【高校選び】高等工科学校に進学した当塾卒業生を見て感動した | ガクシンのブログ~札幌市西区の学習塾

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🏫私立推薦が始まりました

今日から札幌市私立高校の推薦入試(専願・単願)が始まります。

札幌市内は吹雪の朝ですが⛄安全に受験会場まで行けることをお祈りしています。

 

昨今、私立高校の就学支援制度や特待制度などにより、私立高校を第一志望に選ぶ生徒は全国的にも増加しています。

 

東京都では都立高志望が過去最低に。

 

私立が増えるから、都立高校の定員割れが増加しています。

当塾も開業当時から比べて私立志望がかなり増えました。

以前は「公立不合格→私立進学」という構造でしたが、今は「私立も内申ランクが足りず行けないから公立にする」というスタイルになっています。

これは札幌市内全体で言えることです。西陵あすかぜに受験生が集まることは今後も無いのだと思います。

 

🤗たった10ヶ月で人はここまで成長するのか

先日、高等工科学校に進学した当塾卒業生が塾に来てくれました。

 

(昨年の記事です)

 

顔見せだけでなく、今の生徒で興味があるご家庭がいるため、リクルート活動として制服姿で活動してくれました。

 

とにかく成長っぷりに驚く…というか感動してしまいました。

たった10ヶ月で人はここまで変わるのかというくらいの立ち振る舞い、落ち着き、堂々とした姿。さすが高等工科学校だなあと。

高1は今も塾で教えていますが、同世代の生徒と比べものにならないくらい大人になりました。

 

高等工科学校は授業料や衣食住にお金かからないから、貯金めっちゃ貯まるんですって。

だいたい3年間で200万くらい貯まるんだとか…すげえ。

あと僕らの時代は「少年工科学校」という名前でしたが、校名が変わっただけでなく身分も変わっているようです。

 

今は防衛省の特別職国家公務員「生徒」という扱いなので、昔のようなパワハラがひどいとか、ぶん殴られるとかそういうのは無くなったそうです。

一般的な社会人としての厳しさはもちろんあります。そもそも民間が緩すぎるのでそれでも厳しいと感じる人がいるかもしれませんね。

 

🐧環境が人を変える=高校選びは環境選び

どうして短期間にそこまで成長出来たのかを僕なりに考えてみました。

2つ紹介します。

 

①教官やクラスメートとの関係性

自衛隊高等工科学校と一般の高校との違いとして、教官(先生)は上官でもあるということ、クラスメートは同僚であるということが挙げられます。

僕らが中学校や高校で先生や先輩と話すことと少し意味が異なります。

教官と話すときも、言葉の使い方、目の合わせ方、姿勢など細かく指導されるそうです。

そのためか初対面の保護者の方とお話しするときも、しっかり正面を向いて話し、「えっとー」などの相づちもほとんど無く、簡素な説明を行っていました。

(ちなみに説明会の練習などは一切したことが無く、そもそも説明会自体初めてだったそうです)

生徒は毎月の手当ももらいますし、高校1年生ながら社会人としての振る舞いも教育されているのだと感じました。

これは一般の高校では真似できないと思います。昔は先生方も指導していたと思いますが、今の時代はこういうマナーを指導する機会は失われているので。

あと掃除洗濯、アイロンがけ、靴磨き、料理など徹底的に教育されます。藤女子中は入学時に割烹着作ったりいわゆる家庭科指導が強めのイメージを持っていますが、高等工科学校のほうが徹底的だと思います。

 

②制限された環境で新たな発見もある

高等工科学校は集団生活で、ゲーム機などの娯楽品はもちろん禁止。

また1年生のうちはスマートフォンも所持は認められていないそうです。

そのため夜の自由時間は同部屋の仲間と話をしたり、アナログゲームをやったりするそうです。毎日が修学旅行の夜の時間だとも言っていました。

またプラモデルを作る生徒もいれば、ルービックキューブ(なぜか売店に売っている)をいじる生徒もいるとか。時間があるから、小中学校時代にもあまりやらなかったことを出来ると言っていました。

また1年間で小説を30冊読んだそうです。小中学校で1冊も読んだことが無かったのに!

そのためか話す内容も教養を感じました。ホント16歳の高1と話しているのか分からないくらいの振る舞いなのです。

 

そして帰省中、時間があればスマホをボーッと眺めてしまうと。

この時間がめっちゃ勿体無いとも言っていました。

 

他にもありますがまずはこの2点。

①は普通の高校生は多分出来ないと思いますが、②は環境次第で可能だと思います。もちろん小中学生も可能。

 

🍉環境はホントに大事です

スマホ禁止の学校は札幌にもあります。それは北嶺中・高等学校の青雲寮です。

以前青雲寮に見学に行ったときには、自由時間は運動や囲碁将棋とかマージャンとかに興じているという話も聞きました。ずっとスマホで動画見て時間潰すよりよっぽど成長します。

マジでスマホを子どもに与えるのは害悪だと思いました。世の中にはこういう生徒たちもいるんだと思った方が良いです。自衛隊だけでなく、北嶺もそうなのですから。

僕も反省します。

 

近年、私立高校を選ぶ理由も「環境」を一番にする生徒ご家庭が非常に多いです。

貴重な10代20代をどこで過ごすか、環境の違いで将来の道は大きく変わります。

少子化に加えて世の中の変化が速い現代社会、環境の意味はとても重要です。

 

今回は以上です。

 

阪神大震災から30年です。

 

横綱が居なくなると日本はどうなってしまうのか。