散文詩『翌』混沌なれ 混乱なれ覚束ぬ足下の晦冥積み上げた繆錯の残滓に目が潰れる混沌なれ 混乱なれ幻視した往時の再生名もなき冀望の一片に目を奪われる現実はただ肉体を動かしている現実はただ精神を揺らしている現実はただ此処に在る此れはただ現実で在る私は生きている私は明日も生きている此が現世永久不変に 我は我也Shion