休憩室のMonologue -15ページ目

休憩室のMonologue

時事ネタや書籍・音楽・映画・アニメ等の感想など
少々長めの文章で書いていきます

休憩室のMonologue
まだちょっと痛むけど、そのうち慣れるはずなんだ
きっと痛みも消えて、楽に笑えるはずなんだ─


律子からの失恋をまだ引きずりつつも、新学期を迎えた薫。
いつの間にか千太郎のことを”千(せん”と呼ぶようになっている。
休憩室のMonologue
せっかく出来た友達とクラスが別々になってしまうというのは、誰もが共感する出来事だと思う。
よほど社交的でない限り、新しいクラスに馴染むのは大変なことなのだ。
だからこそその友人が、他の人と仲良くなっているのを見て、嫉妬を覚えたりする。
薫の嫉妬心、千太郎の孤独感はよく分かる。
休憩室のMonologue
しかしそれを引っ掛けまわすようなチャラ男が登場するのは想定外だった(笑)
休憩室のMonologue
映画「サウンド・オブ・ミュージック」で有名な「my favoerite things(私のお気に入り)」の日本での浸透度は
1966年においてはどの程度のものだったのだろうか?

Wikipediaによると、映画の公開は1965年だったらしいから、
日本でも、ちょうど盛り上がっている頃なのだろうと推察出来る。
My Favorite Things/John Coltrane

¥1,099
Amazon.co.jp
ジャズ界においてはジョン・コルトレーン=「My Favorite Things」というイメージが定着しているが、
コルトレーンの演奏は1961年に発表されている。実は映画より前のことなのだ。

ジャズファンなら先にこの曲の存在を知っていた可能性は高い。千太郎はどうだったのだろう?
休憩室のMonologue
そしてビートルズの浸透度は?
本編で登場したのは日本だけの編集版である。というより。
ビートルズのオリジナルアルバムが、正規の形で全世界に発売されたのは1967年、
「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」が最初だった。
というのは後追いで知った人間からすると、非常に意外な話なのだが。
それまでは各国のレコード会社が、曲を自分で勝手に編集して出していたのだ。
日本公演は1966年の6月だが、アニメでは一切触れられていない。
意外と思われるが、当時はビートルズファンはクラスに1~2人いるくらいなものだったいう。
今現在からでは、なかなか想像つかない話であるが。

逆に、ジャズの場合はどうやら正規の形で出回っていたようである。
というより、ジャズは当初からアルバム至上主義的な要素が強い音楽だったし、
主に輸入版が流通していたようだ。
休憩室のMonologue
絵画とジャズは割りと近いところにあるんじゃないかしら?
絵画はキャンバスという空間に、ジャズは演奏という時間に
その場そのときに生きている自分を刻み込んでいく感じがするもの─


なかなかの名言である。ならロックは?

ますます微妙になっていく4人の関係・・・・

にほんブログ村 トラコミュ 坂道のアポロンへ
坂道のアポロン

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(1) (ジャンプコミッ.../椿 あす

¥590
Amazon.co.jp
”このマンガ版『もしドラ』が完成した暁には、「このマンガがすごい!」を初めとする
マンガ賞の数々を総なめにすることは必定であり、もしそうならない場合には、
このブログにおいてこの作品に賞を与えなかった人々を、可能な限りとことんまで糾弾していくことを、
ここにあらかじめお約束しておきます。”岩崎夏海


先日、古本屋にあったので手にとってみた。
著者である岩崎夏海が上記のように喚いていたようだが、まあそれは置いといて(笑)
漫画の感想だが
アニメよりも映画よりも、そして何より、間違いなく原作よりは面白いといえる。
岩崎夏海の説明文的文章に、詩的な絵を加えてやわらかく物語が進むようになっている。
そして、ドラッカーの要素が邪魔になっていない。
原作では語られなかった背景、人物設定が織り込まれていることによって、
物語として、より分かりやすくなっている。

原作での一番の批判・問題点が、主人公みなみが書店員に「マネジメント」を薦められる場面だ。
これには私もあるわけないだろと思ったし、まあこれがないと話が進まないから仕方ねぇか・・・
といった感じだったのだが。
これは多くの人が感じる疑問点だったようだ(当たり前か)

