といず・くろすおーばー! -497ページ目

特命合体バスターヘラクレス(3)

といず・くろすおーばー!-活躍期待図 (2)はこちら!



5体結集!グレートゴーバスター
といず・くろすおーばー!-アセンブル開始

 まずはゴーバスターオーを用意。

といず・くろすおーばー!-合体解除

 両腕、メット、ゴリラヘッドを外す。

といず・くろすおーばー!-ビートル といず・くろすおーばー!-バラして

 ビートルはクレーンを外し、ビークル前部(ビート下半身)を左右に分割。



といず・くろすおーばー!-下駄に

 それぞれをゴーバスターオー足裏のジョイントで接合。

といず・くろすおーばー!-背面
といず・くろすおーばー!-背負って
といず・くろすおーばー!-生やす

 背面はラビットのスタビライザー(?)を一旦外し、ビート胴体を接続してスタビライザーを再合体。また左右にラビットのボディパーツ、上部にゴリサキを合体。

 このうちスタビライザー(?)はDXでは取り外さなくてもいいのだが、ミニプラではエース背面のジョイントの上下幅が足りずにこうした処理となっている。



といず・くろすおーばー!-オリジナル行程

 こちらはミニプラオリジナル行程。エース両腕を一度外す。

といず・くろすおーばー!-スペーサー

 その後、スタッグビートル主翼に付属していたスペーサーパーツを付けて。

といず・くろすおーばー!-再接続

 挟み込む。

 これで肩幅をわずかに増す他、肩の接続軸を前方に寄せることで背面パーツとの干渉を防ぐ。

といず・くろすおーばー!-05合体!

 左右に割ったスタッグビートルを懸架して両腕に。

といず・くろすおーばー!-正面から

といず・くろすおーばー!-ガトリング!

といず・くろすおーばー!-ブレード!

 胸部にスタッグビートルのエンジンユニットとラビットのメインローターを重ねて。

といず・くろすおーばー!-ヘッドギア!

 フェイスパーツを合体!

といず・くろすおーばー!-ランチャー

 左腕にはスタッグランチャー。


といず・くろすおーばー!-アーム
といず・くろすおーばー!-ランス

 右腕はクレーンのハンドルを引き出してブーストバスターソードとゴーバスターオーマスクをくっつけて、合体完了!



グレートゴーバスター
といず・くろすおーばー!-発進!

全高:60.5m 全幅:46.3m 全厚:30.0m 重量:6,100t 出力:2,300万馬力 速度:400km/h

 5台のバスターマシンが合体した超巨大メガゾード。現実世界よりも圧力の高い亜空間環境での戦いを得意としており、主にヴァグラスが地上に展開した疑似亜空間への突入及びメガゾードのシャットダウンを任務とする。

 戦隊ロボとしては極めて珍しく、基地において「組み立て」てバスターズが乗り込んだ後に発進するのがデフォルトとなっており、敵前での合体は行わない。

 マサトの構想では充分なエネトロンを確保した後に本機で亜空間に突入、メサイアを撃破しつつ自分の本体を現実世界に帰還させるつもりらしいが、現状メインパイロットであるレッドバスター=桜田ヒロムにかかる負担が大きく戦闘が短時間に限られるのが課題と言える。

 必殺技は右手のバスターランスで敵を貫くデモリッションスラスト。移動やジャンプはそれで行う。





といず・くろすおーばー!-前
といず・くろすおーばー!-後ろ

 情報量過多のデザインではあるが、ゴーバスターオーよりもどことなくバランスが取れているような……?

 油断すると顔が胸のローターブレードに隠れてしまうのがレビュワー泣かせ。



フェイスアップ

といず・くろすおーばー!-フェイスアップ

 ゴーバスターオーのマスク同様に前方に出っ張っているのだが、肩周りのパーツ密度が高まっているおかげでゴーバスターオーの時よりは気にならない。



アクション
といず・くろすおーばー!-膝

 もうここが膝でいいよね。

 着ぐるみでも矢印の位置で着ぐるみのパーツが分割されている様子。ただし足首関節はゴーバスターオーのままなので、「脛が短く足首がやたら高い」プロポーションになってしまっている。

 また、真っ二つに割ったビートルの断面が肢の裏に来ているため、角度によってはちょっとガタつく。

といず・くろすおーばー!-肘

 腕部には専用の肘関節が設けられている他、肩と上腕を繋ぐジョイントも可動式なので、人体のバランスを考えなければ自由度の高い動きが可能。



スタッグランチャー
といず・くろすおーばー!-ランチャー!

