座間の児童養護施設を見学した日の午後は、神奈川県立こども医療センターに行ってきました。
神奈川県はこども医療の分野では全国トップレベルにあり、それをけん引している代表的な病院がこのこども医療センターです。
全国から難病やお産の難しいケース、超未熟児で生まれた赤ちゃんなどたくさんの人が入院しています。
(保育器。使用されているものの中には600グラムほどの赤ちゃんもいました。)
大人の総合病院にある診療科目なら、こどもバージョンでほとんど全てがここには存在します。
また、この病院の特筆すべき点は多くのボランティアが日常的に運営に関わっていることと、敷地内に養護学校があること。そしてNPOによって運営されている宿泊施設「リラの家」があることです。
「リラの家」は治療を受けるこどもたちや難しいお産に臨むお母さんの家族が泊まることができる施設です。
私も昔、亡くなった父親が何度となく大きな手術を受けた際に病院の待合室に泊まったことを覚えていますが、その時はせいぜい一晩でした。
これが一週間とかになったらどんなにかストレスを感じる事かと想像できますので、この取り組みは本当に多くの方々の支援になっていることと思います。
実際、リラの家の利用者ノートには利用した方々の感謝の言葉がぎっしり。毎日のようにここに詰めているボランティアさんも、このノートが生きがいだとおっしゃっていました。



