音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~) -6ページ目

音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~)

クラシック音楽に目覚めたのはSP時代だった。知人から借りたレコードが
きっかけ。後にLPを集めたりしたが、時に感動して涙した頃が懐かしい
な~。/

主に四季の花や自然の風景などビデオ撮りした動画に、出来るだけ自作のBGMを付けて載せたいと思います。

先日病院で心臓の「シンチ検査」なるものを受けた。
エコー検査で心臓の一部に動きの悪い箇所が見つかったので、
カテ-テル検査を受けてみてはと薦められたのが発端。
カテーテル検査!血管に細い管を心臓へ通して・・・・、考えただけで
嫌だった。
気は進まぬかれども、仕方なしに不承不承承諾して、昨年ペースメー
カー植え込み手術をしてもらった病院に紹介状を書いてもらった。
その手紙は去年の主治医に渡したかったのだが、生憎長期お休みだ
そうで、ペースメーカー検査担当の医者に託した。
すると、何故かカテーテル検査については首を縦に振られない。
どうもペースメーカーを入れている患者には不向きなのか・・・。
私自身、この検査に気が進まなかったから、これ幸い。
結局、代わりに「シンチ検査」を受けることになったのだ。

ネット検索して調べると、この検査は放射線医薬品を注射して、それが
例えば心臓筋肉に集まるようにして、それを外から撮影するというもの。
放射線・・・・これが気になったな~。でも極く微量なので、被ばくによる
身体上の影響は殆どないということで検査は断わらなかった。

検査当日は、安静時と運動時の両方を検査するので、一日がかりで
あった。私の場合、実際運動をする代わりに薬で心臓に負荷を与える
方法を採られたのだが、別に運動できぬ身体ではないのに、何故そう
されたのだろう。前もって医者からの説明はなかった。

ともかく、医師と患者(私自身)の間で、コミュニケーションはあまり
うまくいかなかった。話してていて、節々どうもスムースにかみ合わない。

そんな不満はあったのだが、今日検査結果を聞きに受診すると、
「心エコー」の検査を先にするようにと、受付で告げられた。
約束と異なるので、先日の検査の結果が思わしくないからだと悲観的に
予想したが・・・・・。
結果は、問題なしのようだった。不整脈が気になるので、24時間心電
図のホルター検査もやっておいたのだが、それも「脈拍の飛ぶ時はある
けれども、連続的でないので大して心配なし」とのこと。

それじゃ、今日の「心エコー」検査は何のために?
そのことを尋ねると、紹介状に記されていた「心臓の一部動きの悪い
部分」について確認したかった由。
なおかつ、今回の検査ではそれが見当たらなかったとも。

へ~、検査ってそんなもの? 検査自体の問題?それとも心臓の動きが
日によって変わるということか・・・?

何れにせよ、心配は一応晴れてよかった。
今夜の酒は心持美味かった。

ジムで週に一回だけレッスンのあるルーシーダットン、
最初はヨーガと呼吸が逆なこと、動きがヨーガに比べて
なんとなく捉え難いことであまり乗り気がしなかったので
すが、最近次第に身体にやさしいように思えてきました。
息を吸って腹をへこませるのも、気功のレッスンの最後
いつも行なうのと共通していて、違和感が全くなくなり
ました。

動きはまだスムーズに流れるようには行なえないもどか
しさ
がありますが、繰り返しているうちに何か掴めそうな
気が
してきました。

さて、今日聴いたのはヘンデルの合奏協奏曲作品6から、
第一番でした。
この作品6はコレギウム・アウレウム合奏団のLP盤第1
集から3集までの3枚を持って以来、私の愛する曲集と
なっています。
長い間このレコードで聴いていましたが、2,3年前にリヒ
ターのCDを中古で買いました。その時に、確か一度それ
の感想をブログにしている筈ですが、今探しても何故か
見当たらない。

それはともかく、両方の演奏にはかなり印象が違いまし
た。リヒターは力強く明晰な演奏で、LP盤で聴き慣れて
いたもう一方がとても叙情的演奏だったことを思い知ら
されたものです。