 バスターヘラクレスやエーススタッグカスタムでは長大だったスタッグランチャーも、グレートともなるとさほど大きく見えなくなるのは圧巻。というか全体的にゴチャゴチャしすぎてスタッグランチャーを見失いかける(笑)



バスターランス
といず・くろすおーばー!-ランス!

 ミニプラの仕様上、ゴーバスターオーの顔が丸見えになってしまっている……

といず・くろすおーばー!-デモリッションスラスト

 デモリッションスラスト!!



何となく比較
といず・くろすおーばー!-比較

 槍ロボ繋がりで。槍を除けば全高20cm弱と、意外とサイズは近い。デザイン密度が高すぎてスケール感が狂う……

 しかし剛性はグランドゴセイグレートの方がずいぶん上だったりする。



というわけで、特命合体バスターヘラクレスでした!
といず・くろすおーばー!-まとめ

 ビートの貫通変形やスタッグカスタムのエンジン位置など、DXを完全に再現しきれていない部分はあるものの、合体ギミックやアクション性能など変わらぬミニプラクオリティを堪能出来ます。

 ただコスト・パーツ数削減のためなのか、ゴーバスターズシリーズになってからというもの「関節を挟み込まない設計」が多く、グレートゴーバスターの腕部など上腕・肘と「外向きのピン一本で繋がっている関節」が連続していて、パーツ脱落の頻度が高まっているのが気になるところです。


 また元設計の問題ですが、どの合体形態でも手持ち武器として処理されるスタッグランチャーや、グレート時に目立たない位置に追いやられるゴリサキなど、少々洗練されていないように思えてしまう部分もあり、同フォーマットでバディロイドを並べられないJの仕様なども含めて少々残念な部分が目立ってしまうのは否めません。


 ですが、細かいパーツを積み上げていくことで得られる密度感はかなりのもの。ゴーバスタービートやバスターヘラクレスもケレン味たっぷりのアクションを楽しめます(何らかの支えは要りますが)し、全体的に見れば満足度も高いです。

 今月中旬発売のケロオーともども揃えておいて損はないですね。

特命合体バスターヘラクレス(2)

といず・くろすおーばー!-フェイスアップ(1)はこちらから



SJ-05スタッグビートル(バスタービークル)
といず・くろすおーばー!-前

全長:37.0m 全幅:29.7m 全高:7.0m 重量:800t 最高速度:マッハ1 出力:300万馬力

 陣マサトが亜空間で開発したもう一機のバスターマシン。マサトのバディロイドにしてスタッグバスターに変身するビート・J・スタッグがドライブレードを接続して操縦する。BC-04とは異なり事前に存在が語られたことがなかったため、マサトが亜空間で一から設計したものとも考えられる。

 バスタービークルモードは戦闘機。ゴーバスターエースを乗せて高速突撃したりゴーバスターケロオーを牽引して水上スキーさせたりするほどの推力と、ビル街を危なげなく飛び回る旋回能力を持つ。

といず・くろすおーばー!-後ろ

 ミニプラ版はグレートゴーバスターのマスクパーツが分厚く、プロップやDX版に比べると大きく張り出しているのが特徴。

 この状態では特にこれといったギミックは持たない。



発進
といず・くろすおーばー!-発進?

 発進する際はBC-04の上に乗っているSJ-05だが、固定ギミックはない。



比較

といず・くろすおーばー!-比較

 同価格帯のRH-03と。ボリュームはRH-03の方がやや上か。



変形!
といず・くろすおーばー!-1
といず・くろすおーばー!-2 といず・くろすおーばー!-3

 斜め軸を用いて意外とダイナミックに展開する前肢がチャームポイント。



SJ-05スタッグビートル(バスターアニマル)
といず・くろすおーばー!-スタッグ前

全長:41.8m 全幅:25.5m 全高:21.0m 重量:800t 出力:300万馬力 最高速度:900km/h

 SJ-05のバスターアニマル形態。BC-04同様にエネトロン吸引能力がある。

 基本的にJはビークルモードでの射撃を好むためか、意外と出番は少ない。

といず・くろすおーばー!-スタッグ後ろ

 肢と顎が多少動くくらいで、やはり単体ギミックは少ない。

 後肢上のパーツはミニプラオリジナルの物で、グレートゴーバスターの合体に用いられる。

といず・くろすおーばー!-比較

 全体的にバスターアニマルだと遊び甲斐がないような……



二つ並んで
といず・くろすおーばー!-ダブル昆虫 といず・くろすおーばー!-吸う

 うむ、蟲だわ。



合体!
といず・くろすおーばー!-合体準備

 俺の合体、バスターヘラクレス!



