ワシャワシャ薬草ガーデン計画進行中。

東京のサロンに、薬草ガーデンの生薬が届きつつある。^ ^

もともと植えられて借景になってる女貞子(じょていし)の木。

いまの時期は実がワサワサとついてきていて、だんだんと深い紫色に色づいてくる。

この木がたまたまこの部屋にあったから、薬草ガーデンにしようというきっかけになった。

この女貞子とペアになるのが、こちら

旱蓮草(かんれんそう)。

タカサブロウといって田んぼによく見られる雑草なんだけどね。

ちょうど白い花が咲いてる。

旱蓮草は一年草で冬になると枯れちゃうんだけど、庭師さんが受粉させてくれていて、実がなったらまたそれを蒔いてくれるんだって。^ ^

夏至の頃に収穫するの旱蓮草と冬至に収穫する女貞子とあわせて使うから二至丸(にしがん)っていう漢方薬になる。

夏至に象徴される陽のちから

冬至に象徴される陰のちから

ふたつをあわせて体内に取り入れることで、陰陽のバランスが取れてアンチエイジングや更年期、老化予防の薬になるんだよねー。

漢方薬の名前や薬効って全部由来やストーリーがある。

ぼくはこの物語があるところが好き。

ものごとの根っこには、必ず由来となる出来事があって、その根っこがわかると、全体がよく理解できる。

漢方薬や生薬といったモノでも、ひとのカウンセリングも同じだよね。

ものごとの根っこって大事だ。

これは黄耆(おうぎ)という生薬。

体の気のちからを高めてくれる。

アレルギー治療や免疫向上に使う。

婦人科だと不正出血やおりものが多い時に使う。

大切なものを守って、体にとどめてくれるはたらきがあるから、胎盤を安定させたり、流産予防に使うんだよね。

ちょっと見えにくいけど、こっちは柴胡(さいこ)。

心を安定させてくれる代表の生薬。

生理前にイライラしたり、いろんな不調が出るPMSを解決するのに、すごーーくよく効く。

PMSって漢方が効きやすい。

鬱屈した心を回復させたり、閉ざされた心を解放してくれるはたらきがある。

学名をブプレウルムっていう。

ティーセラピストの池田ちかさんがカウンセリングルームを作られた時に、部屋の名前として贈ったことがある。

↓　　↓　　↓

『部屋の名前が決まりました^^ 〜ブプレウルム〜』

サロンには、いろんなひとが来る。

そのとき直接自分が使ってる漢方や薬膳茶の植物を見ることができたら、すごく楽しいと思うんだよねー。

単なる知識として知ってるよりも、

目で見て、

触れて、

香りをかいで、

五感で感じてもらうと、より効果がでる。

デジタル全盛で情報の海に溺れそうだけど、

ひとというものは、結局はアナログな存在で、五感を通じてものごとを知ったり、理解する。

これは、物質的なものでも、精神的なことでも同じ。

そして、人間関係も同じ。

東京のこの部屋を借りたのは、ほんの偶然、たまたまだったのだけど、そこにこうして、薬草ガーデンを作れるようになるとは思ってもみなかった。

この場所で、またいろんなご縁がつながっていきそうで、楽しみで仕方がない。^^

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