漢字検定が終わりました
受検した生徒の皆さん、お疲れ様でした。
漢検は英検、数検とともに小・中・高校生にオススメする検定です。
漢検、英検、数検、機会があればドンドン受検してほしい(今年はコロナで一般会場受験が減ってしまいましたが)
漢字検定、マニアックな漢字大会なのかと思う人も多いのですが、
「語彙力」「読解スピード」がかなり求められ、どちらかというと「国語検定」に近いと思ってほしいです。
漢検で出題される読み書き問題、大半は一文の中から出題されます。
①友人と酒をくみ交わす
②椅子に座って足をくむ
③先方の意思をくみとる
それぞれ状況をイメージできないと書けなかったりしますし、漢字にもそれぞれ意味がありますよね…
4級からは「誤字訂正」というのもあります。
間違った漢字で書かれた時の違和感が大きく、本来の漢字を思い出せないってこともしばしば
④町の伝統文化を守る取り組みが、地域住民の思持を得て進められている。
⑤施設の利用許可を受けるため、提出書類に必要事項を記入して信請した。
ビミョーなところを変えてきますよね…
…実は④⑤は今年3月の北海道公立高校入試の問題だったりします
スマホ入力、予測変換のせいで「文字を書く」「熟語を覚える」習慣が薄れてきている中高生、
私たちが学生の頃に比べて漢字の書きとりは弱くなってきているのです。
「意思」と「意志」の違いを覚えるのに必死だったあの頃
東西南北を目指す生徒は漢検準2級くらいの語彙レベルが必要
これは以前も書いたことがあります。
手稲・新川レベルの高校を目指す人は漢検3級くらいの「語彙レベル」が必要だと思います。
「語彙レベルって」のは、漢字は書けなくても、意味くらいは理解しないと…って意味です。
語彙力がつくと読解スピードが上がり、数学の文章題や社会・理科の資料読み取りの時間短縮ができます。そうすれば、もう一歩先の問題も目指せられます。
北海道の公立入試は、試験時間のわりに問題数が多いですから、早く理解するということはとても重要なことなのです。
最近、紙の辞書どころか電子辞書も引けない(引く習慣がない)中学生高校生が多すぎて困る
まだ入試まで時間ありますから、もっと土台を固めましょうか
ちなみに漢検準2級あれば共通テストや北大理系レベルなら余裕です。
北大文系も漢検2級レベルの漢字(枚挙・混交・余儀・大雑把・成熟・階層・提唱…)です。高校生なら十分勉強すれば取得できるはず。
「書くこと」は勉強の基本です
それと最近の子どもたち、スマホやタブレットのせいか「文字を書く」絶対量が減っています。
テストで採点していても、筆圧が弱く「薄くて読めない」生徒もかなり増えてきています。
そして何より書くスピードが遅い…慣れていないんでしょうね。
沢山書くこと、速く書くことは、頭が良くなる最も大事な基礎なんじゃないかと思うのです
今回は以上です。
漢検の結果が楽しみですね。あ、僕は今回も2級を受けましたよ。
今日からは道コン、定期試験に目標をチェンジして再スタートです。