といず・くろすおーばー!-解体

 まずはスタッグを中央・左右・エンジン・マスクの5パーツに分割。

といず・くろすおーばー!-合体1

 マスクパーツはビートの腰後ろにセット。


といず・くろすおーばー!-合体2
といず・くろすおーばー!-合体3

 スタッグの左右パーツでビートの左腕を挟み込んでスタッグシールドに。かなりパーツが抜けているにも関わらずクワガタムシとして成立しちゃっているのが面白い。

といず・くろすおーばー!-合体4

 右手にはスタッグランチャーを持たせる。

といず・くろすおーばー!-合体5
といず・くろすおーばー!-フェイスオープン!

 そしてエンジンパーツを胸部に合体させ、フェイスオープン(カバー交換)で合体完了!



バスターヘラクレス
といず・くろすおーばー!-ヘラクレス前

全高:41.3m 全幅:23.0m 全厚:21.0m 重量:2,400t 出力:900万馬力 速度:350km/h

 ゴーバスタービートにスタッグビートルが合体して完成する合体メガゾード。基本的には砲撃力を強化しているのだが、右手のスタッグランチャーで敵をドツくといった荒技で接近戦にも対応している。ところでJってどこに乗っているの……?

 必殺技は全門開放で敵を打ち砕くヘラクレスクライシス

といず・くろすおーばー!-ヘラクレス後

 元々自立性が高くないビートがさらに巨大な武装を振り回すことになり、腰後ろの3mm穴も塞がれてしまうため、足首の向きを調整してしっかり接地させる必要がある。



ゴーバスターオーと
といず・くろすおーばー!-比較

 パワーアップの方向性が全く違うというか、ビートの身長を伸ばす方向に強化されていないため、体格差がすごいことに。

といず・くろすおーばー!-クライシス

 ヘラクレスクライシス!



さらに
といず・くろすおーばー!-1&5

 Mission25で初披露となる合体フォーメーション!

といず・くろすおーばー!-ブースター

 エンジンパーツとマスクパーツをエースの背面に合体。実はDX版では背中の上の方のジョイントに合体するのだが、ミニプラでは腰寄りのジョイントを用いる。


といず・くろすおーばー!-左腕
といず・くろすおーばー!-どーん

 畳んだ左腕に、ゴーバスターオー時の要領でスタッグシールドを接続。

といず・くろすおーばー!-ライフル

 右腕にスタッグランチャーを持たせて……



ゴーバスターエース スタッグカスタム
といず・くろすおーばー!-スタッグカスタム前

 ゴーバスターエースとSJ-05が合体したフォーメーション。エースに不足していた砲戦能力を強化し、背面ブースターで高速飛行も可能となる……のか?

といず・くろすおーばー!-スタッグカスタム後ろ

 肥大化した左腕が特徴的。なお、バスターソードは余剰となるが適当なジョイントに懸架しておけば紛失防止になる。

といず・くろすおーばー!-活躍期待図

 その活躍やいかに!?

といず・くろすおーばー!-5体結集! 続いて、いよいよ5体結集!

劇場版 特命戦隊ゴーバスターズ&仮面ライダーフォーゼ 感想レビュー

 というわけで見てまいりました、「特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!」「仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!」


といず・くろすおーばー!-MOVIE1
 今回もネタバレ満載で感想レビューということで、未見の方はご注意ください。



「特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!」


今回の事件

 都市部のエネトロンタンク及び制御タワーとデータリンクして中枢管理する東京エネタワー(演:東京タワー)にエネトロンを吸い上げて巨大な転送装置と化し、周辺のエネトロンタンクをその内側にある都市もろとも亜空間転送してしまおう、というのが今回のエンターの作戦。

 そのために東京エネタワー周辺に特命部のバディロイド・メガゾードに使われている特殊金属を腐食させるスチームを散布して接近を阻むというもので、気が付けばスチームロイドは誕生しているけれどスチームゾードは出現していなかったりします

 というかこれって、東京エネタワーと転送装置を丸ごとメタロイドにしちまえばよかったんじゃ(禁句)


FS-0O(エフエスゼロオー)フロッグとエネたん(CV:辻希美)

 マサトが作った初期型のバスターマシン。今回チダたちがスチームロイドのスチームを浴びてしまったため、ただ一体難を逃れたフロッグを用いてエネタワーに接近……という流れではあるんですが、川を使って近場まで接近するのがせいぜいで、切り札感は薄かったりします。後々ケロオーが出るんですけどね。

 そもそも、「何故かフロッグが登場することになっていてゴーバスターズがバディロイドとともに観に行く」→「スチームロイドが出現したためバディロイドとともに急行」→「スチームのせいでバディロイドが錆びる」と、何かこう無理のある状況が……(汗)

 ちなみに玩具はRH-03ラビットのリデコで、恐らく設定上はラビットの設計ベースとなった機体と思われます。当然のようにマサトの設計。……んで、メタワクチンは?

