はじめの一歩は生理痛③「そもそも生理ってなに」 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

生理痛の話をしてきましたが、
そもそも生理ってなんでしょう?




考えてみると不思議ですよね。


だって、病気でもないのに出血するわけです。


鼻から血が出たり、
おしりから血が出たりというのは、
珍しくはないかもしれませんが、
ないほうがいいですよね。





医学的に生理とは、
あかちゃんのベッドになる
子宮の内側の壁(子宮内膜)がはがれ落ちたもの。


女性の体は、
生理のたびに元気な赤ちゃんを授かる準備をしていて、
毎回赤ちゃんのベッドを新しく作り直します。

いらなくなった古いベッドを
体の外に出しているのが生理なのです。


厳密にいうと出血しているわけでなくて、
この子宮内膜が分解されて溶けてでてきたもの。
なので、経血をそのままにしておいても、
血液と違ってかさぶたのように固まらないんですよ。





生理の様子をみれば、
赤ちゃんのベッドである子宮内膜の状態は想像出来ます。


明るい色で、
サラサラしていて、
痛みもない。


それなら安心、
子宮内膜は、あたたかくて健康的なふかふかで、
赤ちゃんを授かりやすい状態になっています。


逆に、どす黒い色で、レバー状の塊が出て、痛みがひどい。


もしそんな状態なら、子宮内膜は・・・。





生理の様子が、子宝にとってとても大切なのは、
赤ちゃんのベッドである子宮内膜の状態を示していること、
そして子宮の健康度がわかるからなのです。










基礎体温って測ったことありますか?


女性は体温を毎日測ると、
36.2~3°くらいの低温期と36.7°をこえる高温期にわかれます。
生理の時には高温期から低温期に下がり、
排卵する時に低温期から高温期に入れ替わります。


これは女性ホルモンのリズムによって作られていて、
男性の場合は、このような変化はなくて、
常にほぼ一定の体温なんですね。






女性は、この毎月のホルモンリズムに合わせて、
体の調子が変化するのですが、
全身の「気」と「血」も、このリズムに合わせて動いています。
いや、気と血によって、
このリズムが作られていると言ってもいいくらいです。








生理の時に、経血が出るでしょう?


その時、よどんだ気も一緒に外にでていきます。


体の中で「気」と「血」は一緒に動く性質があるのです


いってみれば、運気のデトックスのようなもの。


外に吐き出すことで、気のめぐりが良くなるんですね。