第一番冒頭、やはりずっしりと力の籠もった音で始まりま
す。ヘンデルの音楽を「骨太」と評した中川原理氏の言葉
がぴったりの感がします。
この第1曲が半終止で終わるので、第2曲への序のような
趣きがありますが、とにかく重厚で堂々たる曲想ですばら
しいです。
一転して速いテンポの第2曲への流れも極めて自然な趣
があって大好きです。

第3曲はまたも曲想は大きく変化して、ゆるやかに大変
叙情的で、心癒される部分です。
リヒターも穏やかに演奏されて叙情的ではありますが、
コレギウム・アウレウムは更に細やかに繊細感がありまし
たね。

この後の2曲はアレグロで、両方とも生き生きとした爽快
感があり、歓びと陽気さもあって心地よい。

作品6の曲集をリヒターで聴いた第一印象は、私的には
コレギウム・アウレウムの方を好むというものでしたが、
この一番はリヒターの面目躍如と言ってよい演奏ではない
だろうか、と思いました。


  演奏:リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団

先日からブラームスのチェロ・ソナタホ短調
作品38を聴いている。しかし、正直言って私に
は面白くないです。
ブログのために聴いたのですが、エントリーは
数日間見合わせていました。
が、今日もう一度・・・これ最後と・・・聴きました。
が、やはり気持ちは変わりませんね。
で、そのままの気持ちで書きます。

第1楽章  冒頭呟くような、そしてやさしく語り
かけるようなチェロの旋律は大変気に入るもの
です。それがピアノに移ってチェロと掛け合うのも
いいですね。

ところが、第2主題(と思われますが)が出る辺り
から怪しくなります。それが高まって頂点のように
なってからは沈潜ムード。もや~っとしっぱなし。
提示部が反復されてから展開部に入っても、その
もやもや感のままで、折角お気に入りの第1主題
なのに、それをもっと心地よく展開してくれたらなあ
・・・と残念に思います。
逆に好きでもない第2主題が主張されて頂点を作
るのですが、その後は再び沈潜ムードですね。
私の気分はそれを引きずるので、再現部も気持ち
よく聞こえない。

第2楽章  大変分かり易い旋律で親しみやすさも
ありますが、好みは人によって分かれそう。
中間部は同じ型の旋律で、今度はいやらし~い感じ。
だから全体に変化に乏しいです。 
旋律的には第1楽章の第2主題に通じる点がある
のかも知れません。

第3楽章  初めてピアノで活発に始まります。
ブラームスによく出るゴツゴツした旋律です。しかし、
どうも狭い空間の中で動き回っているような窮屈感
がありますね。ストレスを内に抱え込んだように感じ
ます。
曲の終りににテンポが速まるのですが、まるで最後
のもがきのように聞こえてしまいました。

全体に気は晴れませんでした。さながら今日のうっと
うしい天気のようで。

 演奏:ロストロポーヴィチとゼルキン

前回書いた電子マネーの続きなのですが、
携帯電話機が電子マネーになると聞いて、自分も
やってみようと思ったのです。
普段は持っているだけの、と言うよりも殆ど家に置いて
あるだけの状態なので、電子マネーの使い方の操作
など分かる筈もありません。

ネット検索すると、「Edyアプリをダウンドードして」云々と
あります。
私の携帯はインターネットを使えないから家内の機器を
借りて、先ずそれに電子マネー機能付きだと分かるマーク
を確認してから、早速電話会社に問い合わせると、その
機種には既にEdyアプリが内臓されているとのこと。

ホホー、これは助かりだ! と次の段階へ進みます。
つまり、初期設定なることをせねばならないのです。
その操作方法をネット検索で調べ、後は電話機の画面と
にらめっこ状態でいろいろ入力します。
常日頃触っていないから,文字の入力は大変です。
名前から始まって各項目へと進んで、いよいよ項目の
最後はメールアドレスでした。
が、家内のアドレスなんて分からないです。実は元々私が
代わってアドレスを設定してやったのだけれども、もう忘れて
しまっているよ。
先ほどから長い時間かかってやっとここまで入力が終わった
というのに、最後の最後で駄目。
あ~あ、電話料金損したよ~。