 いつ完成してどう起動したのか全然わからないんですけど、元々謎と秘密を内包させた虫組ならともかく現実空間で作られて運用されているマシンなのに扱いが適当というか、勢い任せというか。テンポの問題で重要な説明をカットでもされたのかな。


スチームロイド攻略作戦

 エネタワー転送を阻止するためには、スチームを散布するスチームロイドを倒してエネタワー周辺のスチーム濃度を下げ、バスターマシンを発進させられる状況にしなければならない。

 ゴーバスターズはフロッグで最寄りの川岸まで乗り付け、無数のバグラーを突破する作戦を立てる。


ちなみに夏映画の恒例で虫組が全然活躍しません(笑)

 Jがスチームロイドのスチーム散布を前に「野生の勘だ!」で逃げようとした時には「これでJだけ無事で、スタッグバスターとして参戦するのかな」と予想したんですが、結局スチームに追いつかれて錆びて終盤まで戦線離脱という憂き目に。

 マサトもエンターの目論見を解説するだけしてやはり終盤まで撤収していたんで(もしかするとJを一旦亜空間まで呼びもどして修理したのかも知れない。そしてメガゾードのどれかで現実空間へ帰還させたと)、基本は三人でどうにかする状況が続きます。

 もしかして「野生の勘」って、本当はゴーバスターズ5人動かしたかったけれど「高濃度スチーム空間でJが動けるのはおかしい」となって撤回された名残をギャグシーンに使ったんじゃあるまいかと邪推してみる。

 TV本編でマサトがあまり出ずっぱりになっていないのが不自然に感じられたんで映画で活躍するつもりかと見てたんですが、そうでもなかったか……


特殊技能とウィークポイント

 ゴーバスターズ初期メンバーを象徴するスキルと弱点はしっかり出しています。ただ物が映画なので普段よりパワフルに投げたり高く跳んだりするのが当たり前に見えて、スキル関係はヒロムの加速以外相対的に地味な印象になってしまっていたのは残念かも。

 一方のウィークポイント。まずスチームロイドを護衛する無数のバグラーを片付けるためにリュウジが敢えて熱暴走! 力ずくで開いた突破口をヒロムが加速で潜り抜け、スチームロイドの煙突に石を詰めて暴発させる。

 ――と上手く行ったところで風に吹かれて飛んできた「CAPTAIN ROOSTER THE MOVIE」なるアメコミっぽい鶏男ヒーロー映画のポスターを見てヒロムがフリーズ。そんなヒロムを浦沢脚本よろしくぶん回してバグラーに対処しようとしたヨーコは燃料切れ、リュウジは熱暴走の代償で昏倒と三人とも動けなくなり、バグラーにリンチされる(しかもリュウジは変身が解けて生身)という結果に……

 ウィークポイントが三つとも発動して敵にボコられるという、多分この設定に関する限りではゴーバスターズ最大級のピンチを救ったのは、バディロイドを乗せて再出発していたフロッグでした。


仕切り直し

 とりあえず一度はスチームロイドの煙突を暴発させてスチーム濃度を下げることには成功したので、修理・再散布される前に倒す!

 たとえ無理矢理でも前進あるのみ、というゴーバスターズ流を体現するパート。

 若干テンポが悪くなってはいるんですけど設定に沿った描写でもあるので、ゴーバスターズの戦いが決して資材・素質とも余裕のあるものではない、という構図なのかも知れない。


 改めてスチームロイドに挑み、東京エネタワーを股にかけたバトルの末に展望室から叩き出してイチガンバスターで削除!

 この辺のアクションはさすがに見ごたえありました。


転送装置破壊作戦

 東京エネタワーに仕掛けられた制御装置を破壊する必要があるため、ラビットがエースを空輸して上から、ゴリラが下からよじ登ってそれぞれ装置を目指す。

 しかしエンターもメガゾードα・β・γ・δに加え、自分専用機ε(イプシロン)を転送。エースとゴリラを川に叩き落としてしまう!


ゴーバスターケロオー(命名:マサト)

 水中に没したと思われたエースとゴリラは、フロッグと合体してゴーバスターケロオーとなり、戦線復帰したJの駆るSJ-05に牽引されて登場!

