踏み躙る先の幸福 類稀な
忘れてしまったこと それは現実でないもの
夢を騙り 夢を置き
人に狂い 人を嬲り
語られる昔話はそう
脚色と虚飾の栄光と挫折
美しき純心
それはあなたを癒すでしょう
けれど忘れていませんか
あなたを覚えてすらいない
切り刻まれた澄んだ瞳の在処を
いつかあなたは遠い目で懐かしむのでしょうね
Shion
the Crime of Roses…
生きている限り、君の傍で
踏み躙る先の幸福 類稀な
忘れてしまったこと それは現実でないもの
夢を騙り 夢を置き
人に狂い 人を嬲り
語られる昔話はそう
脚色と虚飾の栄光と挫折
美しき純心
それはあなたを癒すでしょう
けれど忘れていませんか
あなたを覚えてすらいない
切り刻まれた澄んだ瞳の在処を
いつかあなたは遠い目で懐かしむのでしょうね
Shion
記憶に芽吹く衝動 カラカラ、と言葉に色をつけて
其処にいただろう?君が姿を
幾つかの真実と この目に映る事実
僅かながら触れたこともありました
砂上で嘘の塔が堕ちる
真実の皮を纏い増植する
棚上げた優しさを滲ませた紅い絵の具
何処までも転げて
まだ被害者面ですか?
誰が為の怒りであろうか
己が為
誰宛の言葉だろうか
震える手が契る
その目にもう映ることなど望まない
せめて……君との約束は必ず守ろう
Shion
あまりにも眩しいから
一つも濁らないで欲しいとただ願った
あまりにも眩しいから
一つの嘘もないようにとただ呪った
あまりにも眩しいから
永遠で在って欲しいと強く願った
あまりにも眩しいから
延々囚われて欲しいと呪い続けた
そこに交われない異物であるから
願うことすら呪いになる
誰にも心を寄せられないから
愛すべき誰かの愛を願う
無い物強請りの獣さん
あなたのお家は何処ですか?
Shion