さて、家内のメールアドレスは使用説明書に書いてありました。
それで再び一から入力をやり直して・・・・
やっと、出来ました。そして、最後にサービスの登録をして
目出度く完成となりました。
これで、いわゆる「おサイフケータイ」になったのです。

若い人なら簡単にやってのけるのだろうが、高貴高齢者・・・
あれっ、誤転換か。でもこのままにしておけっ!・・・には骨が
折れましたわ。

序でだから、私もEdyカードを所持することにしました。
最初に入手したカードとは異なる種類なので、使える店も
異なります。

随分以前から電子マネーを耳にしていたのですが、そのわりに
普及していないのでしょうか。
使用できる店が極めて限定されている点がネックなどでは。






最近電子マネーを使い始めました。
(大分遅れていますか? しかし、友人に誰ひとり持って
いる者おりません)

最初はチャージするにも不安がありました。
店員に尋ねればすむものを、多少のチャレンジ精神で
独りでやってみました。
客の出入りが少なそうな時を見て、ATMの前に。
おもむろに指示を見ながらその通りすると、まあ簡単
でした(^。^)。
先ずは僅か1000円だけ(^。^/)。試しということで・・・。

次からは5000円チャージしました。カードを落としたり
した場合を考えて、まあ5000円なら・・・と。
キャッシュ・カードやクレジット・カードとは違って、落としたり
紛失の場合に慌てることはないですね。チャージしてある
金額を落としたと思えば済むのですから。

ある日、家内と食料品を仕入れに行った時のこと、レジで
得意げにカードを出すと、「あれっ、金額が足りませんが」
と言われて・・・・。
はは~、そりゃそうだ、チャージしてから2回ほど買い物を
していたよ。
そこで、不足分は現金で支払ってOK。

いや、実はチャージが1000円単位だから、最終的に
カードに小銭分の金額が残っていればどうなるのか・・・と
疑問があったのですが、これで大丈夫。安心しました(^。^)。

ところで、つい先日テレビで電子マネーのお得情報を放送
していて、携帯電話機がカードの代わりになることも知って、
途端に試してみようという気が湧いてきました。

そこで・・・・。  長くなったので、この話は次回に(^。^/)。
バルトークは私にとって難解です。理解しようと何度
も聴く努力をしないから、ずっと難解のままで・・・。

しかし、今日は敢えてバルトークの作品から標題の
曲を。
この曲の題名こそ若い頃からよく聞いていて、実際
曲を聞いたこともあったのですが、ブログに取り上げ
るのは初めてです。

第1楽章冒頭の弦の半音階で進むような謎めいた
旋律・・・こんなのが先ず私は苦手。でも今回はブロ
グのために我慢して聴きました(^。^)。
音楽的にはフーガ形式で進みますね。それが次第
に高揚して絶唱するように頂点に達します。感動と
言うか、あまり心地よい感動ではないですが、ま、
ある種の興奮は覚えます。
その頂点からは、冒頭の旋律とは上下が逆になっ
たように聞こえて急激に沈んで行くと、突如チェレス
タが響くところは不思議な印象です。更に沈潜して
静か~に終わり。

第2楽章はピアノと打楽器が活躍して非常に動的
な曲で面白く聞けます。
暴風や嵐を連想させるような凄さもあります。
中ほどではピッツィカートが負けじとばかりに活躍し
ます。そんな中、弦のアンサンブルの凄さが光りま
す。

第3楽章は一転して、日本の拍子木のような音(木
琴)とリズムで始まります。私には、全曲中最も印象
的です。
そこへ小さくティンパニのトレモロが加わったりして
からやがて弦が謎めいた旋律を奏でます。
この楽章は神秘的な音楽ですが、全曲の中では唯
一静かに・・・何か普通とは異質な癒しの感じで・・・
聞ける部分です。

第4楽章は神秘感を一気に吹き飛ばすような開放
感のある音楽です。自由闊達に全楽器が競演する
様はすさまじく、スピード感と力感には驚くばかり。
そんな華麗さはある一方で、いかにもバルトークら
しい厳しさのある音楽ですね。
最後は、弦が再び第1楽章冒頭のフーガのメロディ
を出してしばらく続き、それが私の感覚では曲の結
末に結びつきそうもないところ、まあなんと不思議に
も、その謎めいた旋律がまるで狂ったように高揚し
て終わるのです。

