昨年(R5年度)の公立上位高校の受験者は、
・札幌南 …408(1.28倍)
・札幌北 …434(1.36倍)
・札幌西 …451(1.41倍)
・札幌東 …453(1.42倍)
・旭丘普通…351(1.46倍)
・札幌月寒…430(1.34倍)
・札幌新川…400(1.25倍)
・札幌手稲…328(1.03倍)
・平岸普通…433(1.55倍)
でした(道教委の報告書から実際の受検者数を表示)
これを上位何%で合格か計算すると、
・札幌南 …上位78%
・札幌北 …上位74%
・札幌西 …上位71%
・札幌東 …上位71%
・旭丘普通…上位68%
・札幌月寒…上位74%
・札幌新川…上位80%
・札幌手稲…上位98%
・平岸普通…上位65%
となるわけです。
1.4倍でも上位7割、毎年高倍率になる平岸でも上位6割に入れば合格できます。
2倍3倍が当たり前の大学入試や難関中学受験に比べたら、公立高校入試は札幌市でも緩いほうだと分かります。
💯志望者平均SSを超えていれば安全圏という説
今日か明日には道コン事務局から総合資料が発表されると思います。
総合資料では、各高校の「志望者平均SS」が発表されます。
第4回の道コンデータを見てみると、
札幌南は278名が第1志望、平均SSは65.8。
平均値は中央値ではありませんが、志望者の多い高校なら、平均SSがだいたい上位50%のSSだと思っていいでしょう。
したがってこの道コンでは、札幌南はSS65.8を取っていれば合格できそうだと思って良いと思います。
実際には内申点(ランク)も関係するのですが、公立トップ高校に関してはほとんど当日点だけで見て良いと思います。
内申がちょっと悪くても、↑の平均SSを道コンでいつも超えているのなら出願GOして良いというのが僕の考えです。
SSが志望者平均ギリギリとか、平均に届いていない場合、
個人成績表に書いてある「志望校内順位」から、自分が上位何%かを算出してみると良いでしょう。
第4回道コンのデータを使ってみると、札幌南なら278人なので、
上位70%なら194位以内、75%なら208位以内のようです。
だからこの道コン場合は、自分が200番台だったら残念ながら不合格の可能性が高い…と見て良いというイメージです。
🏫手稲の場合
じゃあ手稲は上位98%だからどんな点数でも合格ですか…?
はい、そうです。昨年ならほとんど全員が合格したと思ってください。
ただし今年も同じ倍率かは分かりません。ここ2年間定員ギリギリでしたので、当然その反動で倍率が上がると考えれます。
ちなみに第4回道コンでは150人が第一志望、昨年は120人だったので25%アップ。
夏の第2回道コンでも、231人→260人と増えていたので、今年は1.1~1.2倍になるんじゃないかなあとは思っています。
1.1倍だと上位91%、1.2倍だと上位83%。
冬の道コンでは上位8割に入っているかポイントです。
🔔低倍率の高校ほど「平均以上」で合格すべき
確かに低倍率の高校は合格しやすいです。
格上の高校でも低倍率なら入りやすいのも事実です。
それを狙って出願(出願変更)する方も多いですし、僕も時々勧めることはあるのですが、
ギリギリで入った生徒は、正直高校の勉強についていけるか心配です。
「自称進学校」のところなら、進級・卒業の心配すらあります。
志望者平均は「安全入学ライン」と考えてみると良いでしょう。
合格ラインではなく、普通に高校の勉強にきちんと乗って行けるラインってイメージ。
だいたいの高校は小中学校と違って指導の目線が高くなるため(義務教育ではないので)、
合格者の平均前後くらいであればついていけると思います。
低倍率の高校ほど、できるだけ中位以上で合格することをおススメします。
「内申で合格しそうな生徒」の皆さんは、覚悟して臨んでください。
せっかく合格したのに、勉強や追試に追われる日々で、中学と同じような高校生活(立場)、高校受験と同じような大学受験ではないかもしれません。
ちなみに受験生の皆さん、保護者の皆さんは、そこまで考えて出願校選びましたか…🤔
今さらですけど。
ただし東西南北など公立トップ高校に関しては、トップ合格でもスレスレ合格でも、安全入学ラインってのは無いと思ってください。
どっちにせよ中学の何倍も何倍も勉強するのですから、入ってしまえば同じです(笑)
今回は以上です。
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