鴉ノ眼 -244ページ目

新萬葉染め

本日は午後から新萬葉染めの体験に行ってきました。

「新萬葉染め」とは染色工学博士の木村光雄氏が開発したもので、新技術で作られた新しい天然染料です。
茜、石榴(ザクロ)、槐(エンジュ)、コチニール、ログウッド等従来から使われている天然素材を分子レベルまで微粉砕し色素の水溶性を高めることで、抽出液の濃度を上げるという画期的なもの。
通常、天然染めでは布1に対して染料1必要となりますが、この新萬葉染めでは0.2~0.4程度で染められるというものです。

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木村教授が持ってこられていたサンプルではシルクに染めたもので、すごく柔らかい優しい色のものでした。
天然染料の持ち味がよく出ています。


藍染めというと日本では本藍と呼ばれる阿波のタデ藍、沖縄の織物では琉球藍が使われてきました。
今回、体験で使うのはインド藍になります。

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予め用意してくださったハンカチに染めます。
染料はインド藍粉末1g+補助剤
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ハンカチには絞りを2カ所施し、準備完了です。
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お湯に染料と補助剤を同時に投入してよくかき混ぜます。
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何回かかき混ぜる程度で染料も溶け、藍建てが完了してしまいます。
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藍液へハンカチを投入すると緑色へ染まってゆきます。
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中で攪拌するようにかき混ぜれば染めるのはもうおしまい。
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取り出し、10分程度放置することで酸化し緑から藍色へ変化してゆきます。
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絞りの括りを外すと内部も酸化し緑から藍へ色がついて行きます。
絞り染めでは、この時が一番楽しいときです。^^
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水で洗い乾いたら、出来上がり。
絞りも綺麗に入りました。
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驚くべき容易さで藍染めが出来ました。
通常このくらいまで染めるには何十回と藍甕に浸け、都度酸化させないとならないのですが、一度の染色で濃い色まで染まります。
ただ、絞りをしたためか地部分はムラになりやすいみたいです。
そのあたりは手染めの味というものでしょうけど。

各染料により材料費に差がある様なので、材料代がどれくらいかかるのかわかりませんが、新萬葉染めの他の色でも何か作ってみたいですね。
今日は面白い体験が出来てよかったです。(^_^)b

彩芸展

京友禅総合展 京手描友禅
「第55回 彩芸展」へ行ってまいりました。

手描京友禅の現役伝統工芸士の作品が一同に会するイベントです。
写真で紹介できないのが残念ですが、モダンなものから、絵画の様なもの、古典的な技法のもの、新しい技法のものまで色々あります。

木戸源生氏、森口邦彦氏、中野幸一氏など素晴らしい作品の数々が間近で見られるだけでも嬉しいイベントです。

作品希望者はその場で商談も出来るようですが、今年から参考価格が表示されてました。


中野幸一氏の一珍染めが前から気にはなっていたのですが・・・

う~ん やっぱり・・・(^_^;

他の方の作品や展示販売コーナーには、私の財布でも手の届きそうな物もありましたが、たいていのものはやはりとても素晴らしい値段が付いてますね。(^^ゞ

来年もこの時期にやる筈ですから、手描友禅に興味のある方行かれてはいかがでしょうか。

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話変わりますが、今日は10月だというのに、市内の気温計は29℃になってました。
いつになったら袷の時期らしくなるのでしょうか・・・

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鈴鹿といえば

日付かわって昨日になりましたが、F1日本グランプリが鈴鹿サーキットでありましたね。

セバスチャン・フェテルが2年連続の優勝を飾りましたが、今は日本メーカーも全て撤退してしまって、寂しい限りです。

それでも、日本人ドライバーの可夢偉選手が7位に入賞できたのは、やはり母国グランプリゆえの闘志だったのでしょう。
おめでとうございます。


ところで、この鈴鹿サーキットですが、私も以前走ったことがあります。>^_^<
もちろんレースではなく、走行会です。

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これらの写真はもう7~8年前のものです。
とてもテクニカルなコースにアップアップだったのを覚えてます。

F1中継とか見ているとテレビとかでは簡単に運転しているように見えますが、実際にコースを走ってみるといかに高い技術と一瞬の判断を要求されるか関心するようになりました。
車自体の性能もさることながら、運転技術としては神業の域でないとあんなに速く走ることは出来ないはずです。(^^ゞ