🏫高校配置計画について
先日ブログでちらっと紹介したとおり、道教委より次年度の高校配置計画がアップされています。来春の高校入試について、当塾がある石狩旧第5学区で少し動きがあります。
札幌西陵が6クラスに、札幌あすかぜが2クラスにそれぞれ減少します。
これにより来春の募集人数は西陵が240名、あすかぜが80名に変わります。
もともとどちらの高校も1クラス以上定員から不足していたので、
1学級減ったところで超高倍率になるとか、入りにくくなるとかの影響は無いと思います。
(これでも定員割れすると思っています)
山の手高校さんの説明会記事でも書きましたが、不登校の生徒さんが最近は増えています。
これまでは経済事情などで通信制や定時制を選んでいたものが、働く働かない関係なく、ひとつの選択として通信制や定時制を選ぶ時代がやって来ました。
いわゆる中堅以下の公立高校は、今後も私立や通信定時にどんどん流れていくことでしょう…
いよいよ公立高校の意義について考えなければいけない時代がまいりました。
これらの公立高校が今後生き抜くためには、
全日制の学校でしか経験できないこと、学べないこと、メリットなどをどんどん外に発信していく必要があると思います。
少子化で一人っ子のご家庭も増えたから、私立高校に進学できる余裕もあるんですよね。しかも私学助成金もあるし。
個人的にはもっと職業科を増やそうぜ!って思うんですけどね。
工業商業っていう名前も、情報とか金融経済とか、バイオサイエンスとかそういう名前にしてみてはいかがでしょう。
国際情報の職業科が、名称変更してから超人気学科に変わったようにです。
それと札幌市内でも郊外の高校に体育科や農業科、芸術科を入れてみても良いんじゃないかと。
北海道なのに、200万人の大都市なのに、これらを学ぶ場所が無いのはねーって。
10年後20年後、高校の在り方がどうなっていくのかは注目です。
まあ今のところトップ高校がすべて全日制ですから、通信制の人気は増しても全体的には下に見られちゃうのが今の状況ですけど。
通信定時から難関大にバシバシ合格者がでるようになると、面白くなりそうです。
今回は以上です。
ちなみに「少子化だから塾業界大変じゃないの?」って色んなところで色んな人から言われるのですが、
石狩学区はまあそんなに減っていないのと、
先ほど書いたとおり一人っ子家庭が増えているので、塾など子ども一人あたりにかかる教育費は昔よりも増えているんです。
余裕というほどでもないけど、学習塾としての技術とサービスをきちんと提供していけば、もんだいなくやっていけるとは思っています。
北海道の卒業者推移をみるとビビりますけどね。
僕が中学のころは7万人くらい、今は4万人。この感覚は持たないといけません。