 ……なんですけど、何故か合体シーンは途中からだし、途中まで上空のヨーコ視点で話が進むんで合体に至る経緯も不明だしと、割とマジでどうしたもんかと。

 スクリュー付きクローアームとか、何故かシュノーケルついてる頭部とか、オタマジャクシミサイルが飛びながら成長してフロッグの形になって着弾とか、ビジュアルは結構面白いんですけどね。何故か戦うたびに大量の水しぶきが舞うし(笑)

 最後はεに向かって大ジャンプして分離、エースがεを一刀両断してフロッグが転送装置を破壊するというコンビネーションプレイ。

 でもって、地上で地味にメガゾードを掃討していくゴーバスタービート/バスターヘラクレスでした。


東京エネタワー・折れる

 最終的にフロッグがよじ登ったせいでエネタワーの先端が折れたんで、エンディングに乗せてバスターマシンを使った修理光景と、エネタワー観光が描かれてます。イチガンバスターが思いの外カメラだった……


というわけで

 良くも悪くもいつものゴーバスターズでした。細かい理屈をすっ飛ばしてビジュアルで押す、という作り方で、全体的に清涼感というか爽快感は充分あってアクションも見ごたえあるんですけど、新マシンを巡る燃え描写を期待していくと肩透かしかも知れませんね。




「仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!」


時系列

 45話で天高が夏休みに突入しているようなので、それよりは前なのが確定(というか45話は校長裏切り&ネタバラシで状況動きすぎてますし、このまま最終決戦までまっしぐらっぽい)。

 後述するホロスコープスイッチはあくまでダミーなので、ゲスト学生の布陣から見て38話以降ならどこでも入れられそうな感じですね。

「ダミー相手なら隠れずに変身出来る」「じゃあやるか!」と、最近割とダブル変身が当たり前になっていることを考えると極端な話まだ江本さん(タチバナ=ヴァルゴ)存命中でも通じるかも知れん。素直に考えるとジェミニ回の直前か直後でしょうけど。

 ちなみに45話時点でハルが入院していたのはゾディアーツ化の影響ではなく盲腸によるものだったりします(カットされてたけど)。


事の真相

 ゲストキャラの善悪ががらっと逆転する流れになっているので、こっちから先にまとめてみます。


 まずはアリシア連邦の宇宙鉄人計画が事の発端。軍事ロボットの宇宙鉄人シリーズや人工衛星兵器XVⅡなんぞを作っていましたが、それはそれでコズミックエナジー研究の一環でもあったらしい。

 そしてコズミックエナジーの暴走で自我を持った宇宙鉄人グランダインスカイダインが計画の中枢だったブリンク博士を殺害するも、博士がXVⅡに仕込んだ妨害電波装置によって本来のパワーを出せず、人間に擬態して生きていくことを強いられた。

 一方ブリンク博士の娘、インガ・ブリンクは残された宇宙鉄人ブラックナイトとともに二大鉄人への復讐と計画の阻止に奔走する……というのが、今回の事件の背景。


今回の財団X

 何か軽く出オチ感すら漂ってきたお馴染みの組織(ぉ)

 今回の物語は理事長(と校長、立神)が財団Xにホロスコープススイッチを売り渡すところから始まるんですが、そちらのスイッチとは別にリブラ・レオも変身しているため、売り渡す予定だったのはコピー品のようです。

 元々ゾディアーツは各人の「星の運命」によって性能や外観が左右されるものですし、アリエスのように事前に能力が判明しているのもいるので、「理事長をプレゼンターの元へ連れて行く純正ホロスコープススイッチ」に拘らなければ純戦闘用ホロスコープススイッチを生成することは可能なんでしょう。

 そして、インガとブラックナイトは手軽に使える強大な戦力、ということでこれに目をつけた様子。


 ちなみにこの時に登場した財団X幹部は成嶋涼氏。ゴーカイジャー終盤でもちらっと出てきたファイブイエローことレミ先生です。


インガ・ブリンクの襲撃

 この時のインガは、仮面ライダー部がグラン・スカイに協力する悪党だと思っているものだから色々容赦がない。あと演じているのが原“キューティーハニー”幹恵氏だから動く動く。

 フォーゼVSブラックナイトでは、ブラックナイトの砲撃をシールドで防ぎながら突進してガトリング連射、ウィンチを使った捕獲などを見せてくれます。さすが坂本監督、ここと後々の場面でフルモジュール活用しているんですけど、割とガトリング好きなのか主だった戦闘シーンで気付くとガトリングが発動していると言う状態。

