
鈍感なのは薫ではなく千太郎であった。
しかし、序盤からとばしてくれるぜ!
あまりにもせつない、物語の展開
今後どういう結末が待つのか?

”それは戦闘機みたいな音になって
キーンと心が接近してた
それは青春のかたまりみたいだった
鼓動の聞こえるくちづけだった”「青春の鼓動」CHAGE&ASKA

毎度クオリティの高い演奏シーン。
驚くのは、前回も書いたが薫の演奏力だ。
「クラシック出身者は、譜面を見ながらじゃないと、すぐには演奏できない」
という話を、ピアノの先生から聞いたことがある。
つまり、譜面さえあればどんな曲でもすぐ弾けるが、
逆に、耳で聴きながら(いわゆる耳コピ)ではすぐに弾けないというのだ。
この話は、私にとっては意外だったので、非常に驚いた。
薫は千太郎とのセッションで、軽々とアドリブをこなしていく。
そしてBill Evansの「someday my prince come」の微妙なボイシングまで、
耳で聴いて、譜面に起こして、弾くことが出来る。
原作だと、どう表現されているか分からないが、
とんでもない腕前だ。高校生のくせに(笑)
ちなみに薫が手にしていたレコードはBill Evansの「Portrait in Jazz 」
1959年に録音されたもので、Riverside4部作と呼ばれる名盤の1枚だ。
ポートレイト・イン・ジャズ+1/ビル・エヴァンス

¥1,800
Amazon.co.jp
「坂道のアポロン」の時代設定は1966年初夏だから、随分時間が経っている。
この時期のBill Evansは、全盛期とはいえないが、しっかり活動中なのであるが、
当時の日本における認知度・温度差はこんなものなのかもしれない。
センスがいいなと思ったのが
千太郎の家にいる鳩の名前である「サラ・ヴォーン」。
「ラヴァーズ・コンチェルト」で知られる女性ジャズボーカリストの名前なのだ。
うまいところを突きやがる(笑)
A Lovers Concerto / Sarah Vaughan
http://www.youtube.com/watch?v=JwYpvKgxygw
もうひとつ思い出したのが、菊地成孔(ジャズミュージシャンで、今ルパンの音楽も担当している)が
やっているラジオ番組「粋な夜電波」での口上(詩の朗読?)だ。
この中で「猫のミンガス」といわれるものがある。
これが最高にクールで格好いい。何故かサラ・ボーンの名前を聞きながら思い出した。
良かったら聞いてみてください。
(2分過ぎから始まります。)
菊地成孔の粋な夜電波 (シーズン2最終回) 2012年03月30日 2/4
http://www.youtube.com/watch?v=0TdWJc0JA8o
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