岩崎夏海は語る。
ぼくは書店員について人物設定から背景、薦める理由までこと細かに考えていたにもかかわらず、
小説の中では一切描かず、単にその事実のみを記すにとどめた。
それはもちろん紙幅の関係もあるのだが、
それ以上に、そうした方が小説として面白くなるということが、分かっていたからでなのである。
(中略)ところが小説発表後、予想外のことが起こった。
なんと、そのシーンを面白い面白くない以前に、
上手に理解できない人が、少数ではあるが現れたのである。
(中略)そうしてぼくは、これをゆゆしき問題であると受け取った。本を読むのが下手ということは、
何よりその人たちにとって不利益である。非常にもったいない。あとちょっと上手くなれば、
あるいは想像力を働かすコツさえ覚えれば、
彼らももっと面白くこのシーンを読むことができたはずなのに、
それができないというのは、端的にいって可哀想である。
(中略)そこでぼくは、小説では表現しなかった人物や設定、背景やプロットというものを
コミカライズにあたって、あらためて表現することに決めたのだ。


・・・・はっきり言って、か・な・り頭にきた。
だったら最初から丁寧に書きゃいいんだよ!
てめえの作文みてぇな文章なんざ小説じゃねぇよ!背景なんざ見えねぇよ!
読者が可哀想だなんて、おめえに言われる筋合いはねぇんだよ!!
その前におまえの文章力が問題だってなんで分かんねんだよ!!!


マンガでは、その書店員(学生)が大学で経営学の講義を受けており、
そこでもドラッカーについて触れている、という描写があるのだ。

その講義においても「顧客とは何か」「事業とは何か」の説明がある。
そこで本の定義についてユニークな視点が語られる。
1年間で一番本が売れるのは12/23だという。それは天皇誕生日で祝日であることと、
クリスマスイブ前日で、プレゼントとして本を買う人が多くいるからだと。
つまり本は読むためだけのものではなく、贈り物としての一面もあるのだと。
「われわれの事業とは何か」「そこには分かりきった答えが正しいことはほとんどない」
というドラッカーの言葉の意味がひとつ語られる。
これは面白いと思った。
私は本をプレゼントに贈ったことはないけれど。
前提としてその講義があって、書店員は主人公のみなみに尋ねられたとき
「マネジメント」を薦めるというわけだ。
原作よりも(まだ)入りやすい流れだと思う。
だったら買わせるんじゃなくて、プレゼントにしろよとか、色々言いたくなるが(笑)


岩崎夏海が言うには原作ではあえてこの背景を外すことによって
本は面白くなるのが分かっていたのだが、何故分からないんだ。ということだが、
原作ではどう描かれているかと言うと

野球部のマネージャーになって、みなみがまず初めにしたことは、
「マネージャー」という言葉の意味を調べることだった。
それがどういう意味かということさえ、彼女はよく知らなかったのだ。
そこで、家にあった広辞苑を引いてみた。すると、そこにはこうあった。
マネージャー【manager】 支配人。経営者。管理人。監督。
また、すぐ隣にはこんな言葉も載っていた。
マネージメント【management】管理。処理。経営。
これを読んで、みなみは「マネージャー」というものを「管理や経営をする人
---つまりマネージメントをする人」だと理解した。
次に、今度は近所の大型書店に出かけていった。
そこで、マネージャー、あるいはマネージメントについて、
なにか具体的に書かれている本を見つけようとしたのだ。
本屋さんまでやってきた彼女は、店員にこう尋ねた。
「何か『マネージャー』、あるいは『マネージメント』に関する本はありますか?」
するとその若い女性店員は、一旦店の奥に引っ込むと、すぐに一冊の本を手にして戻ってきた。
それを差し出しながら、彼女はこう言った。
「これなんかいかがでしょうか? 
 これは『マネジャー』あるいは『マネジメント』について書かれた本の中で、
 最も有名なものです。世界で一番読まれた本ですね。
 もう三十年以上も前に書かれたものなんですけど、今でも売れ続けているロングセラーです。
 これはその要点を抜き出した『エッセンシャル版』です。
 『完全版』というのもあるんですけど、始めての方にはこちらをお薦めしています。


・・・これだけ。
この前後には書店員は登場していないし、みなみは本を買う際のことは一切回想していない。
・・・で?
この文章のどこに背景を匂わす描写があると?行間は?表現は?
ここに書かれているのは「事実」だけだ。
これだけで「読者は分かっていない」と八つ当たりするのは、
著者の傲慢以外の何者でもないと思う。


この他にも「ゆうきの死は意思を持った自殺で、実はみなみへの復讐だった」とか
「決勝でみなみの貢献無しで勝てたのは、マネジメントの成果だ」とか言ってるのだが。
悪いけど、岩崎夏海の説明文的文章の中には、そういう表現・描写・行間が一切ないのだ。
読者の読解力の問題ではない。著者の筆力の問題なのだ、これは。