OSTO-Legacyからの依頼

 ぶっちゃけて言うと冴葉晴海ことグランダイン白山静ことスカイダインの狂言なんだけど、実際国家の空軍・宇宙機関レベルで動くのは時間がかかる(裏取りとか必要だろうし)し、コズミックエナジーを使った宇宙での「実戦」を肌で知っているのは仮面ライダー部くらいのもの、というのも事実。OSTOのネームバリューもあって、仮面ライダー部を納得させるだけの材料はあったと思います。

 でもって仮面ライダー部、特に賢吾を信用させるためにOSTOの名前を持ち出したものと思われますが、流星=メテオということを掴んでいたり、XVⅡ内部に軍事用パワーダイザーなんかが隠されていたりしたことを併せて考えると、OSTOとアリシア連邦は元々繋がりがあってブリンク博士殺害後はOSTOの資材と情報網を使って活動を維持していたのかも知れない。

 もちろん、本来は身一つの宇宙鉄人が利用出来る戦力となると仮面ライダー部くらいしかないってのが実際のところなんでしょうけれど。


訓練開始

 XVⅡ殴り込みのために宇宙飛行士として、戦士として訓練される仮面ライダー部の面々。45話現在では頭痛の他に胸痛も発症している賢吾ですが、その症状さえなければ案外動ける子なので訓練では見事なアクションを披露しています。

 でもって戦闘訓練でさりげなく野座間さんといちゃつく流星。爆発しろ!と思ったけどジェミニ回で爆発してるからいいのか(何)


日本某所・空港X

 そしてエクソダス・マークⅡ。今宇宙に飛べる機体がこれしかない、と言う事でまさかのMEGAMAXからのリサイクルに盛大に吹いた。

 エクソダスのCGとか使い回したいのかなぁと思ったけど、事の真相が分かってから思い返すと、カンナギの死で宙に浮いた資材を分捕るしか手がなかったとも言える。グラン・スカイは遅くともMEGAMAXの頃からライダー部を監視していたのか……


現れる12使徒勢ぞろい(ダミー)

 エクソダスとライダー部を守るため、弦太朗と流星が変身。二手に分かれてダミーホロスコープスと大乱闘!

 ハンド・ペン・メディカル・パラシュート・スクリューといった使いどころの難しいモジュールも何かと理由をつけて一通り出しているのが圧巻。これを見ると、ホッピングが普通に使えるモジュールに見える(笑)


 一方でメテオも久々にギャラクシーを活用してますし、メテオストライクも披露。そして最強フォームへ……しかしまあ、ダミーヴァルゴさん強いな。ダミーサジタリウスもだけど。


仮面ライダーウィザード

 戦いが長引いたところでさっそうと現れた次代ライダー! 自称魔法使いで「仮面ライダー」という名称は知らなかったっぽい。ウィザード劇中でも仮面ライダーって名前はあまり使わないのかな。

 でもって、見た目重厚そうなコートデザインの割にノリが軽い。そしてベルトが騒がしい(笑) プゥリーズ!

 あ、壱伏はウィザードライバーのデザインに関しては最初から肯定的なスタンスです。デザインが右手・左手と切り替わるギミックが単純ながら面白い。

 指輪の情報をベルトに読み取らせて魔法陣を展開、そこからさまざまなパワーを引き出す、といったコンセプトのようで、キック発動の構えがちょっぴりアギトっぽいかな。決めのシーンとかいちいちかっこつけてるので電王ウイングフォームが小さじ3杯くらい入ってる感(ぉ)

 パンフには操真晴人の写真が載っていますが終始変身しっぱなしです。


宇宙へ!

 あくまで弦太朗はXVⅡとダチになりに行くというスタンス。まあ初恋相手SOLUだしな。

 4組に分かれて4ヶ所にあるユニットを破壊するというのがライダー部に課せられたミッション。しかしそこに、エクソダスに密航していたインガが妨害に現れる!

 っていうかこの時エクソダスには晴海もいたんだよなぁ(笑)


問う!応!

