🏫23_札幌創成高校説明会
(札幌創成高校ホームページよりお借りしました)
昨日は札幌創成高校さんの進路説明会がありました。
創成高校では毎年5月に進路報告会と校舎見学会があり、今回は来年度入試に重点を置いた内容になっています。
(5月の記事です)
ちなみに明日3(日)は北海道私立学校展(私学展)があります。
9月になり、いよいよ高校受験の動きが本格化してくる頃です。受験生の皆さん、保護者の皆さんは、新鮮な情報を手に入れましょう。
🤩例のアレ問題と今年の例のアレ
5月の記事でも書きましたが、創成高校の人気は年々上がっていて、
今年は305名定員に対して入学者が425名…
入学者が318名→352名→425名と順調に増加。今年は11クラスでの運営です。
そういえば例の組織のアレが更新されていました。でもこれR4年度の交付だから、現高2か現高3が入学したときの数字が反映されているのかなあ🤔
少なくとも今春の定員超過は「罰符」がオク超えしそうだということで、来年再来年の発表はちょとドキドキです。
今年は定員をより厳守しなければいけません。
先ほど書いた入学者推移の318名→352名→425名。
S選抜は62名→43名→52名
A特進は141名→176名→241名
特進は116名→133名→132名
A特進がワッサリ増えていることが分かります。
こうなると来春の入試では「例のアレ」(↑に書いたアレとは違う)を上げて調整するしかなくなりそうです。
ところが創成高校さんには「高校の役割=1ランク上を目指す」という自負があり、
安易に低ランク生を「切る」ことは無いと言っていました。
はじめから高ランクの生徒を集めるのではなく、中位の生徒を伸ばしていくことが使命だと。
A特進や特進に多いDEFランクの生徒を、高校でキッチリ1つ上げていくことは続けていくそうです。
大学合格実績を見ても、A特進と同レベルの公立高校を比べると、確かに良いかも。
EFランクからの国公立大学、道外有名私大合格においては確かに頑張っていると思います。
またBランクCランクの生徒も増えているようです。
近年の進学実績を見て、第一志望で創成を選ぶ生徒が増えているのだとか。
確かに近隣のBCランクの公立は最近倍率が下がっています。
手稲高校とか手稲高校とか…(新川も北陵も…)もしかしたらそういうことかもしれませんね。
創成や科学大が人気になっているところを見ると、北区手稲区方面は今後も色々変わりそうです。
📒学習マネジメントノートがすごい
それだけ近年増えている理由として、高校側はこんなことを思っているそうです。
昨日の説明会でもいくつか挙げられていました。
僕が一番スゴイと思うのは、「学習マネジメントノート」です。
(高校のパンフレットより)
「学習マネジメントノート」を毎朝提出し、担任が全員にコメント。
学習記録だけでなく、その日のノルマや部活動等の様子をしっかり文章化することで、自然とP(目標設定)D(実行)C(振り返り)A(対策)サイクルが身につきます。
(創成高校ホームページよりお借りしました)
これを毎日やっているのがとてもとてもスゴイです。
何より先生がスゴイ。毎日書いているのかと😲
今年初めて全国大会に出場したサッカー部⚽
その顧問の先生たちもクラス担任持ちの方が多く、朝のSHRでマネジメントノートを回収して、そのままノートを持って試合会場へ。
生徒の頑張りを見届けながらノートの返信を書いて、帰りのSHRで返却するっていうのをやっていたみたいです。
公立の学校じゃあ中々できない取り組みです。私立だから出来ることなのかもしれません(もしくは真っ黒か😶🌫️)
でもこの「徹底した生徒との関わり」が、勉強だけでなく生活面でも良い効果を生んでいるのは間違いありません。
生徒も日々の交換日記はもしかしたら鬱陶しいかもしれませんが、学力ミドル層の引き上げに非常に良い手法だと思います。