しかし困った人間だ。
要は「俺の書いたものは世界最高だ。何でそれを認めようとしない!」といったところだろう。
傲慢な碇シンジとしか思えない。
先月だったか「ようこそ先輩」というNHKの番組の再放送で岩崎夏海が出ており、
子供たちに小説の読み方を語っていたが、最初に「まず自分を捨てろ」と述べていた。
頭を空っぽにして、先入観を持たずに読むことが大事なのだと。
それはイコール「何の疑問を持たずに、そのまま許容しろ」ということなのか?
小説じゃなくて、経典の読み方の間違いじゃないの?
つまり「信者は黙って教祖の言うことを聞け」と同義語だろう。


けちをつけると止まらないのだが、岩崎夏海はblogではなく作品で勝負して欲しいし、
「もしドラ」の次に何を書くかを是非みてみたい。
どっちみち次の作品で「もしドラ」以上のものを出さなければ淘汰されるだけなのだが。
まあこの漫画版が世界最高の漫画だとは、決して思わないが、
原作より面白いのは確かだと思う。

前にblogで原作について書いたが
「マネジメントを分かりやすく解説したビジネス本としては秀逸だが、
 野球小説・野球マンガとしては非常に稚拙である」
というのが私の感想だ。

仮に私だったら、以前にmixiの記事でも書いたことがあったけど、
大学での講義をメインにする。
途中で短編のように野球マンガを混ぜるとかして、ダイナミズムを少なくする。
あくまで書店員の大学生が「もしマネージャーがドラッカーを読んだら」
という妄想・発想で、論文じみたものを書いていく、という流れはどうだろう。
そして、絶対にゆうきは殺さない。
あまりにもベタな展開だし安易すぎる。人の死はドラマを盛り上げるのに最も有効だが、
逆に読者が感情移入しすぎるし、ドラマ自体の質が落ちる、とはよく言われていることだからだ。
私だったらゆうきは殺さず、決勝戦では危篤状態にする(まあこれも十分ベタだけど)。
で、決勝戦は善戦するが負ける。
だがゆうきは回復し、部員とともに大きな達成感を獲得して物語は終わる。
あくまで私だったら、の話ですが。

・・・・ひょっとして。
いつの間にか、私は岩崎夏海の炎上ビジネスに、まんまとひっかかってたのか?!

ちなみに「妄想だけど、もし野球映画だったら」と言うことなら、町山智浩氏の妄想が最高!!
というより結局「がんばれベアーズ」や「メジャーリーグ」の方が断然面白いという話なのだが。

■町山さんのもしドラ批評聞いてみた
http://anond.hatelabo.jp/20111209225856
もしドラ 書店員とのやりとり 全文
http://anond.hatelabo.jp/20110813113947
休憩室のMonologue
久々に五右衛門が登場!
だが、出番は少なかった・・・。
休憩室のMonologue
例によって、いきなり何が始まったかと思った。
これは映画「ルパンvs複製人間」のオマージュだろう。
小学生のとき、このシーンを観てすごい衝撃だったのをよく憶えている。
休憩室のMonologue
続いて登場するのがチェ・ゲバラ(いや違うけどw)
2000年代から再評価が始まっている人物だが、
日本にこれだけの人がいればなぁ・・と思ったり。
休憩室のMonologue
チェ・ゲバラ
しかし時代設定はどうなってるんだろう?
まあもともとルパンは、時間軸は関係なしで進む話ではあるのだけど。
冷戦構造や、第三次世界大戦勃発の危機を描いているのだから、
何をどう考えてもキューバ革命の時期である。
休憩室のMonologue
ロックスターのように・・・か?
政治は劇でもコンサートでもないわ。
だったらビートルズでも殺したら?
ロックは勘弁してくれ。もっとリズムがあるやつがいい。
望みは革命?それとも混乱?
好きに踊りたい・・・それだけだ。
何でもお見通しの君が、我々と居る理由は油田の座標かな?望みは?
そうね・・・私の望みは・・・

休憩室のMonologue
不二子が求める居場所は果たして・・・。
しかし五右衛門が不二子に弱いままなのは、旧ファンとしてはどうにも歯痒いのだが(笑)。
休憩室のMonologue