 インガは流星と同じ「星心大輪拳」の拳法使い。なのでドラマ的には流星と絡むことになります。まさか流派内での挨拶があるとは……


破壊対象は妨害装置

 突如床からせり上がってきたバーにユウキが蹴躓くシーンが伏線だったとは結構やられたなーと。

 そして徐々に静も本性を現し出して……


ネタバラシ

 XVⅡもグラン・スカイのキョーダインも宇宙鉄人システムなのか、グランダインがXVⅡのシステムを掌握して変身用遺伝子アーム(?)を介してようやく真の姿を取り戻せたらしい。

 しかし別に意図したわけじゃないんだろうけど、後の戦闘シーンでキョーダイン内部の人格が人間体の形を取って喋るシーンが、ティ―レックスドーパントやトライセラトップスドーパントの描写を彷彿とさせる。特に後者は木下あゆ美氏だしね。


 そしてブラックナイトはあくまで忠実なナイトのままキョーダインの力の前に散る。ここは暴走したコズミックエナジーが流れ込んで自我を得たわけじゃないのも原因かもしれない。

 一方で、本当はダチになるはずのXVⅡの真意が分からずそれを傷つけさせられた弦太朗、怒りの咆哮。考えてみればなでしこを喪った経験があるからなぁ……そこを念頭に置いて見ると、より怒りの大きさが分かる。


脱出

 フォーゼ(とメテオ)に関して言えばいざとなったらワープドライブで帰れるから宇宙鉄人と戦いライダー部とインガを逃がす、という選択はさほど無謀ではない。

 だがキョーダインの力が強大すぎて、人工頭脳ルームからフォーゼとメテオは叩き落とされてしまうのだった……ところでメテオ変身シーンでM-BUSからのコズミックビームが途中で折れ曲がってたんだけど、中継衛星とかあるのかあれ。


ダイザーズ、レディーゴー!

 XVⅡからの脱出シーンはライダー部+インガのアクションを堪能する見せ場のひとつ。ユウキと野座間さんがわちゃわちゃしながらダンスっぽい動きで割と可愛く戦っているのに対し、ガチでコマンド―化している美羽さまがさすがすぎる。

 そしてパワーダイザーで警備ロボガンベースと戦い「ここは俺に任せて先に行け」と死亡フラグをおっ立てた大文字を、美羽さまがJK引き連れて軍事用パワーダイザーで「死亡フラグをへし折りに来たわよ」と駆け付けるシーンが凄く男前。

 その場のノリで「キングダイザー!」「クイーンダイザー!」「JKダイザー!」と名乗り上げて突っ込んでいくのが最高です。

 ところでこのパワーダイザー、天高からエクソダスに積み込んだものだと思うんですけど、クイーンダイザー・JKダイザーは置き去りだったんだろうか。さりげなく最終回で出てきたりして(笑)


キョーダインの宣戦布告

 キョーダインは人類より優秀な宇宙鉄人が地球を支配すべきとし、XVⅡの超重力子砲でまずは日本を消し飛ばそうとしていた。

 ここのピンチを乗り切った後で今度は理事長に消し飛ばされそうになる日本列島が大変だ……いや毎年毎年侵略の危機にさらされているけど、矢継ぎ早に列島消滅の危機ってのはさすがになかったと思う。


宇宙行けー!!

 メインコントロールを奪われXVⅡだったが、その自我とコミュニケーション端末、そして自爆装置はキョーダインの支配からのがれていた。

 超重力子砲を発射される前に自爆しようとするXVⅡと、それを止めようとする弦太朗、その弦太朗を止めようとする流星。この辺もカンナギ事件の当事者だったかどうかで心情が分かれるところで、なでしこの一件を流星は知らないもんだから「人間でないものとも友情を結ぶ」という感覚がぴんと来てない様子。

 あと弦太朗が思いを吐露するところでようやく左腕のS-1ワッペンに気付いた(ぉ)

 そんな弦太朗が取った手段は、コズミックステイツのワープドライブでXVⅡを月面まで押しこみ超重力子砲の射線を逸らすという力技だった!

 しかしこれでフォーゼのスイッチは力を使いはたしてラビットハッチに送還されてしまう……


スイッチ・オン

 計画を邪魔された怒りのままに、ブレインの端末を破壊し、メテオと変身出来ない弦太朗を追い詰めるキョーダイン。それを救うためにXVⅡの人工知能がラビットハッチに送ったのは新たなスイッチの設計図だった。

 それを生成するための大量のコズミックエナジーを集める手段は、弦太朗所縁の人物が同時に40個のアストロスイッチを押すこと。

 弦太朗が現在進行形でボコられている中、ライダー部は学園中を奔走してスイッチを配る!