 演奏:ライナー指揮シカゴ交響楽団(LP盤)

今日はシベリウスの交響曲全集から、
まだ一度も取り上げていなかった
第1番 ホ短調 作品39を聴きました。
演奏はこれまで何度か紹介したC・デイヴィス
ボストン交響楽団です(LP盤)。

この全集の中では第2番と共に最も聴く回数の
少なかったもの。それは第2番はレコードを手に
するまでに何度も聴いてしまっていたから。
それで、それ以降の交響曲に気持ちが動いて、
第1番がおろそかになっていたようです。

第1楽章冒頭のクラリネットの暗くて怪しげなモノ
ローグは長いです。ティンパニのトレモロと共に
奏せられル部分くらいでよさそうなものを・・・、と
思ってしまうのですが、その後もソロがず~っと続く
のですね。しかも非常に弱くだから、演奏会では
奏者のプレッシャーが大変なのでは(^。^)。

ま、そんなことよりも、やがて主題が全合奏で高まる
ところでは、まるで交響詩「フィンランディア」や、第
2番のフィナーレに通じる感じがして、フィンランド人
でなくとも、胸熱く血騒ぐ想いがします。
この楽章は悲劇的な色彩の中に、強い意志と闘争
心を秘めているように聞こえます。
フィンランドの過去の暗い歴史と、ロシアの圧制から
開放されて独立への志向が盛り込まれた楽想に聞
こえるのです。

第2楽章は一転して穏やかに始まりますが、私には
やはり一抹の悲哀感が漂っているように思われます。

第3楽章  スケルツオで速い踊りのようです。
軽やかさと荒々しさが同居し、また道化師が踊って
いるような諧謔さもあります。
中間部は全く正反対のゆるやかさが特徴的です。

第4楽章は再び第1楽章に繋がるように序奏から始
まります。ここはフィンランドの過去の歴史を回想し
ているような趣が感じられます。
やがて弦楽器で奏される旋律が第1楽章冒頭の
クラリネットの旋律なのですが・・・・ネット検索して
この曲の解説文で知りました・・・・そうとは気付きま
せんでした。

それから主部に突入ですが、鬱積した憤懣、それを
吹き飛ばそうとするようなやるせない気持ち、独立
への悲願を、強い意志として訴えてくるような楽想
です。

C・デイヴィスは、特に再現部後半をゆったりとした
テンポで、情感に満ちてたっぷりと美しく謳い上げ
ています。

久しぶりに2度続けて聴きましたが、なかなかいい曲。
全集の解説文の最後を引用すると、「自然の音、歴
史的な幻想、そして悲劇と未来・・・・この交響曲が
で交錯させる世界は実に深く、そして限りなく魅力
である。」

私は、とりわけ両端の楽章が好きになりました。

オトマール・スゥイトナーの訃報で、スゥイトナーの
演奏を取り上げたブログが多いです。
そこで、私も一曲。

我が家にステレオ装置なる物を置いて間もない頃
買ったモーツアルトの交響曲2枚組みから。
パリ、ハフナー、リンツ、プラハの4曲が入っている、
スゥイトナー指揮ドレスデン国立管弦楽団の演奏。
当時、モーツアルトの交響曲と言えば、私は最後
の3大交響曲しか知らなかったので、このアルバム
を選んだように覚えています。
ジャケットに2400円の小さな値札の貼ってあるの
が今も残っている。当時にしては安価だったようで
す。
まだスゥイトナーを知らなかったこともあって、名盤
との期待もなく、ともかくまだ知らぬこれらの交響曲
を・・・、というくらいの気持ちで入手したように思い
ます。

実際レコードの音質は好ましくなかったです。残響
は多めですが、こもった音でした。

しかし、3大交響曲以外に、モーツアルトの交響曲
はこんなにもすばらしいのかと、この盤で始めて知
ったのでした。
4曲の中ではパリとリンツが好きになり、特にリンツ
が最も気に入って何度もかけた記憶があります。

