
時に人生はJAZZと同じように、予定外の方向へと進んでいってしまうんだ・・・
三角関係がついに四角関係へ。本当に展開が早い。
クリスマスライブに向けての練習中に、ピアノを弾く薫の手が止まってしまうというシーン。
いいアドリブを考え過ぎて、つい立ち止まってしまうのだが、
薫はピアノプレイに完璧を求めすぎる、というわけだ。
それを打ち破った薫が後半のライブにおいて、千太郎を発奮させるという展開が素晴らしい。

セッションでピアノが止まるという場面で、マイルス・デイヴィスとセロニアス・モンクによる、
伝説のクリスマスセッション(1954年)を連想するのは私だけか?
これは曲の録音の際に、いつもトリッキーなピアノプレイをするセロニアス・モンクに対して、
マイルスは自分のトランペットプレイのときには、バックでピアノを弾かないでくれと頼むのだが、
それに怒ったモンクは本番録音のとき、言われた通りマイルスのバックではピアノを弾くのをやめているが、
自分のピアノソロの番が回ってきた時には、何の打ち合わせもなくパッとピアノを弾くのをやめてしまい、
慌てたマイルスが、とっさのプレイで場を凌いだというものだ。
まあ近年では、喧嘩ではなく音楽的なものだったというのが定説になっているが。
これはレコードにもなっており、「MILES DAVIS AND THE MODERN JAZZ GIANTS」の中の
「The Man I Love(take2)」がそれに当たる。
マイルス・デイヴィス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ/マイルス・デイヴィス

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意外な驚きが、千太郎がアメリカ人とのハーフだったこと。
60年代は、ビートルズのあの髪型に対しても反社会的だといわれていた。
考えて見れば1966年当時、髪が茶色というのはかなりの異端のはず。
マンガのキャラとしての設定かと思ったら、ちゃんと理由があったのだ。
薫と同様、千太郎も家庭に寂しさを抱えていた・・・。
しかし淳兄ちゃんのかっこよさは反則だよなぁ・・(笑)
坂道のアポロン |












