花曇り キーパーソン
雨に降られる前に帰ってこれた。せっかく桜が満開なのに、花びらを濡らす雨。世の中は不条理で出来上がっている。今日のお昼は花曇りの中、散歩がてら銀座で寿司を食ってきた。美味かった。量もあった。驚いたのは千円でおつりが来たこと。千円以下でお寿司屋さんで握り寿司が食える店なんてない。安くてもお任せで1,050円くらいはする。散らし寿司とかズケ丼なら千円以下もあるかもしれないが、回転寿司でもなく、しかも場所は銀座。オバマ大統領も行った「すきやばし次郎」の社長と、昔、一緒に修業した職人さんだそうで、片や商売上手でミシュラン三ツ星の有名な寿司屋となり、片や良心的な値段設定で庶民に美味い寿司を食わせる小さなお店を営んでいる。片や数万円の値段を取る店の社長と一緒に修業を積んだ職人が握る千円ランチネタの差は多少はあるにせよ、職人気質の頑固オヤジの選んだ食材がさほど劣るとも思われん。実際、たまに行く昼で2千円する寿司屋より美味かったし、量も全然満足した。そんで夜はちょっとした宴会に出席。入社式というか、別に若い新入社員の歓迎ではなく、そこそこのポストの人達の人事異動の歓迎式。幹部が出席するので、一応、俺も出席しないといけないっぽいので出席してきた。俺の隣の席に座る新しい弁護士も来て、今後色々と相談したりしないといけないので、ちゃんとご挨拶しとかないとさ。今度来た人は40代半ば近いバリバリの弁護士だったが至って腰が低かった。今度の弁護士とも、なんとかうまくやってけそうだ。結構、俺の仕事も日常的に弁護士の意見とかを聞きながらやんないといかんので、フランクに相談できる雰囲気作りが大事になってくる。昔の会社じゃ、「リーガルオピニオンがどうたらこうたら!顧問弁護士の見解がこうなんだから、貴方達は余計な意見なんか言わなくていいのよ!」とか鬼の首でも取ったように振りかざす女の上司がいて困ったけど、今や俺は普通に弁護士にタメ口利きながら気軽に相談してっけどね(苦笑)。ほんと、あのクソババアは、何をトチ狂って、事情を詳しく知らされないままに出した弁護士の意見を金科玉条のように言ってたのか俺は未だに理解できない。ちゃんとした情報を弁護士に与えずに、その条件下で出したリーガルオピニオンなんぞ、なんの権威も効力もないのにさ。そんな理不尽な目に遭ったんで、「こんなバカな上司の下ではやってらんねえ!」と会社を辞める踏ん切りがついたとも言えるが・・・今週は前の弁護士の送別会でもみんなで酒飲んで大盛り上がりで、3次会、4次会、午前3時まで行って、みんな家に帰れなくなってしまって、翌日はまったく仕事にならず。まーそれはいいや今日のパーティーで、最近、海外出張しまくりで、ほとんど見かけなかった経営企画の課長さんが出席してて、酒注ぎに行ったら、俺のことを「彼は我が社のキーパーソンの一人だから」と言ってくれて非常に嬉しかった。俺の直属の上司なんかとは違って、東大法学部だか京大出身の超エリート。もしかしたら、誰に対しても「彼は我が社が誇る優秀なキーパーソンの一人です」と言ってんのかもしれんけど、俺もそう言われてみて、「確かに、俺が任されている任務は我が社にとっては重大なポジションなんだよな・・・」と改めて自覚した次第。少なくとも何個かある重要なポジションのうちの一つであることは間違いない。3月年度末終わったけど、俺は期待されてるレベルの仕事が本当にできただろうか?と、自問自答してみると、自分なりには「前任者の時よりもできたし、まあいいっか!?」と思ってたけど、それで果たして良かったのかどうなのか、ちょっと気が引けてしまう。