Oh, throw down your plow and hoe...
光の王女は会釈すると
くるりと背を向けて行ってしまった
安らぎの王子は暗黒に乗じて
ひとりで夜を歩き回った
ああ 夜の闇の中で踊り
朝の光に向かって歌うがいい
暗黒の領主は今夜大挙して押し寄せ
時々我々みんなに教えてくれるだろう
ああ クワやスキを投げ出して
家には鍵は掛けないようにしておくのだ
我々は並んで
もっとも暗い闇の力の到来を待っている
すると下の方の谷間で
馬たちの走る轟き
アヴァロンの天使たちを待っているんだ
東の曙光を待っているんだ
谷間のリンゴは
幸せの種を孕んでいて
丁寧な管理 土壌は豊か
報復するのだ 忘れてはならない 絶対に
ああ 夜の闇の中で踊り
朝の光に歌うがいい
そのリンゴは焦げ茶色に変わり 専制君主の顔は真っ赤に変わる
ああ 戦は万人の嘆き 剣を取って 飛んでいくがいい
人間には決してわからない善や悪で
空はいっぱいに満たされている
ああ 夜は長い 時の連なりはゆっくりと過ぎていく
疲れ切った瞳を日の出に向けて 東の曙光を待っている
戦の痛みより
戦後の苦しみの方がさらに大きい
太鼓の音は城壁を揺るがすだろう
黒ずくめの悪霊たちの一団よ つき進め
弓を高く掲げながら歌え
これまでにないほど真っ直ぐに射よ
夜のたいまつに慰めはなく
それは実に冷たい顔を照らす
ああ 夜の闇の中で踊り
朝に光に歌うがいい
魔法の詩歌は均衡を取り戻すべく
金色の文字で記されている 取り戻すのだ
ついに太陽が輝きだし 青い雲が流れていく
暗黒のドラゴンの放つ炎で
太陽も目が眩んでしまう
Queen of light took her bow
And the she turned to go
The prince of peace embraced the gloom
And walked the night alone
Oh, dance in the dark of night
Sing to the morning light
The dark Lord rides in force tonight
And time will tell us all
Oh, throw down your plow and hoe
Rest not to lock your homes
Side by side we wait the might
Of the darkest of them all
I hear the horses' thunder
Down in the valley blow
I'm waitin for the angels of Avalon
Waiting for the eastern glow
The apples of the valley hold
The seas of happiness
The ground is rich from tender care
Repay, do nit forget, no, no
Oh, dance in the dark of night
Sing to the morning light
The apples turn to brown and black, the tyrant's face is red
Oh the war is common cry, pick up you swords and fly
The sky is filled with good and bad
That mortals never know
Oh, well, the night is long, the beads of time pass slow
Tired eyes on the sunrise, waiting for the eastern glow
The pain of war cannot exceed
The woe of aftermath
The drums will shake the castle wall
The ring wraiths ride in black, ride on
Sings as you raise your bow
Shoot straighter than before
No comfort has the fire at night
That lights the face so cold
Oh dance in the dark of night
Sing to the morning light
The magic runes are writ in gold
To bring the balance back, bring it back
At last the sun is shining, the clouds of blue roll by
With flames from the dragon of darkness
The sunlight blinds his eyes
"THE BATTLE OF EVERMORE (限りなき戦い)" by LED ZEPPELIN
from album "LED ZEPPELIN Ⅳ" (1971)
written by Page/Plant 対訳/沼崎敦子 WPCR-13133 より
新潟県三条市の中心部から南東方向へ五十嵐川に沿って20㎞ほど行くと見えてくる高さ200メートルを超える断崖、八木ヶ鼻(やぎがはな)
その周辺に五百川(いもがわ)という集落(南五百川、北五百川)があり、奥には「日本の棚田百選」に選ばれた棚田がある。
棚田を初めて訪れたのは…5年前の春。
ようやく田起こしが始まる時期にカタクリの撮影に来た。
その時、いずれは稲の植えてある状態を撮りたいと思ったが、なかなか足が向かなかった。
今年がその「ラスト・チャンス」と知ったのは6月の半ばの新聞記事。
それを見てあわてて北五百川の棚田へ向かったのは6月19日。
ラスト・チャンスとは…棚田の約8割を管理する農家が今年で稲の作付を終了することになったからだ。
その理由は、労力や収益のこともあるが…最大の要因はここ数年のサルやイノシシによる獣害で収量が見通せなくなったことで「心が折れた」のだとか。
棚田の東側の一部は地域おこし協力隊が維持管理やイベントを行っていて、農家も自家用の作付は続けるので、景観の全てがなくなるわけではないらしい。
この日の田圃の様子は「中干し」だろうか。
できれば出穂や収獲…少なくとも稲穂がある状態だけは撮っておきたいと次に足を運んだのは8月23日。
今年の新潟は関東以西ほどの暑さではなかったが、天気予報で気温と天候の予想とにらめっこして日程を決めた。
稲穂は出揃って色づいていたが、刈り取りはまだ始まっていなかった。
しかし、電気柵がかなりの範囲(=全てではない)に張り巡らされていて、獣害の深刻さが感じられた。
数日後、TVのニュースで24日から収獲作業が始まり一週間ほどで終わると報道された。
天候を見ながらもう一度棚田に足を運んだのは8月31日。
棚田の下の方は刈り取られていたが、上の方は稲はまだ残っていて、しかも作業中だった。
24日以後の天候が安定しなかったので作業が遅れていたのかも知れない。
僕にとってはラッキーだったが…
TVの取材も来ていて、そのオンエアを見たところ…どうやらこの日が収穫の最終日だったようだ。
この棚田には約400年の歴史がある。
400年の間…平場とは違う苦労は山ほどあっただろうし、天候による苦労も多々あったことは想像に難くない。
そもそも、農林水産業は自然との戦いの歴史ともいえるわけで…
そんな限りなき戦いの終わりのひとつを…僕は目撃したのかも知れない。



































