昨日29(火)は札幌南、一昨日28(月)は札幌東の説明会がありました。夏休み中ですがトップ高校ということで多くの生徒が参加されたそうです(生徒のみ)
それでタイトルにもあるのですが、どちらの高校も説明会で「あるもの」が必要だと言っていたそうです。
札幌東
「高校では相当な量の勉強をします。それをやり切る覚悟はありますか。」
札幌南
「挫折をする覚悟はありますか。」
偶然なのかどちらも「覚悟」という言葉を使われていた模様です…🐏
🏇公立中→公立トップ高校に求められる覚悟とは
東西南北など「公立トップ高校」と言われるところに進学する生徒みなさんは、地元公立中ではあまり苦労してこなかった人が多かったと思われます。
定期テストもワークの反復練習をすればある程度点数は取れるでしょうし、内申の取り方もコツが分かっていると思うのです。
それほど深い勉強をしなくても、中学校までの内容理解は容易だろうと…😸
🐅自分が中心に変わるので
公立の中学校はどうしても指導の基準が真ん中より下になります。それは日本国憲法に「生存権」(第25条)そして「教育を受ける権利」(第26条)があるからです。
全員が読み書きができる、全員が最低限度の社会のルールを身につける…こういう指導が中心になるので、成績上位層にとってはある種物足りなさを感じたかも知れません。
それが高校になると「自分が指導の中心」に変わります。そのため今まで経験したことの無いペースで進んでいくことになることが多いです。
しかも北海道は小中学校が「緩い」ので、高校に入ったら一気に勉強量が増える感覚になるかも知れません。まあ忙しくなると思います。
🐸一番だらけの高校なので
またトップ高校を受験する生徒の皆さんは、現在何かしらの一番を取っていたかと思います。クラストップとか学年トップとか、周りから頼られるので生徒会の役員ってのもあるでしょう。
札幌南なら中学時代の「学年1位」が何人いることか…中学時代に学年下位層の生徒はまずいないと思います。
トップ高校では、その中で新たに1番から320番が決まるわけです。中学時代に50番も取ったこと無い生徒がいきなり200番300番とか、しかも100点満点で20点とか30点とか取ってしまったりするわけです💦
僕自身、高校に入って最初のテストで400人中390番台を取りました(確か現代文)。高2の地理では追試ラッシュにかかりました。まだキタヒロなので良かったですが(失礼)東西南北になればプレッシャーは半端ないでしょう。
そういう意味で「挫折する覚悟」があるかってことなのかもしれません。
天狗の鼻、お山の大将、井の中の蛙、最近の石破みたいな感じだと思ってください。
🦁大学受験の新たなライバル
どちらにせよトップ高校で勉強する覚悟は持っておいた方が良いでしょう。大学受験は相手が全国区に、そして新たに中高一貫の生徒、浪人生が混ざってきます。
中高一貫や浪人生は先取りをしています。トップ高校といえどもまずは追いつかなければいけません。
いつも書いていますが、東西南北の進度は「先取り」ではありません。「後追い」です。
🐕個人的には●●の覚悟を持て
挫折する覚悟も良い例えですが、個人的には「挫折するヒマが無いくらい勉強する覚悟」を持ってほしいと思っています。
札幌南や札幌北だと、まず勉強について行くだけで大変です。点数悪くて気持ちがヘコむ、順位低くてヘコむ、追試になってヘコむ間もなく、次の試練がやってきます。
入学したら勉強を立ち止まらないこと。これが大切です!
逆風で戻されても前に進み続ければ、卒業時には東大・北大・医学部などに合格できている…というのが札幌南や札幌北の特徴だと思ってください。
それをやり切る覚悟を持ってほしいと思います。
参加された生徒の皆さんは聞いてどう思いましたか。
どちらの高校も「覚悟」と言っていたのは面白いですね。
逆に、最近の東西南北の生徒は弱々しいのかなとも想像してしまいます…🐄
🐄次回以降の予告として
ちなみに北海道の進学校は札幌南と札幌北と北嶺のみ。札幌西はギリギリ進学校だと思ってください。トップ高校だけど全国的にはギリギリ進学校だと思ってください。
この辺の話は夏休み中に書こうと思います。
今回は以上です。
ただいま津波警報を見ています。
今の小中学生は東日本大震災の津波を知りません。