♪ allcinema "アパッチ" (1990)

 

劇場(地方によくあった2本立て「同時上映」?)かTV放映か…もしかすると、予告編だけだったかも知れないが…。

キャストに、ニコラス・ケイジ、ショーン・ヤング、トミー・リー・ジョーンズ…と、あるから話題性はあったんだろう。でも正直なところ僕は全く内容を覚えていない。

 

ヘリを使ったアクション映画…1980年代が青春、かつアクション映画ファンの方々なら「ブルーサンダー」は、必ず記憶にあることと思う。

 

blue thunder

 

♪ allcinema "ブルーサンダー" (1983)

 

当時最新の武装ヘリ、愛称「ブルーサンダー」。

確か1984年のロス五輪の警備という目的が設定に含まれていたような…

 

 

劇中の最後にロイ・シャイダー演ずる主人公、フランク・マーフィーは「ブルーサンダー」を破壊する。

 

それは、彼が「ブルーサンダー」を市民にとって危険な存在と判断したから。

 

 

♪…

 

 

フィクションとしての解釈はともかく、「武装ヘリ」とはどんなものかと考えると…

 

組織の形態や位置づけがどうであれ、そこで使われる武器、兵器というものは武装ヘリに限らないが…

 

「誰かの物、もしくは誰かの命を攻撃するもの」

 

…用途はそれ以上でも以下でもないだろう。

 

米軍基地移設問題を抱える沖縄県名護市の市長選が行われたばかりだが…僕には原発を抱える自治体(新潟県や柏崎市もそのひとつ)の選挙と同じく、市民に対して「カネと命」を計りにかけているように見えてしょうがない。

 

いずれも立地自治体だけの問題ではない。

それだけに沖縄県知事と国との「代理戦争」的な解釈は…あまりに考え方が浅いと言うより、「異常」と言ってしまいたい。

それだけジャーナリズムもボケているのか?

 

そもそも、市民を守るはずの組織が市民を危険に晒すことを繰り返すようでは、国の安全に対する信頼が自由落下することになる…それを当局はどれだけ真剣に考えているのか…僕はそう疑いたくなる。

 

一方で…市民も真剣に考えないと、頭上から予期せぬ何かが落ちてくる可能性が誰にでもあることを見落としてしまう…かも知れない。

 

 

カネがあっても、命を落としては使えないのだから。

 

 

 

free fall

"FREE FALL" by DIXIE DREGS

from album "FREE FALL" (1977)

written by Steve Morse

 

 

 

余談だが、ヘリコプター・アクションの作品で "DEADLY ENCOUNTER" (1982) を記憶されている方はいらっしゃるだろうか?

 

ラリー・ハグマンが主演で「テレフィーチャー」とか「TVムーヴィー」と呼ばれる、劇場公開ではなくTV放映を念頭に製作された作品。

僕はたぶんTBSの「月曜ロードショー」において「戦うヘリコプター」のタイトルで放映されたのを観た…という記憶がある。

何度か放映され、VHSソフト化されたこともあるようで、タイトル(邦題)は「バトル・スカイファイター」や「地獄のアクションフライト」などいくつかあるが DVDなどにディスク化されたことはないようだ。

 

♪ allcinema "DEADLY ENCOUNTER" (1982)

 

これ、僕のDVD化して欲しい作品のひとつなのだが…

 

 

 

どうあれ、ヘリコプターの危険なフライトはフィクションの中だけに願いたい。

 

 

 

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