昨日チラっと書いたのですが、中学校の課題でYouTubeに乗せている先生もたくさんいます。
一応、生徒がもらった学校課題には目を通していますし、学校でアップしている動画は、当塾エリアの中学校以外も結構チェックしている私です。
ね、チェックしているでしょう(笑)
だって暇なんだもん。「ただよび」は毎日見ています^^
ただよびも代ゼミもチャンネル登録しています。ちなみに西野中もチャンネル登録していますが、限定公開なのでリストに動画は上がらないんですよね。
(北海道新聞社ホームページにリンクします)
慣れない作業に先生たちも大変かと思います。
よくコロナ禍で仕事が無くなったとか減ったとか、学校や塾の非常勤講師は暇になったとかニュースで流れてきますが、
常勤、正雇用の先生方はむしろ就業時間が増えていると思うんですよね。
そういえば昨日友人から先月の時間外労働が240時間だった地方公務員が身近にいるというLINEが流れてきました。公務員は部署によっては地獄ですよね。
医療関係の人も過労死ラインを余裕で超えていたりというニュースを見ると、本当に混乱状態なんだなあと実感します。
僕はというと、特に変わりはありません。
火曜日~土曜日の時間帯を変更して、塾の開校時間は週で4時間ほど短くなりましたが、
授業時間は増えましたし、Studyplusの管理で朝から動いているので、生活パターンはあまり変わっていません。
学習塾はどこも再開していますね。昨日の夜の宮の沢周辺の塾は大半が電気ついていました。
学校の先生はユーチューバーではない。
それで最近とっても気になって注目いること。
それは「視聴回数」
とある学校の動画。
課題が公開になって3~4日経つわけですが、
「20回視聴」「30回視聴」「50回視聴」
あれ?1学年は190人くらいいたはずでは…。
ただ正直、動画を見なくても教科書を見て写せば出来る課題ではあるのでアレかもしれないですが、
半分は、課題をまったくやらないか、直前になって慌ててやるのどちらかでしょうね。
ひょっとしたら動画を見なくてもサクサク課題は取り組める生徒もいるかもしれませんが、
学校の先生が上げている動画は絶対に見ておいた方がいいですよ。
もしかしたら予備校講師の動画よりもつまらないと感じるかもしれないけれども、絶対に見ておいたほうがいいです。
こういうこと書いたら突っかかる人が出てくるかもしれないけれども、「礼儀」の問題。
僕が学校の先生なら絶対泣きます。
だって学校の課題ですよ。
ユーチューバーじゃないんですから。
遊びで動画を投稿しているわけでもない、きちんと勉強してもらうための動画配信です。
そして「礼儀」以上に、動画の中には、休み明けテストの大事な大事なヒントが散りばめられている可能性もあります。
というか僕が学校の先生なら、授業動画内で
「ここは絶対に定期テストに出すから、みんな覚えておいて!」
って叫んで、配布プリントには1ミリも記載しない、という手法を取るでしょうね。
理科なら牧野富太郎みたいな人名とか、社会ならモザンビークの首都とか、ちょっとマニアックになりそうなところ(笑)
数学や英語も、動画限定の難問とかね。
公立の学校で格差が広がることで心配していること
いつも書いていますが、長期休みで「勉強する層」と「勉強しない層」に分かれることは心配です。
勉強するしないは別に良いんですが、
学校再開後に、そういう生徒を「放置」するわけにもいかないんですよ、特に公立の学校は。
ということは、勉強しない生徒に学校のペースを合わせることになってしまいます。
勉強しない生徒が多くなればなるほど、学校進度がどんどん遅くなってしまいます。
これが一番心配していることです。
一人ひとり細かく管理している私立中のようなところであれば、休み明けもそのまま先に進むかもしれませんが、
公立中はできない生徒を「捨てる」わけにはいきませんからね。
でも残念ながらこれで「学校間格差」が生まれてしまいます。
私立中は高校入試が基本的にはありませんが、附属中は普通に高校入試を戦うことを、札幌市立の中学校の皆さんはお忘れなきよう…特に上位高校志望者の皆さんね
ひょっとしたら私立中に通っている生徒保護者も「そのこと」を分かっていて、
今年から再来年くらいまでは、私立中に進学しても内部進学せずに、札幌南や札幌北に挑戦する生徒が増えてくるかもしれませんよ。
…という予想というか妄想
たかだかYouTubeの動画再生回数で気にしすぎることも無いと思いますが(笑)、
あと2週間で学校再開の予定である現状、再開後にどのように学校の授業が指導展開していくのかはとても注目しています。
今年は学校進度と塾進度が大きく乖離することは仕方がないコトですし、
塾に通って勉強する生徒は、どんどん先に進めていきましょうって思っています。
今回は以上です。
あ、もしかしたら、
今ユーチューバーになりたい子供たちが増えているから、
動画を上げてもすぐに視聴回数が増えると思ったら大間違いだよ
というメッセージを送っているのかも(大嘘)