昨日はミニ熟長会、ありがとうございました。赤ワインをこぼして帰宅後に怒られました。
明日が公立高校入試の合格発表ということで、やはり前日から落ち着かない私です。
開塾3年目…やはり特別な年ですね。
落ち着かなくなることは分かっていたので、
今日は朝から北大法学部に合格した卒業生と一緒に、裁判所に傍聴に行ってきました。
前回の続きになる裁判が本日だったはず…さて池田弁護士の活躍でも見に行きましょうか。
裁判所に到着。
・・・
あれ?無い。
(裁判所には「今日の裁判」的な掲示板があります)
手帳と池田君のFB記事などを見直して確認したのですが、やはり今日だよなあ。
そもそも民事裁判が圧倒的に少ない。
あ、そうかコロナか~
事前に聞いておけば良かったと反省そして生徒にごめんなさい
折角なので、同じ時刻で行っていた別の刑事事件を傍聴しました。
・・・
刑事事件もとても興味深いものでした
高齢者向けに警察官を装い、キャッシュカードを盗もうとした窃盗未遂の事件。
未遂で盗まれなかったから良いものの、うちの両親にも気を付けてもらわなければ。
怖い怖い。
事件自体はまあまあ~と言ってはいけませんが、よくある内容。
でも裁判中、被告人の犯罪に至った経緯や様々な事情がどんどん明らかになっていく。
驚く驚く。
検察官が真面目に
「被告人は○○と××から数回にわたってテレグラムでメールを受け取っていた」
○○と××(名前は自粛します)
とか言うものですから、危うく退廷させられるところでした。
他にも傍聴日記を書けるほど手帳にメモはしたのですが、これは今後授業のネタにします。
たった一つの行動でも、その行動に至るまでに
なぜその行動を起こしたのか、それは何故か、それは何故か…と検察側はどんどん深堀りしていく。
この事件を起こしたのは被告人だが、同じような事件は日本全国沢山ある。
被告人の心理や環境を明らかにすることで、今後同じような境遇の人間が同じような犯罪を起こさないようにするためなのかと、まさに「生きた教材」であると感じました。
検察官の印象に残ったセリフ
(犯罪だと分かっていたにもかかわらず)「行ってはダメだ」を、どうやって乗り越えたの?
裁判長の印象に残ったセリフ
(○月×日までに必要なお金を、その前日まで工面しようとしない→犯罪を犯す)
君はおしりに火がつかないと動けないのか?
前回の傍聴でも思いましたが、裁判は無料で学べるとても良い教材だと思います。
◆裁判傍聴を考えている中学生・高校生の方へ(pdfファイルです)
◆裁判を見るときの注意(札幌地方裁判所のホームページへリンクします)
コロナで全然人がいない今がチャンス(笑)
しかも手荷物検査もするので、とても治安が良い!
今回は以上です。
ちなみに明日と明後日の記事はもう出来上がっています
本日は早く寝ましょう!
追記、上の判決は来週25(水)のようです。
私は3年間の指導成果…大学、私立高校、そして明日の公立高校で最終日です。