🎉私立最大のメリットは間違いなくこれ。
それは
🎐 冷 房 問 題 🎐
です。
創成高校の大幅増の要因の一つにも挙げられていました。
↑は学校ホームページの施設紹介からお借りしました。
天井型が普通教室に完備されています。
これは大きいです。
そう、私立高校は一足早く普通教室に冷房が完備されているところが多いです。
今年度はいくつか私立の説明会に参加させてもらっていますが、どこの学校も「冷房完備」を強調されていました。
だって今年は無茶苦茶暑いもん🥵🥵
札幌というか、北海道の公立高校のほとんどは、普通教室に冷房がありません。
昨日、公立高校の生徒に聞いたら、保健室と図書室と機械ある部屋にはあると。
あー、なるほどね。
旭川はようやく設置要望、苫小牧はスポットクーラー設置で新聞記事になるレベルです。
でもこれは割りと大事な要素かもしれません。
先日も猛暑のせいで高校も午前授業になったり、部活が休止になったり、体調を崩す生徒もボロボロ発生しています。
暑さで勉強も部活もできないというのは…せっかく頑張って高校に入ったのに何なの?って感じはしませんか。
🏢高校探しはお部屋探しなのかもしない
私立は公立に比べてやはり毎月1~2万円の授業料差は出てしまいます。さらに授業料以外の費用や交通費も差があることは否めません。
それでも3年間で100万以内の差でおさまる高校は多いです。授業料免除や就学支援があればその差はもっと縮まります。
公立高校でも予備校に行ったら1年で50万以上かかると思えば、どうでしょう。
公立高校でかかる費用を「快適に生活するため」と考えるなら…っていうのが、
最近の高校選びの要因になっているようです。
暑さ寒さ対策だけでなく、タブレット配布やオンライン授業、メンタルサポート、学校設備、そして大学進学などなど…
正直、高校探しはお部屋探しと同じかもしれません。
3年間、安全に快適に過ごすというのは、勉強と同じくらい、それ以上に大切なことです。
そもそも創成高校の生徒の質が上がり、近隣だと北陵、石狩南、新川、手稲、情報と雰囲気が変わらない感じになってきているので、「環境勝負」が出来るようになったとも言えます。
札幌南や札幌北だと、札幌では同等の私立高校は出てきていませんが、西東旭丘レベルなら私立が抜いていきそうな気配があります。
中堅になると、どんどん環境面で私立を選ぶ生徒が増えて来ると思うのです。
僕らもお部屋探すとき、どんなことを参考にしますかっていう話です。
治安、エアコン、オール電化、距離、トランクルーム、宅配ボックス、ポチ夫🐕とかいろいろあります。それと家賃とのご相談。
でも公立高校でエアコン完備するまではもう少し時間がかかると思うので、
この暑さ🥵を体験してしまうと、一気に私立に生徒が動く可能性もあるかもしれません。
ただし入試は冬なので、みんな正月になると忘れてしまうんですけどね。
アメリカみたいに9月入試になったら、みんな私立行くし、みんな北大目指すようになるわ😸
その他も色々ありましたが、残りは例によって鷹取先生のレポートを頼りにしてください。
(アップされたらリンク貼ります)
先ほども書きましたが明日は私学展があります。
参加される生徒保護者の皆さんは、色々検討してみてください。
今回は以上です。
創成さん、一つ書くとするならやはり合格実績かと。
「中位層のレベルを1つ上げる」
聞こえは良いですが、逆に超上位層の指導がゴニョゴニョ…という風に感じを受けてしまいました。
「ABランク生はキッチリ北大へ」「S選抜から東大京大、医学科も狙える」にもっと本腰入れてもいいんじゃいかなあと思うのです。
A特進や特進のランクアップができているだけに、次のステージに行ってもどうでしょうか。
・・・創成高校さんって、当塾の動きに似ていると勝手に思っているんですよ(笑)
だから毎回気合記事に気合入ってしまうのです。