生理痛の話をしてきましたが、
そもそも生理ってなんでしょう?
考えてみると不思議ですよね。
だって、病気でもないのに出血するわけです。
鼻から血が出たり、
おしりから血が出たりというのは、
珍しくはないかもしれませんが、
ないほうがいいですよね。
医学的に生理とは、
あかちゃんのベッドになる
子宮の内側の壁(子宮内膜)がはがれ落ちたもの。
女性の体は、
生理のたびに元気な赤ちゃんを授かる準備をしていて、
毎回赤ちゃんのベッドを新しく作り直します。
いらなくなった古いベッドを
体の外に出しているのが生理なのです。
厳密にいうと出血しているわけでなくて、
この子宮内膜が分解されて溶けてでてきたもの。
なので、経血をそのままにしておいても、
血液と違ってかさぶたのように固まらないんですよ。
生理の様子をみれば、
赤ちゃんのベッドである子宮内膜の状態は想像出来ます。
明るい色で、
サラサラしていて、
痛みもない。
それなら安心、
子宮内膜は、あたたかくて健康的なふかふかで、
赤ちゃんを授かりやすい状態になっています。
逆に、どす黒い色で、レバー状の塊が出て、痛みがひどい。
もしそんな状態なら、子宮内膜は・・・。
生理の様子が、子宝にとってとても大切なのは、
赤ちゃんのベッドである子宮内膜の状態を示していること、
そして子宮の健康度がわかるからなのです。
基礎体温って測ったことありますか?
女性は体温を毎日測ると、
36.2~3°くらいの低温期と36.7°をこえる高温期にわかれます。
生理の時には高温期から低温期に下がり、
排卵する時に低温期から高温期に入れ替わります。
これは女性ホルモンのリズムによって作られていて、
男性の場合は、このような変化はなくて、
常にほぼ一定の体温なんですね。
女性は、この毎月のホルモンリズムに合わせて、
体の調子が変化するのですが、
全身の「気」と「血」も、このリズムに合わせて動いています。
いや、気と血によって、
このリズムが作られていると言ってもいいくらいです。
生理の時に、経血が出るでしょう?
その時、よどんだ気も一緒に外にでていきます。
体の中で「気」と「血」は一緒に動く性質があるのです
いってみれば、運気のデトックスのようなもの。
外に吐き出すことで、気のめぐりが良くなるんですね。
はじめの一歩は生理痛①「生理痛は不幸の始まり」
はじめの一歩は生理痛②「生理痛はないのが正常」
はじめの一歩は生理痛③「そもそも生理ってなに?」
はじめの一歩は生理痛④「妊娠力のカギ『気』と『血』
はじめの一歩は生理痛⑤「生理のしあわせサイクルを知ろう」