これ、ロッキーザファイナルのワンシーンです。引退したロッキーが、もう一度プロライセンスを取得し、現役チャンピオンに挑むストーリーです。司法書士試験の受験生時代に、心が折れそうになったり、くたびれた時によく見てたものです。
大まかな場面として。ロッキーが老体にムチ打って、現役チャンピオンに挑戦することを、息子にやめるよう説得される場面です。息子の言葉に、ロッキーが言い返すシーン。感動場面の一つです。
というわけで、受験生用にアレンジするとこんな感じですかね。「前に進み続けろ!!その先に「合格」が待ってる!自分の弱さを「問題」のせいにするな!!講師のせいにするな!!テキストのせいにするな!!それは「卑怯者」のやるこった!!!・・・自分を信じて生きろ・・・でなきゃ自分の人生ではなくなる・・・」
人生って、決して平等にはできてはいません。生まれた家の環境はひとそれぞれ。金持ちもいればそうじゃないのもいる。ルックスが良いのもいればそうじゃないのもいる。司法書士試験の世界でも、わたしのようにスクール通えずにもがき苦しみながら受かるやつもいれば、スクール使いまくってサクッと受かるやつもいる。社会は不断に平等をさけび、差別はダメだ、いじめはダメだ、と叫びますが、現実社会にはいたるところで、そういうダークな現象が起きているから、ずっと言い続けていると私は捉えています。
で、そっからです。そういう前提を全部わかったうえで、自分に与えられている「コマ」を振るんです。持ってるコマの数や性質は、ひとそれぞれ。コマを振る環境もひとそれぞれ。でも、どんなひとにも、その状況で振れるコマはあると思います。そのコマ振りに、最善を尽くせるか。人生って、それに尽きると思います。せっかく手持ちのコマがあるのに、自分から捨てちゃうひと、他人のコマを羨んで何もしないひと、などなど。
世の中、そんな感じですが、司法書士試験は平等です。合格点を取れば、合格させてもらえます。東大出てても合格点取れなきゃ落ちます。中卒でも、合格点とれば合格します。そういう試験です。
自分のコマよく見て現状を把握してください。まだ振るコマはあるでしょ???決して、捨ててはダメですよ。来年また思い切り振ってみてください。「ロッキー」が励ましてくれます。