にほんブログ村 トラコミュ ルパン三世のトラックバックコミュへ
ルパン三世のトラックバックコミュ

囮物語 (講談社BOX)/西尾 維新

¥1,365
Amazon.co.jp

何というか・・。
千石撫子がどうとか、話の展開がとか、色々あるが何より。
西尾維新おそるべしだ、まったく!!!!
とか言いながら「化物語」シリーズ以外は読んだことないけど。

今回の新章シリーズは発刊当時、羽川翼メインの「猫物語(黒・白)」を購入して読んだだけで
以降はのんびり図書館で借りられるまで待つか、という感じだった。
いかんせんヒロインについては、羽川翼と戦場ヶ原ひたぎの2名にしか興味がなかったせいでもある。
その前の「偽物語」は話の脱線が激しすぎて、どうにも乗り切れなかったし、それはアニメでも同様だった。
だが、その話の脱線が魅力でもあるので、この「化物語」シリーズが好きになれるかどうかは、
延々と続く会話劇を、許容出来るかどうかに尽きると思う。


困るのが、その脱線話の中にハッとするような、人間心理を突く文章を縫い込んであることだ。
だからスルー仕切れない・・。

今回のシリーズは、全く持って只者ではない。
それまで触れられなかった、ヒロインの心を抉るような言葉が、容赦なく発せられる。
千石撫子もズタズタに抉る抉る・・・。
しかも読者にも跳ね返ってくる。まるで「人間失格」だ。


ところで、これは本当にアニメ化不可能だと思うのだが。
シャフトは乗り気らしいが果たして?


「元ジャーナリスト」で自由報道協会代表の上杉隆氏へのパッシングが止まらない。
いや止まらないのは当たり前だ。
私も腹立つわ、呆れるわで本当に、本当に嫌になっている。
こんな体たらくで、本人はよく平常でいられるものだ。

上杉隆氏 「ひばくなう(^ ・・)」@福島
http://togetter.com/li/302958

【GW増刊】いまさら聞けない上杉隆「嘘と捏造」疑惑
http://togetter.com/li/297431

江川紹子氏が上杉隆氏に公開質問状 @uesugitakashi
http://togetter.com/li/295000

【上杉隆 Part2】デュブレイユ氏発言は存在せず。ドブレイユ本人に確認
http://togetter.com/li/290567

上杉隆@ドイツ発言に町山智浩呆然、江川紹子が叱責!! @uesugitakashi
http://togetter.com/li/292444

【上杉隆Part1】上杉隆と茂木健一郎に朝日新聞記者が訂正求める
http://togetter.com/li/290458

今更ながら。上杉隆氏の何が問題なのか?
人々に正しい情報を伝えようとする姿勢ではなく、
「皆が知らない情報を伝えているボクってすごい!」「俺ってイケてるぜ!」
という自己陶酔・自己顕示が、あまりに過剰で、露骨で、無神経で、うざいからだ。

もう最初からそうだったのか、あるいは途中から変節したのか分からないが、
こんなの間違ってもジャーナリストと呼べるものではない。「元」とつけるのもおこがましい。

ジャーナリストの自己顕示欲は、別に上杉隆氏だけの話ではない。
いわゆる大手メディアの記者もそういう面は当然あるし、しょっちゅうスクープ合戦をやっている。
間違った報道もするし、偏向報道もある。
この上杉隆氏の諸問題が、ネットやtwitter上のみで盛んに取り上げられ、
逆にTV・新聞で大きく追求されることがないのは、
ブーメランになって大手メディアの記者たち自身に、跳ね返ってくるのが困るからなのだろうか?
もちろん中には堂々と実名で上杉隆を批判している人もいるが。

だが、上杉隆氏や自由報道協会は、そういう大手メディアとは一線を引いた、
既存の立ち位置ではないところからの報道を、大きく期待されていたはずだ。

その期待を踏みにじるように、間違いを犯してもろくに訂正も釈明をせず、
多くの人の批判に無視を決め込んでいる。
幻滅するのは当然だ。
しょっちゅう批判している大手メディア・記者クラブと一体何が違うのか?
今後もう、上杉隆氏の記事も著書も読もうとは思わない。
仮に100%正しいことが書いてあったとしてもだ。
大勢の人がそう思っているだろう。

才能がありながら、過度な自意識過剰と被害妄想の末、周囲から孤立し不慮の死を遂げた
あのブライアン・ジョーンスの姿が、最近上杉隆氏とイメージがダブって仕方ない。
誰かが真剣に叱らなければ、本当に自滅するぞ、あの人・・・・。