 ――というわけで、ある意味AtoZにも似たまさに「友情出演」の数々。蘭とハルもライダー部としての初仕事と張り切ります。

 何だかんだ言って、ライダー部とインガも含めて39個のスイッチが全部名ありのレギュラー・セミレギュラー・ゲストに行きわたったのが凄い。継続は力なりというか、番長介が妙に目立っていると言うか(笑)

 いやまあ、流石に呼べるキャストに限度があったのか、あまり接点が濃いと思えない諸田先生とかいたけどさ(笑)

 あと、JKと新田くんの和解が駆け足ながらここで出てくるとは思わなかった。つか、長くても十数分(それ以上ボコられるのは流石に弦ちゃん死ぬ)くらいの間に配りきったのが凄いんだけど、卒業生組が割と天高の近所をうろうろしていてくれて助かった。もうね、律子さんが美味し過ぎる。

 あと、大杉先生も小松先生(演:アンガールズ山根氏)の協力を取り付けて活躍してますね。小松先生の情報の授業から弦太朗たちを連れだす大杉先生とか、結構見せ場はある。


 そして押してくれる最後の一人が――まさかの理事長

 あれで理事長は有望な若者として弦太朗を評価してますからね。45話で「日本が滅んでも人類は立ちあがって進化して追いかけてくるだろう」って言うのも、それを先導するのが弦太朗だと思ってるのかも。


 で、放送室を借りたユウキが音頭を取ってカウントダウン、スイッチオン!

 この時期のライダー映画は最終回とは違うもう一つの集大成って位置付けになってきているんですけど、まさにそれだと思う。

「人知れず悪と戦う仮面ライダー」とは微妙に違ってる気がするけど、スイッチを押した大半は事件関係者だからセーフっちゃセーフか。


俺の親友を甘く見てもらっちゃ困る

 もう賢吾さん、弦太朗を親友とまで言い切ったな……。生成されたフュージョンスイッチを装填してフォーゼ変身!


仮面ライダーフォーゼ・メテオフュージョンステイツ

 フュージョンスイッチをONにすることでメテオドライバーからフォーゼドライバーへとメテオスイッチが移動し、フォーゼとメテオの二大パワーを備えた最強ライダーが誕生する。

 頭部造形や左腕、両脚なんかはコズミックステイツを踏襲していますが、右腕にはメテオギャラクシー、左人差し指にはライダー指紋、胸装甲はメテオストーム風とまさにミックスデザインになっています。

 戦力としては右腕の惑星パワーと両脚のモジュールチェンジ。まさかの弦ちゃん怪鳥音でのジークンドーも披露してくれます。

 考えてみれば宇津木先生のモーションをトレースしてキックボクシングして見せたくらいだから、共闘してきたメテオの動きを真似るのもお手の物か。一方で喧嘩闘法も交えてフォーゼっぽさも忘れてません。

 グランダインに蹴りを入れてガトリングモジュールとスターライトシャワーのダブル連打とか、フュージョンならではの戦法が熱い!


戦いは月面へ


といず・くろすおーばー!-MOVIE2
 キョーダインはグランカー&スカイジェットに変形合体して月面を疾走し、フォーゼもマシンマッシグラー+パワーダイザー合体ビークルでそれに対抗。こうしてみると「フォーゼがスカイゼルに似たのは偶然なんです」と公式が言い張っていますけど、フォーゼの頭部デザインが決まって以降はキョーダイン意識してデザインしたんだなぁと思える。

 最後はライダーフュージョンドリルキックでキョーダインを撃破!


遥かなる旅立ち

 恐らくライダー部の協力で修復されただろうXVⅡは、宇宙の中心を目指して旅立つ。ちゃんと友を見送れたという点では、なでしこの時のリベンジを果たした格好になるのかな。

 しかし、宇宙を旅するコズミックエナジーを内包した生命種SOLUに、コズミックエナジーの暴走で自我を暴走させた(コズミックエナジーは我々を選んだと主張)宇宙鉄人と、実は何もかも知性体を自らの元へ誘うプレゼンターの掌の上だったりするんだろうか……最終回なりMOVIE大戦なり、プレゼンターとの接触がテーマになりそうな気がします。

 ……というか、コズミックエナジーが軽くゲッター線化しているような気がしてきた。放射元がプレゼンターで。


もう一つの旅立ち

 インガは父の墓参りのために日本を離れることに。それを見送るのは同門の誼で流星だった。

 孤独な戦いを経て仲間を得た経験から流星がインガとよく絡んでいたんですが、最終的にフラグにまで昇華してインガが流星の頬にキス。それを物影から暗黒オーラ全開で見つめる野座間さん。

 よし流星。爆ぜもげろ。


総括

 てなわけでフォーゼ劇場版。小ネタあり燃えありで非常に盛り上がる映画でした。前回のMEGAMAXを経てさらに一歩前へ、という意気込みと勢いに満ちてました。フォーゼらしさが目いっぱい詰まった快作と言って過言ではないでしょう。

 まあ、キョーダインが最後まで敵だったのは意外というかキョーダインファンには評判悪いかも知れませんけど、これはこれでいいゲストライバルだったのではないかと。