ポケットの種類って、基本、三種類です。
★パッチポケット
★シームポケット
★切りポケット
★パッチポケットは、
一番カンタン。ポケットを身頃にたたくやつ。
ワイシャツの胸ポケットや、エプロンのポケットや、トレーナーのカンガルーポケットとか。
★シームポケットは、
いわゆる、縫い目を利用したポケット。
縫い目の一部を縫い残して、縫い残したところに袋布縫い付けてポケットにするやつ。
スカートの脇ポケットとか。
切り替え線がポケットになってるやつとか。
★切りポケット、
これが一番、難しい。
身頃に切り込みを入れちゃうので、間違いが許されないやつ。
片玉縁ポケット
両玉縁ポケット
箱ポケット とか。
今回、部分縫い講座でやったのは、この切りポケット。
ちょっと話は変わりますが、
ローストビーフの端を切り落としちゃう問題、
聞いたことありますか?
昔々に読んだ本に書いてあったので、うろ覚えだけど。
ある母娘が、ローストビーフを作っていました。
お母さんが、ローストビーフの両端を切り落として、オーブンに入れました。
娘は母に聞きます。
「ねえ、お母さん、どうして、ローストビーフの端を切り落としちゃうの?」
「おばあちゃんに、そう教わったからよ」
娘はおばあちゃんのところに行きました。
「ねえ、おばあちゃん、どうしてローストビーフの端を切り落としちゃうの?」
「ひいおばあちゃんに、そう教わったからよ」
娘はひいおばあちゃんのところに行きました
「ねえ、ひいおばあちゃん、どうしてローストビーフの端を切り落としちゃうの?」
ひいおばあちゃんは答えます。
「当時のオーブンは小さかったから、端を切り落とさないと、オーブンに入らなかったからよ。
まさか、今も切り落としてるのかい?」
今回、部分縫い講座をするにあたり、講座の流れを考えているときに、このローストビーフの話を思い出しました。
どうしてここを縫うのか。
どうして先にこっちを縫うのか。
この本とあの本では、違うやり方で書いてあるけど、結果的に同じポケットになる。
どうして?どうして?
ひとつひとつの作業の意味を考えながら色んなやり方でポケットを縫ってみて、
この順番で、この説明で、講座を組み立てていけば、生徒さんに理解してもらえるんじゃないかと
思える講座になりました。
まだまだ作業動線などの細かいところの改善点は多々ありますが、ポケットの苦手意識が少しでも軽減されるといいなぁと思います(*^_^*)
次回部分縫い講座は、6月2日
ありがとう!満席です(*^_^*)