咳がコンコン。
喉がイガイガ。
そんなときには、
「れんこん湯(れんこんとう)」。
れんこんを皮つきのまますりおろして、
咳止めになる「れんこん湯(とう)」を作ります。
大寒を迎えて、ぐっと冷える日が続いています。
空気もとても乾燥していて、
インフルエンザや風邪が流行っているようです。
空気が乾燥すると、
喉の粘膜も乾いてしまうので、
ちょっとした刺激にも反応して、
咳が出やすくなります。
風邪のウイルスは200種類以上あるといわれますが、
多くは冬場の低温乾燥の環境で
空気中の飛散量が増加するといわれています。
食事+
早めの早めのお手当てで風邪予防や
咳対策をことができるんですよ。
喉の痛みと咳には、れんこん。
昔から
咳止めの民間療法と使われてきた食材です。
「台所は家庭の薬局」
れんこんってね、
昔から喉の特効薬といわれています。
喉の特効薬???
はい。
特効薬というのも、
ちゃんと理由があるんですよ。
中医学の考え方に
「類似の法則」
~その臓器と同じ形の食べ物を食べると、
その臓器の働きを高めることができるという考え方~があり、
気管支と類似する食べ物が、
中に空気穴のある「れんこん」というわけ。
「れんこん」って、
泥の中で、
酸素を吸って、
二酸化酸素を吐き出すという呼吸をしていることから、
呼吸器のトラブルに威力を発揮するといわれています。
特に、
薬効成分を組み合わせた「れんこん湯」は、
風邪の咳、喉の痛み、ぜんそく、気管支炎など
呼吸器系の疾患に効果があると温服されてきました。
咳は咳でも
マクロビオティックでは、
どんな咳をしているか陰陽で判断して、
体質に合った「れんこん湯」を作っていきます。
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あなたは・・・
◇コホコホ乾いた咳ですか。
◇ウェットに湿った咳ですか。
\
乾いた咳は、より陽性の咳。
生のれんこん(乾燥より陰性)を使った「れんこん湯」を作ります。
湿った咳は、より陰性の咳。
れんこん粉末(生のれんこんより陽性)を使った「れんこん湯」を作ります。
ではでは、「れんこん湯」の作り方、ご紹介しますね!
◇れんこんを使ったお手当【れんこん湯】
【材料・作り方】
鍋にカップ1/2の水を入れて火にかけ、
皮付きれんこんのおろし汁大さじ3と生姜汁2.3滴、
塩少々を加えて、さっと煮立てる。
沸騰する直前に火からおろし、温かいうちに飲む。
◇れんこん粉末コーレンを使った【れんこん湯】
湿ったせき、たん、のどの痛み、気管支炎、ぜんそくに
【作り方】
れんこん粉末をティースプーン1杯ほど(5g)お湯に溶かして、温服します。
風邪の症状が出ているときは、食前に1日3回飲むと効果的です。
▽れんこん粉末(コーレン)はこちら▽
ちなみにれんこんの旬は、秋~冬。
イエローハーモニーサロンのある
茨城県土浦市は、日本一のれんこんの産地。
れんこんを使うときには、よく畑まで買いに行っています。
貴重な節付きのれんこんが手に入ります。
「れんこん」が手に入らない時期には、
粉末状のれんこんパウダーもありますよ。
れんこんが手に入らない時期(夏頃)には、
市販されているれんこん本葛あめなど活用しています。
スプーンですくって、
なめる「れんこん本葛あめ」です。
↓↓↓
こちらはお湯で溶いて飲む「蓮根葛湯」
↓↓↓
こちらはキャンディータイプの飴。
↓↓↓
れんこん湯で
咳コンコン、喉のイガイガ
よくなりますように。
<注意>
咳の原因はさまざまで、「たかが咳」とあなどれないこともあるようです。
咳が長引くようなときは、病院の呼吸器科で診てもらうことおすめします。
今日も健やかな一日となりますように。
土浦・つくば
マクロビオティック料理教室
イエローハーモニー