昨日の記事は公式ジャンルで1位だったようです。
入試やテスト当日でもないのに注目されたのはうれしいですね。
🍂無試験は無条件ではない
こういうブログを書いてしまうと、
「僕は私立単願だから、2学期定期が終わったら勉強しなくていい」
「ウチの子は私立単願だから、2学期の内申が決まったら塾に行く必要もない」
と間違った感覚を持ってしまう方が必ず現れてしまいます。
もし当ブログをご覧いただき、そういう感想を持ってしまった保護者の方がいらっしゃいましたら、お会いしたこともなく申し訳ないのですが、バカですねというアドバイスを差し上げたいと思います🐎🦌
確かに私立高校の推薦・専願・単願入試は内申点で決まることが多いです。
一定の内申ランクがあれば合格はできますが、たとえば↓の募集要項を見てください。
(北海学園札幌さんよりお借りしました)
しっかり学科試験があります。
「入試後の参考にするため…合否には関係しません」と書いていますが、ここ休むと一大事になりますからご注意ください(たまーに休んで台無しになる生徒がいるんですって💦)
入試後の参考ってのは、クラス編成とか習熟度別授業の振り分けなどです。
私立高校は公立よりも生徒の個性を伸ばそうとする意識が強いため、
良い意味でも悪い意味でも、生徒を「区別」します。
同じ特進クラスでも、3クラスあれば成績順に固めるとか(内部的には超特進みたいな)
学力にやや難があれば、授業しやすいように同じクラスに集めるとか。
悪い書き方になるかもしれませんが、参考としている当日点によっては、
入学前にイメージしていた高校生活とは異なった環境になるかもしれません。せっかく私立高校で良いものを求めて入ったのに…って感じ。
📓学内プログラムや奨学金などに関係します
札幌日大では、特進以上は探究活動プログラムが授業内であるのですが(SSH、SGLなど)
人数に限りがあるため、ひとつのプログラムに人気が集中したら入試時の点数や入学後の初回テストなどで判定することもあるそうです。
また入試当日の点数で授業料免除、奨学金がもらえる高校は多いです。
単願で最低ライン(合格)は決まり、あとは当日点で付加価値を付けていく…っていうのが私立高校の戦い方だと思ってください。
無試験は無条件ではないというのはそういう意味です。
💯公立高校も点数大事ですよ
公立高校でも、例えば稲雲高校には国公立大学を目指す「Kクラス」という特進クラスがあります。
これも入学時からの成績で決まりますので、中学の時に内申ランクが高くて合格は確実だとしても、その先の進路にこだわりたいなら気を緩めずに勉強しましょうという感じになります。
あとは公立高校は私立よりも平等を意識するため、クラス編成に学力は影響しないと言われていますが…やっている高校はあるみたいですね。男女比が偏り過ぎて、1年生から男子のみクラスができあがっちゃう場合とか(まあ稲雲なんですけど)
そりゃあ教える先生たちも人間ですもの。
というわけで昨日のフォローです。推薦だからといって気を緩めるなという話でした。
今回は以上です。