佐々木君を起用しなかった監督の苦悩 功利主義 | didit sewing ~横浜・日吉の初心者向け洋裁アトリエ

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岩手 大船渡高校の佐々木君フィーバー、
何故か哲学的なフィルターで見ちゃうんだよね。


ミクロの視点
マクロの視点



佐々木君が大船渡高校を選んだ場合、
「大船渡」が「甲子園」に行ける可能性

佐々木君が花巻東を選んだ場合、
「岩手県」が「全国制覇」の可能性


葛藤するよね!



今日の記事はこれの続き。

10年にひとりの逸材と言われている、
岩手 大船渡高校のエース佐々木くんが、


岩手県大会の決勝戦で「故障を防ぐため」という理由で登板させてもらえなかった件、

賛否両論大きく分かれていますね。



これまでも、夏の大会で無理をして、その後プロで結果をだせなかった投手がたくさんいたしね。


今回の、「エースを決勝戦で起用しない」問題は、


ベンサムの功利主義について考えてしまいました。



最大多数の最大幸福ってやつね。






つまり、少数を犠牲にしてでも、多数の幸せを選ぶ、っていう考え方です。




「トロッコ問題」ってご存知ですか?

(とっても考えさせられる問題なので、ぜひググってみてください)

一人を犠牲にして、5人を助けるかどうか。



私は普段からボーッと生きているので
そんな究極の選択をせまられることはないのですが、


政治家や、教育者、医療従事者、経営者やチームのトップなど、
そんな究極の選択を迫られる立場にある人もいるわけで、



今回の大船渡の監督も、そんな立場だったのかな、と。



(便宜上、「選手の気持ち」は無視して考えます。
あと、ちょっと極端な言い方をします。)



エースに無理させて投げさせて、
結果、甲子園に行くことは出来たけれど、
エースは故障して、プロもメジャーも断念せざるを得ないケース、とかね。



これって、一人を犠牲にしてみんなを助けるという、功利主義的な考えなのかな、と。


アルマゲドンって映画だっけ?(うろ覚え)
ラストシーンで呑んだくれのパイロットが自爆して敵を倒すシーンとか。





福島の原発事故の時も、
誰かがヘリコプターに乗って被曝覚悟で水を撒かなきゃ、みんなが被曝しちゃう!!とか。

(ロボット開発、どうなってんじゃー!!)



これらも、ひとりの犠牲で多くを助けるケースだよね。



今回の佐々木君問題では、
個人的には、女性的な考えかもだけど、
佐々木君本人とチームメイトが納得してたのかどうか、子供たちの気持ちが一番気がかり。


高校野球では、球数制限とか、ひとりエースの連投問題とか、

世の中的にも、「全員がよくなる方法を考えよう」って流れになっては来てるけど、


「じゃあ、どうやって?」の具体的なところがまだまだ追いついていないみたいだね。






でもさ、どうする?
ホントにどうする?

暴走トロッコがやってきて、分岐レバーを押せるのが自分だけだったら、どうする?


そんな可能性、ゼロだけど。






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