いくつかのストーリーが紹介されていますが、複雑な気持ちになりました。
対人恐怖が緩和して人間関係が
スムーズに行くようになったという大工さんが初めの方に登場します。
薬を飲んでいるときは状態は良くて
もう治ったと思い薬をやめると途端に
元に戻ってしまうので一生涯脳内をコントロールする薬を摂り続けるというのです。
冒頭で医師の男性が、
薬物での治療は最適と話しているシーンも
とてもザワザワした気持ちになりました。
人間って感情の痛みや試練を、
自分自身で解決していこうとするから
人生の経験値が上がるのではないかしら。
そに機会を薬で一時的に感じにくい状態にして一時的に逃避できたとしても自分が解決しなければ問題はそこにあり続けるというような。
自分の脳内を
思考を、
感情を、
薬でコントロールされるなんて
私は本当にお断り。
このドキュメンタリーの中で、
子供の頃、親から引き離された状態で
育てられた猿と
愛情深く育てられた猿の、
成長後の社会性の大きな違いについての
研究がとても興味深かったです。
霊長類の人間にも当てはまる点が
きっとあると思うけれど、
そのことを言い訳にして寂しい人生を送るか、そのことをバネにして自分はより良い人生を手に入れて行くかは選択できると思うのです。
でもそれを薬に力には頼りたくないな。
何かや誰かに依存していないと生きられない事は人生が不自由な感じです。
自分の脳の潜在力を信じてみたいと
私は思うのですが、
あなたはいかがでしょうか。