昨年から続けている被災地支援に「こども支援」があります。
今回はボーイスカウトの「こどもわくわく隊」として石巻に行きました。
この隊として石巻に行くのは去年の夏以来です。
(石巻の支援では久しぶりの快晴!)
場所は石巻市中央公民館。
地元の方々企画のイベントでこども向けプログラムをやってほしいと依頼があったようで、総勢20名ほどで展開しました。
当日はマルイがものすごい量の衣料配布を行っており、地元の方々の出店、外国人グループのかき氷などがあり、ものすごい人出でした。
(外国人チームのかき氷。漢字が・・・)
地元の教育委員会の方とお話ししましたが、発災から1年以上が経過した今でも子どもたちは多くの面でガマンを強いられているとのこと。
子どもたちはたくましいので、色んなものを飲み込んで前に進むことができます。
あの日以来経験してきた悲惨な体験も、あっけらかんと話す子どももいます。
「津波ごっこ」と称して、体験を遊びに変えてしまう子もいます。
でも、子どもたちが経験したことは決して消えません。
お話しした方は、子どもたちだけになって、家族などの大人の目が離れたときになって、ようやくお互いの傷を語り合う子どもたちの姿を何度も目にしてきたそうです。
この子どもたちが、自分たちの心を押し殺して生きていくことのないように。
今はそれもしかたのないことかもしれません。でも、それでいいことではないと思います。
(子どもたちと工作)
(クレーンゲームも持ち込みました!)
中には、子どもと遊んでいる暇があったらガレキをなんとかしろ、とか、バイトでもして義損金を送れよ、思う人もいるかもしれません。
しかし、彼ら、彼女らが、この町で育ち、この町を復興していくのです。
そのためにも、子どもたちへの支援は続けていかなくてはいけません。
私たちが生活を捨てて、この町に住んで、復興させていくわけにはいかないのです。
(子どもたちこそが希望です。)
まだ見ぬ未来を信じて生きていく力を、子どもたちはいっぱいもっています。
その力が消えてしまわないように
その力をしっかり発揮できるように
これからも「こども支援」という形のボランティアも続けて行きたいと思います。