おとといのNHKEテレ「らららクラシック」は、シューベルトの歌曲集「冬の旅」でした。


ドイツ歌曲の最高峰といわれています。


私は、この24曲からなる歌曲集に大学時代に出会って以来、ずっと好きになれませんでした。


一部を除いて暗い曲が続き、若いうちは理解できない、年をとると解るかもと思っていました。



番組では、松本隆さんの現代語訳も聴かせてくれました。


松本さんは、この曲は純粋な10代こその絶望の歌だと言います。


そして、少年のひたむきな生きる力を表していると言います。



もう一度、「冬の旅」を聴き直してみようと思いました。



先ほどNHK-FMで、2016年度NHK全国学校音楽コンクールの課題曲を紹介する番組がありました。


高校の部の作詞者は、平成生まれの直木賞作家、朝井リョウさんです。


今回の番組は、小中高通して進行が朝井さんでした。


詩人の立場で解説をしてくれることは、とても興味深かったです。


でも朝井さんは、そういう、想像力を狭める先入観を持ってはいけないという意味のことを言っていました。


また、詞が簡単に理解できないからこそ、何度も何度も練習していくことの意義があるということも言っていました。


本番の5分間ではなく、そこに至るまでの「過程」がすばらしいとの発言は、大いに共感できました。

今朝からずっと私の頭の中で、


「にこっと わらって きた こう」


という歌が、なぜか駆けめぐっています。


これは、平成21年度の吹奏楽コンクール課題曲「コミカル☆パレード」に歌詞をつけたものです。


その続きは、「金賞をもらっちゃった」です。


装飾音符とスタカートのところが、「もらっちゃった」になっているわけです。


器楽の曲にも歌詞をつけると、とても楽しいです。


音程、リズム、アーティキュレーション、表情などをすべて一つの言葉で言い表せるから、すてきです。



このときは、私が徳島北高に赴任して一年目、言葉通りに金賞をいただきました。


私が、徳島市立高校オーケストラを指導しているころに手元に置いていた本は、


近藤滋郎著「アマチュア・オーケストラ入門」です。


音楽の友社から昭和63年に出た本ですが、現在は絶版になっているのではないかと思います。



特に重宝した章は、「アマチュア・オーケストラのための108曲の煩悩」です。


これは、オーケストラ曲108曲を挙げ、それぞれにアマチュア向けのコメントをつけてあります。


そしてABCDで難易度を表してあるのが、選曲にとても役に立ちました。


安全運転の私は、たいてい難易度Bから選びました。


でも今見ると、難易度Cのチャイコフスキーの「悲愴」や、難易度Dのリムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」もやりましたね。

映画「桜ノ雨」が、3月5日公開されます。


高校の合唱部を舞台にした映画です。


その予告にあった言葉です。



「恋、友情、仲間、部活……


青春のすべてが詰まった


"忘れられない出逢い"を大切に描く


感動の物語。」



まさに高校時代の部活動って、わたしたちの青春のすべてが詰まっています。


映画が楽しみです。