今回聴いたのは、恐らくそれ以来かと思います。
何故かと言えば、音が記憶とはまるで違ったからで
す。装置を段々換えていってからは、後に買った
ワルター盤でもっぱら聴いていたようです。

30年ぶり位に聴いたスゥイトナーのリンツは、音の
みならず、演奏も実にすがすがしいものでした。
第2楽章では、音量が控え目ながら、実にこまやか
な陰影のついていることに気付きました。

そして第4楽章の晴れやかなこと。歓びと楽しさが
内から湧いてくるような爽快感に満ちて、なんとも気
持ちよかった。  これは正に快演です。

ジャケットにあるスゥイトナーの顔は非常に若々しい。
でも、恐らく50歳を過ぎていたのだろうか。私が40
歳くらいだったことを考えると。

 
十数年前にもなるか、元同僚の若い人が所属する
アマチュアのオーケストラの演奏会で聴いたのが多分
初めてと思います。曲名こそ若い頃から知っていたの
ですけれども。

初めて耳にしたこの曲に かなりの好印象を持って、
後ほど買ったCDはマルティノン指揮のものでした。

今回聴いてみたのは、またまた中古LP盤からの一枚、
ミュンシュ指揮、ボストン交響楽団の演奏です。

大きい期待感を持って聴き進んでいったのですが、
・・・・・・・・・どうも趣が薄いようで。
勿論普段殆ど聴かなくて、以前にブログのために前記
CDでの印象を書いて以来のこともあるので、どこがどう
のと具体的には分からないのですが、何か違う。

第3曲でも、踊りのリズム、響きが重いというか、どうも
聴いていて気分が晴れない感じなのですね。

こんなはずはないと、マルティノンのCDを取り出しました。
う~ん、冒頭のフルートから趣がある。
演奏に強弱や起伏がはっきり付いていて、情緒に富んで
います。
第2曲のオーボエのソロの伴奏にも微妙な変化が聞こえ,
ニュアンスに富んで繊細とも言えますね。

最も大きな違いは、第3曲にやってきました。
まるで使っている楽譜が異なるのではないかとさえ思える、
なんて言えば過言でしょうか。
ま、それほどにCDの演奏は軽妙であり、活発でもあり、
踊りの喜びがあり・・・・。
スペインの明るさも、民族の臭いも感じられるようです。

ミュンシュは華麗と言えば華麗な音ですが、どうも変化と
趣に欠けているように思われて仕方ありません。
残念です。


    音に巡る想い  
年賀状に「水彩」ソフトを使ったので、また描く気になりました。
昨年もそうでしたが長く続きませんでした。今回もまた恐らくそう
でしょう。これ一回きりかも・・・・

それにしても、下手な絵ですね。形はまあまあだと思うのですが、
何かしっくりしない。静的なのでしょうか。 水をごちゃごちゃ描き
すぎたのか、もっとあっさりの方がいいのかもしれません。
要するに幼稚な絵ということでしょう。

年末から年始にかけての中古レコード・セールで
買ったLP盤から、今回もその一枚を取り上げます。

シューベルトの「ロザムンデ音楽」、付帯音楽 D.797

以前にすでにベーム盤で記事にしていますが
モントゥの指揮では非常に興味深く聴けました。
先ず「序曲」・・・最初の和音から気合と奥深さみたいな
趣を感じました。
よく聴いて慣れ親しんだ曲ですが、ベームの生真面目
さとは一味も二味も異なる演奏になっています。
後半から最後にかけて、躍動感に薬味が効いたような
演奏が素敵です。

「間奏曲」変ロ長調・・・弦楽四重奏曲第13番にも取り
入れられた有名な旋律。これがリズムのかすかな揺れ
や強弱に表情のあやを感じて「絶妙」と言わざるを得ま
せん。

「バレエ音楽第1番」・・・前半の溌剌さと後半の柔らかい
叙情性の対比がよく効いています。

「バレエ音楽第2番」・・・いつでも口ずさめるような親しみ
深い旋律が、わざと抑制されたような弦の表現が面白い
です。それで伴奏やシューベルトらしい和声の変化が浮か
び上がってくるようで・・・。