🐄内申点の計算をしましょう、特に中学1年生…
中学校では3者懇談が行われている季節です。
懇談では1学期の「評定」を教えてくれるのが最近のトレンドです。終業式に通知表が配られる前に知ることができるので、夏休みになってから慌てることなく次の動きにられるのは良いことかと思います。
中学生は内申点とランクの計算を行いましょう。特に中3生は受験が始まるのですから、内申はランクではなく点で正しく把握しておくと良いでしょう。
ただしあくまでも『暫定内申点』の計算です。2学期や学年末で大きく変わることもありますので、過度の楽観悲観は禁物です🥺
🐑中学3年生の内申点計算
(中1学年末の9科目合計)×2+(中2学年末の9科目合計)×2+(中3の1学期の9科目合計)×3
で、暫定内申点が計算できます。
副教科を含めた9科目合計ですが、もしオール5だったらそこには45が入ります。オール4なら36が入ります。
(例)中1学年末オール4、中2学年末オール4、中3の1学期がオール5だった場合
→36×2+36×2+45×3=72+72+135=279
内申点279点は、ランクで言うとBランク下です。
ちなみにこの点数だと中2時点でDランク上(252点)でしたので、2ランクアップ!ということになりますね。
※1学期の評定が主要5科目しか出ない中学校は、副教科は中2の学年末をそのままスライドして計算してみてください。
(例)中1学年末オール4、中2学年末オール4、中3の1学期主要5科目がオール5だった場合
→中3の副教科は中2学年末(オール4)を使用するので、9科目の暫定合計は41です。
→36×2+36×2+41×3=72+72+123=267
内申点267点は、ランクで言うとCランク中です。
🐓中学2年生の内申点計算
(中1学年末の9科目合計)×2+(中2の1学期の9科目合計)×5
で暫定ランクを出してみましょう。中2が5倍です。
※1学期の評定が主要5科目しか出ない中学校は、副教科は中1の学年末をそのままスライドして計算してみてください。
🐣中学1年生の内申点計算
(中1学年末の9科目合計)×7
で暫定ランクを出してみましょう。7倍算です。
※中1で副教科の評定が発表されない学校は
(5科目の合計)×12.6で計算してみましょう。5分の9×7です。
…というか、面倒くさいでしょうから表を作ってみたのでご活用ください。
小数点以下は四捨五入しています。
中1の1学期~5科目しか評定でない人用内申点換算表
これで西野中や手稲東中などの中1生は簡単に知ることが出来ます🏇
🤔裁量上位高校は内申点不要…というけれど…
東西南北や旭丘になると、Aランクを持っている割合はとても多いです。7割8割はAランク、札幌南になると内申オール5(315点)でしか内申15%枠にかからないレベルです。
当塾でもBランク以下で東西南北に合格した卒業生はたくさんいますが、やはりAランクの「安心感」に勝るものはありません。
もう一度書きます。生徒の皆さんは自分の成績くらいは知っておきましょう。
特に中1生はこれが初めての「評価」です…「他人事」ではなく「自分事」にしましょう。
そしてその結果を謙虚に受け止めなければいけません。
オール3でGランク中(189)、オール4でDランク上(252)、
Cランクを取るにはオール4で1つだけ5ってことは覚えておくと良いでしょう。
それと残念なお話をすると、中1の学年末でオール4を下回った場合、中2中3どんなに頑張っても、Aランクになることは物理的に不可能です。
西野地区の生徒の皆さんは、とにかくCランクを目指してほしいです。Cランクがあれば高校選択の幅がめちゃめちゃ広がります。公立高校に行きたいのなら、Dランク以下では選択肢がありません。
今回は以上です。
今は絶対評価の時代だから、僕ら世代のような相対評価でのランクを基準にしてはいけません。保護者の皆さんは、そこのところの勘違いはしてほしくないと思っています。「詳しくない」は親の責任です。