⛄12月なので変な受験生が出て来る季節
12月です!早い!
ということで今日は直球勝負です。
Q39「僕の友人が、いつも地方国立でE判定なのですが、今になって突然『俺は北大医学部を目指す』と言い出して難しい参考書をたくさん買ってきたのですが、残り期間で逆転できるものなのでしょうか。本人は『浪人覚悟だ』と言っていますが、大丈夫でしょうか。」
A39
塾屋さん的には受かる可能性はゼロでは無いと書かざるを得ないのですが(受験に絶対はないので)残り期間で合格はまず無理です。
でもお友だちの心理的に、そっとしてあげたほうがいいです。何も言わないほうが良い。
というような、12月になると中学でも高校でもこういう話が出てくる季節になりました。
ちなみに↑はもちろん数年前の実話です。相談者は当塾卒業生(大学生)、友人は塾の生徒ではないので伝え聞きですが、友人は当然ながら大学に落ち、浪人するために予備校に通うも早々に退学。無事フリーターで落ち着いているそうです。
高3時に大学を選べば道内私大は行けたはずですし、そこから大学院で学歴ロンダしたり、大学に入りなすなどの選択肢もあったはずですが、高校生だとそこまで自分の未来をデザインすることはできなかったのかもしれません。
🐄突然トップ高校合格を目指す生徒
中学でも似たような話は毎年必ず出てきます。
具体的な高校名を出して申し訳ないけど、例えば秋の道コンやABCのSS結果から、新川はちょっと厳しい、行けて手稲や平岸だろう、何なら稲雲じゃないかっていう生徒が、
突然今になって『学力10:0で札幌西や札幌南を目指す!』って言い出すことがあります。
毎年学校に1名2名はいるので、もし見かけても興味本位で煽ったりしないようにと当塾生徒には話しています(笑)
そんな生徒いるの?って思うかもしれませんが、毎年います。
受験するのは自由だし、ひょっとしたら1日10時間15時間勉強すれば逆転できるかもしれません。ですがそんなハードなことを1週間続けば体調崩すに決まっています。今はインフルも流行っているし。
そして学校でも家でも「出来ない出来ない」ってわめいたり、突然泣き出すこともあります。
あと「インフルでの欠席はノーカン(ノーカウント)」といか謎の理屈を言い出す場合もあります。
これを「受験うつ」っていいます。
受験うつの生徒を中学生の友人が救うことはできません。ちなみに悪化させることはできます。
友人を思う気持ちがあるのなら、少し距離を置いてそっとしてあげるべきだということです。
👆受験校の時点で自分の評価が決まるのが怖い
高校生も中学生も、この時期は合格できるか不安な気持ちになるとともに、
「受験校を決める=自分のカーストが決まる」という恐怖があるのだと思います。
先に書いた高校生の場合は、道内の私大を受験するということよりも、まるで手の届かない北大東大医学部を受験したという事実を作ることで、これまで不勉強だった責任をチャラにしたいのでしょう。
周りからも「難関大、医学部受けたの?すごい!」って言ってもらえるかもしれませんし、親からも「本気で行きたいなら頑張りなさい」って今年は許してもらえるかもしれません。
もちろん浪人が悪いわけでは決してありません。真面目にやってもうちょっとで第一志望校に届かなかったらむしろ浪人すべきと僕は思っています。
ですがまるで届かない生徒がフリーター(ある意味本当の浪人)になることを恐れて、立場を作るために浪人工作するヤツは少なからずいるので、気を付けたほうがいいです。
高校受験の場合でも「下位の高校にいくより、上位の高校に受けて落ちたほうが美しい」という考えは存在しています。
そして高校受験のの場合は、本人よりも親の意向もあったりするのが少しだけ厄介かも。
これは以前に当塾保護者様から聞いた、当塾以外のある中学校の親御さんの話なんだけど、
ABCで半分も届かない生徒が突然「南を受ける」と言い出した。結局ダメで地元の私立高校に進学したのですが、
その親が周りに「ウチの子札幌南に挑戦したの。残念ながら不合格で私立に行くことになったんだけど、南を受験したのよ。」って言っていたという話を聞いて、ゾワッとしました。
その後はどうなったのでしょうかね。
🐄そもそも高校受験でマウント気にするのは田舎
そもそも高校でマウント取ろうとするのは田舎の発想です。
当塾生徒にはよく「親が西高卒業だから西行きたい」っていう理由はやめろって話をしています。親が西高卒業ってことは、大学名は言えないってことのほうが実は多いのです(笑)。
高校にコンプレックス持つのはど田舎の特徴です。別に目指すのは良いけど、理由の一番目にしてはいけないよと。
そういう話が上がってくる12月。
当塾エリアの中学校は来週から三者懇談が始まります。受験校を決める時点で、いろんなものが決まってくる12月です。
まあ人は人、自分は自分ですから、後悔しない選択をしてもらいたいです。
SDGsの39番「受ける権利、落ちる権利」
これテストにでます。
今回は以上です。
あ、11月の体重報告を忘れていました。
とりあえず昨日86.8kgと絶賛リバウンド中なので🐖大みそかにまとめて🙇
こんな僕も↑の生徒と同じことやっていますね🐖すいませんでした。