の続きです。
4本ロック、っていうか、2本針のロックって、
使いこなせると確かに便利だけど、
3本ロックでも十分だとも思う。
ニットソーイング、4本ロックじゃなくても
大丈夫です。
ハギレで失礼。
ニット生地を、縫い代1センチで縫います。
この時、糸はレジロンで縫っています。
(レジロンで縫う理由 →→→ ★★)
そしたら、断ち端にロックミシンをかけます。
え？これだけ？
そう、ニットソーイング、
ただ普通にこれでいい。
この、
1. 直線縫いのミシンで地縫いをする
2.ロックミシンで端かがりをする
という、布帛を縫う時と同じ工程。
それが、ニットソーイングになると、
ニット用の糸 と
を使う。
これだけ。
個人が趣味として楽しむニットソーイングなんて、
もともと、そんなものなんです。
この、
①直線縫い
②端かがり
この二つの工程が一気にできるのが、
4本ロック。
針が2本付いているので、
1本は地縫いとして、
もう1本は、端かがりとしての役割。
今まで3本ロックだと、地縫いしてロックをしなきゃいけなかったのが、
4本ロックだと、1回ですみますよ！ってだけの話。
針を1本、糸を1本はずせば、
普通に3本ロックとしても使えます。
4本ロックの面倒なところは、
ニットソーイングだからと、
4本ロックの設定に変更したり、
布帛を縫うからと3本ロックに変更したり、
いちいちその都度針や糸を外したりつけたり、
そのたびに糸調子を調整したり。
そんなことをするくらいなら、
初めから3本ロックにしといて、
レジロンで地縫いをした方が、ずっとストレスなくソーイングを楽しめると思う。
地縫いも一緒にできるロックミシン！
つまり、ニットソーイングが時短でできる！
ってことなんだけど、
確かに「縫う時間」だけ考えたらそりゃ
2回縫うところを1回で済むわけだから、
時短かもだけど、
針や糸を変えたり、糸調子を整えたりすることに
それ以上の時間がかかるとしたら、
本末転倒じゃないかなぁ。
4本ロックって、圧力鍋だなぁ、と思うの。
ある時、
「圧力鍋」という、センセーショナルな鍋が登場して、
「カレーも作れる圧力鍋、新発売！」
「圧力鍋なら、煮込み時間が三分の1！」
「圧力鍋で作るカレーは美味しい！」
というCMが流れまくったとします。
ベテラン主婦は、
「ふーん、なにやらすごい鍋が出てきたわね。
使ってみたいけど、高いし、いつもの鍋で十分だわ」
と思うところを、
料理経験ゼロの新米主婦が
「カレーを作るには、圧力鍋が必要なのね！」
と言ってる感じ。
でね、せっかく買ったからと、圧力鍋で、
豆腐とわかめの味噌汁を作って、
あー、お鍋洗うの大変！
もう、お料理ってどうしてこんなに面倒くさいのかしら！
もういや、ムキー！！
4本ロックって、そんな感じ。
使いこなせる人には素晴らしいアイテムだけど、
ちょっと洋裁やりたいなぁ、くらいの人には、必ずしも必要とは思わないかなぁ。
ロックミシンに20万円も出すなら、
3万5千円のロックと、
JUKIの職業用を買うのがおすすめ。
料理経験ゼロの男子大学生が
初めて一人暮らしをするのに、
圧力鍋を買ったって、
ますます料理なんてしなくなるでしょ？
初心者さんが買うなら、
煮込み料理もできる、お手軽な片手鍋を買いましょう。 これ↓
もちろん、
使いこなせる人には、
素晴らしいミシンですよ！4本ロック。
(私も欲しいもん)
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