×先取り-->○追いつく | ガクシンのブログ~札幌市西区の学習塾

ガクシンのブログ~札幌市西区の学習塾

★☆★札幌市西区にある学習塾 ~小学生・中学生・高校生対象~★☆★
本校:札幌市西区西野9条4丁目1-35 橋本ビル2F
第二:札幌市西区西野8条8丁目2-40 HMBL204
電話:011-777-8478 HP:https://gakushin-s.com

今日は高1向け。その前に鈴木貫太郎先生の動画を紹介しておきます。

 

🐰高1生の勘違い

この時期、高1生の学校の様子を聞いてみると、「予習復習が多い」「先取りで結構進んでいる」という感想を毎年多くいただきます。

公立トップ高校だと、1年生のうちから数IIBや化学(発展)を始めるところもあり、「先取り」しているって感覚になりがちなのですが、これは勘違いです。

 

高校入試と違い、大学受験は横一線のスタートではありません。中高一貫の生徒や浪人生の存在を忘れないでください。

 

🐢中高一貫の生徒は1年2年軽く先取りしている

中高一貫の高1生(=4年生)は、今の時期だとバリバリ数IIBに入っているところが多いですし、数IIIをやっていてもおかしくありません。地歴や理科も中盤から終盤など、高1で受験の範囲を全て終わらせる高校は全国レベルで見たら珍しくないのです。

「高1なのに範囲終了?」って思うかもしれませんが、中高一貫だから中学生のうちから高校範囲に入れています。なぜ首都圏は私立中受験が盛んなのかを考えてみると良いでしょう。

 

⛅空白期間に差がつく

以前も書きましたが、高校入試から高1の4月までの約1ヶ月、公立中の生徒はどうしても勉強がストップしてしまいます。たとえ塾や予備校で高校準備講座の学習をしても、実際に高校で勉強が始まっていないわけですから、実感が沸きにくいものです。

こういう空白期間で、「彼ら」は一気に差を広げます。1ヶ月もあれば1単元2単元はかるく進みます。

しかも今週末からゴールデンウイークです。新高1のこの時期は模試も講習もありませんから、宿題もまだまだ軽め。「彼ら」はそのスキマを逃しません。

 

せっかく東西南北に合格できても、その仕組みを分からないまま1年2年を過ごしてしまう生徒は少なくありません。

高校入って部活を一生懸命やって、学校生活をエンジョイして…それは全く問題ありませんが、受験という立場において、「彼ら」の存在を意識してほしいと思います。

公立トップ高校の生徒は「先取り」学習ではありません。「周りに追いつく」という認識を持ちましょう。

 

🧑🏻‍🎓彼らと合流するのは2年後です

 

これで書き忘れていました。

高1高2で偏差値が良くても、高3でいきなり下がるという生徒は珍しくありません。これは進研模試や全統で理社が追加されたから~ではなく、浪人生や中高一貫生が合流し始めたと考えましょう。

そもそも高1の進研模試で中高一貫生は参加していません。「先取り」しているので試験範囲が合わないからです。もっと言えば札幌市の某中高一貫では「3年生」が高1の進研模試を受験して、普通に偏差値70を超えるそうです。

高1の進研模試で偏差値が高くても調子ぶっこくことのないよう、周りをよく見ることが大切です。

 

⚠慌てて始めることもない。まずは土台作りから。

それでは高1から予備校で数学や理科社会の先取りをする必要はあるかというと、そうでもありません。公立中から高校進学を選んだ時点で、大学入試は「先行逃げ切り」ではなく「後方一気」の作戦なのですから…🐎

数学や理科社会は高校の進度に合わせて問題ありません。慌てて先を見るよりも、しっかり理解をして土台固めをするほうが大事です。でも高校のペースに追いつくことはマストですが。

 

ただし英語は中高一貫の生徒に簡単に追いつき追い越せるチャンス科目です。ここは学校進度関係なく、早め早めに進めておくことをおススメします。

DUOもユメタンも、自主的にモリモリやりましょう。単語量で負けてはいけません。

 

あとは大学受験は「浪人」という選択もあるわけですから、ライフプランを今からじっくり考えると良いですよ。下手に自分の可能性を狭めないように、アンテナを広げましょう。

 

今回は以上です。

 

 

是非保護者の方に読んでいただきたいです。